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先日、「神の存在を証明できるか?(改)」にて質問した者です。大変参考になりました。

ところで、今回は上の質問への回答の中に「進化論」についての見解が多かったので、その点を改めて質問させていただきます。

つまり、進化論が正しいと言える根拠を挙げてそれを証明できる方がいらっしゃいましたら、ご回答願います。





ところで、上の質問の際、進化論は突然変異によって生じ得るという回答があったので、No.33で私はこう返答しました。以下にそれを抜粋します。

再度のご回答ありがとうございます。

なるほど、研究者の方なのですね。貴重なご意見に感謝します。ご指摘のスーパー男性などの事例は大変興味深いと思いました。確か、食用バナナの染色体は突然変異によって生じた三倍体となっていて種ができなくなったということを本で読んだことがあります。大抵、突然変異体は奇形であまり有用なものが生じないらしいのですが、この種なしの食用バナナの場合は(人間にとって)有用な結果を生み出した事例として挙げることができると思います。

しかし、スーパー人間にしても三倍体のバナナにしても、結局のところ種の範囲内で起きた変異に過ぎず、依然として種と種を隔てる壁を越えるというのは困難であると考えます。例えば、受精する際に、卵子のバリアを破るための「起爆剤」を精子が持っていて、それを使って精子は卵子の中に侵入できると文献で読みました。そして、その「起爆剤」というのは種によって異なっており、種の異なる精子と卵子では結びつかないようになっているとのことでした。これは一例に過ぎませんが、このように種と種を隔てる壁は極めて堅牢にできているように感じます。研究者の方であれば、もっと詳しい知識をお持ちのことでしょう。

そのような超えがたい種の壁を考慮した時、染色体の違う子を生み出すほどの突然変異が生じるという可能性があるとすれば、一体どのような理屈で生じ得るのか、その理論はどうなっているのでしょうか。多分、そのような事例は未だ報告されていないと思うので、せめてその理論が説明されてしかるべきだと考えます。ご研究なさったND5の変異は「染色体の数が違う子(つまり親とは異なる新生物)を産み出す」ほどの突然変異をもたらすことを本当に示していますか。

(以上、抜粋終わり)




具体的な私の疑問としては、「染色体の数が違う子(つまり親とは異なる新生物)を産み出すほどの突然変異」が本当に生じ得るのかということです。それを証明できる方はご回答お願いします。または、単に意見でも結構です。あるいは、逆に「種を隔てる壁を越えることはできない」ことを証明できる方はいませんか。合わせてご回答お願いします。

A 回答 (69件中51~60件)

kaitara1です。

遺伝子が変化すればあらゆる変異が可能ということにしておかないと議論がまとまらないと思います。大野さんの遺伝子重複仮説は、ほとんどが失敗である遺伝子の変化の中でまれにでも有益(というか、そのように変わっても別の生き方が保証される)という変化が拾われるあるいは掬われる可能性が高くなる前提(の一つに?)遺伝子の重複があるというものです。必要ないかもしれませんが、一つのたとえを作ります。今ある企業がそれなりの業績をあげて経営が安定しているとします。しかしこのままだと情勢が変化すれば一転して業績が悪化してしまうかもしれないとします。こういう場合、部門が重複できるほどの余裕がない場合、そのある部門の戦略を変えてしまうと、この戦略がうまく働かないと取り返しがつかないことになります。ところがこの企業の中に、ある部門が重複を許すほどの余裕があった場合には、その部門の半分だけを新しい戦略に投入します。このような場合ンでもうまくいく確率が増えるわけではありませんが、失敗したときに、従前の役割を受け持っていたもう半分の部門が支えてくれるので、新しい戦略の失敗が企業の存続を脅かすことがありません。また、逆に、この戦略がうまくいけば儲けものです。この用に同じ働きをもった遺伝が二つあった場合、その一つが変異して、良い場合だけを拾い上げることが可能となるということです。つまりこのような遺伝子重複をもっている遺伝子にとっては変異はこ子の生物にとって直接的リスクにならないということになります。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

しかし、その理論では種の壁を越えるほどの変化を説明できないように思います。飽くまでそのような変異後の遺伝子が温存されるということは種の枠内での出来事に過ぎないのでは? 

