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ラテン語で「非ナントカ(名詞)」即ち「ナントカでない物」はどう言うのでしょうか。

A 回答 (2件)

>「自己のではない原因(causa non sui)」とは、どういう意味か分かりませんので、詳しくお教え頂けますでしょうか。



結局のところ普通の原因ということになると思います。スピノザの考えではこれ以上追求できない究極の原因を causa sui (cause of itself / cause de soi-même それ自身の原因、原因が原因それ自体の原因でこれ以上さかのぼれない)と呼んでいるようなので、万物に原因があるとするなら causa sui 以外の causa は「それ以外の原因(もう一つの質問で回答者の方が causa alterius = cause of other としているもの)」となります。この場合 non sui = alterius となります。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%81% …
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この回答へのお礼

またまた御丁寧に御回答下さり、誠に有難う御座いました。良く分かりました。

お礼日時:2012/07/15 10:16

一つの名詞であれば接頭辞の non- を付けることができます。



non + nemo = nonnemo nobody でないもの= a certain person
non + nihil = nonnihil nothing でないもの= something, ある程度(のもの)

古典期には non- 付きで常用されるのは代名詞以外にはほとんどなく、近代に作られたもの(non + sensus → nonsense / Nonsens:nonsensus というラテン語形は少なくとも古典期にはない)やあったとしても一時的な語(nonse word)です。

non は何でも打ち消すことができるので接頭辞ではなく前に置けば「~(で)ない」となります。

non amare (人を)愛せないこと
non causa 原因・理由ではない(主語や補語になったり、格変化して目的語になったり)

もう一つの質問にある「非自己原因」は noncausa sui または non causa sui とすれば「自己原因ではないもの not cause or no cause of itself」causa non sui は「自己のではない原因 cause not of itself」と解釈できます。

この回答への補足

「自己のではない原因(causa non sui)」とは、どういう意味か分かりませんので、詳しくお教え頂けますでしょうか。

補足日時:2012/07/14 21:21
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この回答へのお礼

懇切ご丁寧なご回答を誠に有難う御座いました。

お礼日時:2012/08/29 14:38

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