突然変異によって進化が生じたというのであれば、染色体の数が異なる新生物がいつかの時点で誕生したことになり、そのような劇的な変化(種の壁を越えるほどの)がどのようにして生じたのかが重要な点です。何世代にもわたる緩やかな変化ではそのような劇的な変化は期待できないと思います。

お礼日時:2012/07/18 09:09

No.6 & 11の者です。


「証明」の議論が気になりましたので再度書き込みさせて頂きます。
質問者の方は、「証明」という言葉を、「証拠を挙げる」という意味で使われていませんでしょうか?
私も他の回答者の方と同様、枠組み(フレーム)無限の自然科学の現象を証明することはできない(もしかすると証明ができないということを証明できるかもしれない)と思いますが、証拠を挙げることならいくらでも可能だと思います、

========
本来の私のNo.6 & 11の回答に戻って補足させて頂きますが、質問者の方が、
「「親とは違った新生物を産み出す」ほどの突然変異が一世代のうちに行なわれる」可能性を
肯定されるのか否定されるのかが気になりました。

質問文からは否定されているように感じるのですが、もしそうなら進化論もそれを否定していますので、それは進化論への反論では無いと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

では、初めにできた一種類の生物から、種の異なる、つまり染色体の数の異なる生物はどのようにして生じたのでしょうか。様々な種に分化したということは、いつかの時点で染色体の数が異なるほどの全く異なった新生物が誕生したということを意味しています。種の枠内でよく見られる突然変異では種の壁を越えるほどの突然変異を証明できないのでは?? 

お礼日時:2012/07/17 11:21

>数学の時にも学んだと思いますが、「証明」は実験だけによるとは限りません。


何度も書きますが、実験を重ねても証明になりません。
全ての事象について同じ結果となると確認できた時だけ証明となります。
数学は純粋な論理世界なので全ての事象を確認することができます(帰納法とか)

>例えば、「ピタゴラスの定理が正しいことを証明せよ」とか。
これこそ、数式においてどんな数字を組み合わせても同じ解になることが確認できています。

>とにかく、それが真実であるということを納得のいく仕方で論理的に説明すればよいのです。
>科学者の言うことをただ鵜呑みするのではなく、その真実性を確認することを怠るべきではないと思います。
この二文が私には矛盾にしか読めません。
結局のところ貴方が正しいと思えば正しくて疑問があれば間違っていると言いたいんでしょ。
そのさじ加減をあなたが決めて他人を批判してるんだから困ったものです。
貴方が納得することと、証明が成立したとは全く違う話ですよ。

>有名なものにルイ・パスツールによる実験があります。彼はそれによって生命は生命からのみ生まれるということを証明しました。
これは証明ではありません。ほとんどの場合において瓶の中の条件下では微生物が発生しないと確認しただけです。
証明したければすべての原子を、全ての組み合わせて、更に全てのエネルギーレベルを与える無限の作業を行った上でも生命が発生しないことを確認すべきでしょう。
当然、できるわけがないので自然科学では証明ができないのです。

>飛行機が飛ぶためには飛行力学によって綿密に計算・設計されている必要があります。
航空力学は渦理論を根底になりったっていますが、渦理論には小さな矛盾があることがわかっています。
なぜ貴方は科学者の言うことをただ鵜呑みにして、その真実性を確認することを怠るのでしょうか?

やわらかめの本ですがこれでも読んだらどうでしょう
http://www.amazon.co.jp/99%E3%83%BB9-%E3%81%AF%E …

推敲をしていないので乱文ご容赦
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>結局のところ貴方が正しいと思えば正しくて疑問があれば間違っていると言いたいんでしょ。そのさじ加減をあなたが決めて他人を批判してるんだから困ったものです。貴方が納得することと、証明が成立したとは全く違う話ですよ。

それはtestman199さん自身にも言えることです。

問題は、疑問を抱くかどうかというよりも、その「理由」や「根拠」です。それによってその疑問が正当なものかどうかが判断できるでしょう。私はそのような理由や根拠を具体的に示して進化論に対する疑問を提示しました。

それに対して、異議があれば、これまたしっかりとした理由や根拠を挙げて反証すれば十分なのではないでしょうか? testman199さんの上の見解は、私の疑問点(理論)に対する反論ではなく、単なる私に対する個人攻撃とも取れるものとなっており、完全に論点をずらしてしまっています。それは私の疑問点に答えることができないから??

「証明したければすべての原子を、全ての組み合わせて、更に全てのエネルギーレベルを与える無限の作業を行った上でも生命が発生しないことを確認すべきでしょう」など、あまりにも極端な見解は、ただ単に私に反対するがための理屈のように感じます。

ルイ・パスツールの実験とピタゴラスの定理を挙げたことについては、No.16のお礼をご覧ください。

それにしても、飛行機は本当に綿密な計算・設計もなしに飛ぶのですか? 飛行機メーカーの人が聞いたら何と言うでしょうか? 「結局のところ貴方が正しいと思えば正しくて疑問があれば間違っている」ということにはなりませんか?

もう一言。とても厳しい反論だとお思いになったかと思います。しかし、他の人と論議を交わす時、自分ではそれまで考えもしなかったような事柄を他の人が考えていることを発見したりするものです。それで、健全な討論により実りある成果を得るには、理性を正常に保つことが求められます。私の反論が幾分礼を欠いた部分があり、それを不快に思ったのでしたら、どうぞお許しください。しかし、それは根拠や理由を挙げてはっきりと自分の見解を示したに過ぎず、別にtestman199さんを個人的に憎んで言ったことではありません。どうして対面したことのない人を憎んだりするでしょうか。ですから、感情に流されることなく、理性を保って討論に臨むなら、何がしか得るものがあるでしょう。そうできないなら、ただ後に嫌な感情やしこりが残るだけです。

お礼日時:2012/07/17 11:11

>>ルイ・パスツールによる実験があります。

彼はそれによって生命は生命からのみ生まれるということを証明しました。
してません。ルイ・パスツールの実験ではこれは証明できません。
貴方はこの一文で「自分は科学のど素人です!」と声高々に宣言しているのと同じですが気づいていますか?
もし、パスツールの実験で生命は生命からのみ生まれるということを証明してみせたというのなら、補足欄にでもご説明ください。
もしできたら貴方はノーベル賞だってとれるくらいの天才です。



>>「ピタゴラスの定理が正しいことを証明せよ」
これはできます。ピタゴラスの定理は数学です。数学は人間の思考上の理想世界の問題なので、可能です。でも生物学は理想世界の問題ではありません。両者の証明をごっちゃにしてませんか?
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

ルイ・パスツールの実験の例を挙げたのは、「自然科学に証明はありません」という回答者さんの見解に対してでした。つまり、実際に実験などによって「証明」されることにより科学的な理論は確立されるということを示したものでした。「突然変異による進化」とは直接関係はなかったのですが。しかし、実際、パスツールは自分の仮説をその実験によって証明しませんでしたか?

ピタゴラスの定理を例として挙げたのは、証明は実験だけによるのではないということを示したに過ぎません。それはたとえ数学でなくても「証明」が求められる場面はいろいろあります。例えば、事件の被疑者が実際の犯人なのかどうかを現場の状況や遺留品、関係者の証言などによって「証明」しなければなりません。それは「人間の思考上の理想世界の問題」ではなく、現実世界の問題なのです。

それで、進化論についても、未だ証明(論証という方が分かりやすい?)がなされていないのであれば、単なる仮説に過ぎず、それがあたかも真実であるかのように語るには不十分であるということです。

お礼日時:2012/07/17 10:39

No.10です。



お礼欄より引用
>お勧めのサイトの理論のどの部分が今回の私の疑問に答えていたかさらに具体的に教えていただけませんか? 一応読んだのですが。


件のリンク先のブログの記事は3つの記事に連続して書かれておりますが、その3までお読みになられましたでしょうか?
念のため各記事へのリンクを張りますね。

「染色体数の変化と交配の障壁」
http://twigsoflife.blog17.fc2.com/blog-entry-2.h …
「染色体数の変化と交配の障壁2」
http://twigsoflife.blog17.fc2.com/blog-entry-4.h …
「染色体数の変化と交配の障壁3」
http://twigsoflife.blog17.fc2.com/blog-entry-5.h …


当初のご質問
> 「染色体の数が違う子(つまり親とは異なる新生物)を産み出すほどの突然変異」が本当に生じ得るのかということです。
> それを証明できる方はご回答お願いします。または、単に意見でも結構です。


具体的には、特に3つめの記事を良くお読みいただければよろしいかと。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お調べいただいてありがとうございます。これは、No.3の回答者さんと大体同じ見解ですね。

しかし、まず最初にできた生物(一種類)から突然変異によって進化するためには、「異種交配」という方法以外の方法が示されなければ意味がありません。そもそもどのようにそのような異なる種が存在するのなったのかを証明するためのものですから。

はい、意見でも結構です。他の回答者さんたちもそうですが、このようなテーマについてまじめに考えるだけでも賞賛に値すると私は評価しています。

お礼日時:2012/07/17 10:19

ちょっと気になる発言があったのでもう一回。



>なるほど、しかし、「証明」を怠ることこそ「思考の放棄」だと私は考えます。

逆です。証明できないがゆえに思考の放棄をしないようになっています。むしろ『証明』してしまえばそれ以上考えなくなるから思考の放棄につながります。
どんな結論や理論であっても真理とは認めないからこそ追求は続くのです。実際、教科書に何十年も常識として載っている内容に対してそれを否定や修正する論文は多数出ています。
科学者たちは常に疑っているんですよ。
科学者は誰も進化論が絶対の真理だなんて認めていません。それでも現状では進化論を決定的に覆すデータを誰も発見できていないこと、進化論を肯定するデータが多数発見されていることから『進化論は今のところ最も合理的である』と考えられているのです。
進化論を証明するということは進化論は絶対的に正しいと決めつけてしまうことになり、まさしく思考の放棄です。




>さらに、「一番可能性の高そうなものを探ってゆくしかないはず・・・」とのこと。「今一番有力な見解だからそれに従っていればよい」という考え方は歴史上多くの人が陥ってきた間違いです。

これはわざと誤読したのでしょうか?
「一番可能性の高そうなものを探ってゆくしかないはず・・・」というのは実験や観測をして、データを集めて、議論や考察をして、『絶対正しいとは言えないが、現状のデータから一番正しい可能性の高そうな推論を導き出す』ということです。
盲目的に権威に従っとけ、というわけではありません。
現実的には労力の都合で全てのデータを自分個人で出すことは不可能ですので他人の論文を引用します。
でもそれは盲目的に従っているのではなく自分で論文を読んで『この論文は論理的に書かれていて実験方法も適切だから多分信頼できるだろう』となるべく客観的に判断した上で引用するのです。

どうも質問者様は進化論が肯定されているのはみんなが権威に盲目的に従っているからだ、と誤解されているように思いました。
実際、科学に疎い人たちは「学校で習ったから進化論は正しい」と思っている人も多いかとは思います。
でも研究に携わる学者たちはそうではないということを主張しておきます。
そもそも進化論自体はもともと異端で数々の否定派や別の原理の進化論派の学者たちとの議論の中で成立したものですし、現代においても修正は繰り返されているのですから。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

前半の見解は歴史上の事実に反していると思います。人間は特にニュートン以降、様々な法則や理論を発見し、その正しさを「証明」し、そして確立してきました。そして、そのような新しい法則や理論を土台にしてさら広い領域へと理解を深めることができるようになったのです。ですから、たとえ進化論の正しさやあるいは間違いが決定的に「証明」されたとしても、それによって人間の思考が停止することはないでしょう。むしろ、その「証明」を足がかりに人類はさらに高い領域での思考が可能になるのです。

さらに、後半の見解についてですが、叱責ともとれるご見解です。しかし、そのように言われるのであれば、まず私の示した疑問点に対して的確な答えを提示するだけで十分なはずです。私がraiden787さんの示した回答に異議を唱えたからですか。では、その異議にもきちんと答えればよいのではいでしょうか。なぜそうせずに、あたかも私が現段階での最有力と思われる理論に疑問を持つことを叱責するのですか? 

お礼日時:2012/07/17 10:10

>しかし、「親とは違った新生物を産み出す」ほどの突然変異があったとすれば、それは一世代のうちに行なわれるはずであり(それを「産む」という行為に依存している以上そうなる)、時間をかけて緩やかに変化したというのは飽くまでその種の範囲内での変化(土地の環境への適応や、近親交配が続いた結果で)に過ぎないのでは?



なぜそのように強く思いこまれているのでしょうか?
質問者さまは権威のある考えに盲目的に従うことはいけない、と言いながらご自分のこの考えに強く固執されております。
何か科学的な根拠があるのでしょうか?
私はこの考えは(私自身の生物学的な知識からすると)間違いであるように思います。もちろん私が正しいという決まりはありません。この考えが正しいという根拠があるならそれは非常に興味がありますし、それが正しいと思えば私は自説を破棄する用意があります。是非、根拠をお聞かせ願いたいところです。



>時間をかけて緩やかに変化したというのは飽くまでその種の範囲内での変化(土地の環境への適応や、近親交配が続いた結果で)に過ぎないのでは?

その通りです。逆に言えば現代の進化論の考えでは地球上のあらゆる生物は1つの種からその種の範囲内で変化した結果、一見全く別の生き物としか思えないように分岐したのです。なぜなら細胞レベルで見れば現状発見されているあらゆる生き物は細菌だろうと植物だろうと人間だろうと全く共通するシステムによって成り立っているのです。
私は動物の臓器に存在する細菌を攻撃するタンパクについて勉強しておりましたが、面白いことに、このタンパクは虫だろうと魚だろうと人間だろうとほぼ同じタンパクなのです。若干形は違いますが誤差の範囲です。
細胞レベルで見れば遺伝のシステムも全く同じ、必要とする栄養も細胞レベルでは同じ、構成物質も同じです。
それなら果たして人間と犬でもなんでもいいですが、何が違うのか?
根本的に、別種、とはどういうものなのか、改めて考えてみてはいかがでしょうか。

質問者様は別種とは根本的に全く別の生き物と思われているようですが、そんなに厳密なものではないのです。
現代の進化論や遺伝学を考慮するとグラデーションのように少しずつ変化していってもいつかは交雑不可能な別種になるということは十分ありえると思います。その根拠については前に答えました。染色体レベルでも遺伝子は変化することは実証されていることと、異種でも不完全な交配が可能な程度に染色体や形質が類似した種がいることです。
ウマとロバは交配可能ですが、その交配は極めて不完全で、子供はかならず不妊になります。その一方でサラブレッドとポニーは交配可能でその子供も問題なく繁殖できます。
正常な交配でもなく、交配不可能でもない、この不完全な交配こそがグラデーション的な変化の経過途中を示しているという風に私は思います。


無論、“証明”は不可能です。
これを覆す観測結果がいつか出てくるかもしれません。であればその時は考えを改めます。あくまで、現状の生物学の知識であればそうなると考えられる、というだけです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>なぜそのように強く思いこまれているのでしょうか?

種が違うということは、つまり染色体の数が違うということであり、仮に種が分化したというのなら、それはいつかの時点で染色体の数の違う生物が生じたことを意味しています。「すでに生まれている生物の体中の染色体の数が変化した」ということは困難だと思うので、多分、「染色体の数の違う子を産んだ」という仕方で生じたということを想定しているのだろうと私は考えました。そうであれば、そのような変化は(子を産むという行為に依存している以上)一世代のうちになされなければなりません。その他に、進化論の学者は「突然変異による進化」について具体的にどのような状況を想定しているのでしょうか?

>私はこの考えは(私自身の生物学的な知識からすると)間違いであるように思います。

一応、上で私がこのように考えた理由を述べましたので、今度は逆に、raiden787さんがそのように考えた根拠を挙げるよう求めます。

>質問者様は別種とは根本的に全く別の生き物と思われているようですが、そんなに厳密なものではないのです

それは設計図として用いられているDNA(によるシステム)や材料であるたんぱく質が同じであるという意味なのだと思います。

しかし、材料(たんぱく質)が同じでも、種が違うということは、設計が全く異なっていることを意味しているのではないでしょうか。例えば、同じ材料であるプラスチックから様々な製品ができるでしょう。プラスチック製の食器をプラスチック製の消しゴムを作っている製造ラインで作ることができるでしょうか。つまり、材料が同じでも全く異なる製品ができるということです。

それと同じように、例えば、翼を持ち、空を飛ぶことのできる鳥と、水の中で生活できる魚とでは明らかに設計が異なっています。確かに同じDNAのシステム、同じたんぱく質という材料でできているかもしれませんが、それよりも重要なのは、そのような全く異なった設計がどのようになされたのかということではないでしょうか。

>その根拠については前に答えました。染色体レベルでも遺伝子は変化することは実証されていることと、異種でも不完全な交配が可能な程度に染色体や形質が類似した種がいることです。

以前にも述べましたが、まず最初にできた生物(一種類)から突然変異によって進化するためには、「異種交配」という方法以外の方法が示されなければ意味がありません。そもそもどのようにそのような異なる種が存在するのなったのかを証明するためのものですから。

お礼日時:2012/07/17 09:52

kaitara1ですが、自分なりに理解した要点を書いてみます。

要するにたがいに同一の二つの遺伝子がそ縄ていれば、一つの遺伝子に変化(変異)が生じてもも。それまでの遺伝子の働きは変化しなったほうの遺伝子によって遂行されます。その遺伝子の変化が有害だったとしても変化しなかったほうの働きによって補われます。またその変化が(確率は非常に低いはずですが)何か有益な結果をもたらしたならばこの変化した遺伝子を温存すれば進化できるというものです。つまりリスクを二分しているということになると思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

ご解説ありがとうございます。しかし、その理論によって、主の壁を越えるほどの、つまり「染色体の数が異なる子を生み出すほどの突然変異」が生じ得ることをどのように証明していますか。

種の枠内であれば、突然変異はよくあることであり、また突然変異でなくても環境への対応や親近後輩の繰り返しによる変形もあります。それでも、それらは種の枠内で生じることであり、例えば、犬がたとえ様々な種類に変形したとしてもやはりそれは犬であり、他の生物にはなりません。

お礼日時:2012/07/17 09:32

No.6です。

お礼欄を拝読して、進化論に誤解があるように思いましたのでお答えします。

進化論では、親とは違った生物を直接生み出す事を想定しません。

もし質問者の方が、親とは違った生物が直接生まれるとお考えなら、それは少なくともダーウインの進化論ではありません。
繰り返しになりますが、進化論には「自然淘汰」が必須です。突然変異で説明しようとするのは進化論ではありません。
進化論が想定するのは、あまり気づかれない程度の、少しだけその環境に有利なだけの、僅かな突然変異です。進化論では(少なくとも主流の進化論では)、進化は連続的な変化だと想定します。そうでないと進化論の考え方は役に立ちません。大きな変化を起こしたひとつの固体が同じ環境で生き残る可能性は非常に低いので、そのような固体が新たな種を作ることは無いと思います。
もし仮に環境が変化しないのなら進化の連続的な変化が何処かで収束する可能性もあるかもしれません。ですが環境が変化する以上、連続的な変化が止まる理由はありません。ある環境で行き着く所まで進化が進んだとしても、環境が変わればまた別の進化が始まります。ここで言う「環境」には、その生物にとっての捕食者や餌生物も含まれます。最も急激に進化が進む場合というのは、「大きな突然変異」ではなくて、捕食者と被捕食者との「軍拡競争」です。お互いが相手の環境となって相乗効果で加速的に進化が進むからです。ミッシングリングの化石が残っていないのは、進化が不連続だからではなく、化石が断片的で化石として残らない場合が圧倒的に多いからです。

この辺りに関して詳細な証拠が必要でしたら、No.6でご紹介させて頂いた「盲目の時計職人」をお勧めします。

この回答への補足

申し訳ありません。後半の見解は他の回答者さんへのものでした。前半の部分がel156さんへのお礼です。

補足日時:2012/07/17 09:40
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

「連続的で僅かな突然変異」によって、どのように染色体の数が違うほどの生物が生じ得るのでしょうか?

その程度の突然変異は種の枠内であればよく起きていることです。しかし、それによって種の壁を越えるほどの、つまり「染色体の数が違う新生物が生じ得る」という理論の裏付けには不十分ではないでしょうか?

さらに、「質問者様は別種とは根本的に全く別の生き物と思われているようですが、そんなに厳密なものではないのです」とのことでしたが、それは設計図として用いられているDNA(によるシステム)や材料であるたんぱく質が同じであるという意味なのだと思います。

しかし、材料(たんぱく質)が同じでも、種が違うということは、設計が全く異なっていることを意味しているのではないでしょうか。例えば、同じ材料であるプラスチックから様々な製品ができるでしょう。プラスチック製の食器をプラスチック製の消しゴムを作っている製造ラインで作ることができるでしょうか。つまり、材料が同じでも全く異なる製品ができるということです。

それと同じように、例えば、翼を持ち、空を飛ぶことのできる鳥と、水の中で生活できる魚とでは明らかに設計が異なっています。確かに同じDNAのシステム、同じたんぱく質という材料でできているかもしれませんが、それよりも重要なのは、そのような全く異なった設計がどのようになされたのかということではないでしょうか。

お礼日時:2012/07/17 09:24

私は議論に加われるほどの知識がありませんが、興味がありましたので「染色体数 変化」で検索したところ


以下のブログを見つけました。

「染色体数の変化と交配の障壁」
http://twigsoflife.blog17.fc2.com/blog-entry-2.h …

この場での議論も有用と思いますが、ご自身で探してみるのも解決に近づく一つの手段ではないかと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お勧めのサイトの理論のどの部分が今回の私の疑問に答えていたかさらに具体的に教えていただけませんか? 一応読んだのですが。

お礼日時:2012/07/16 18:46

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