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前回どなたからも回答がなかったので、再度質問いたします。

音楽には明示性はあっても開示性がないと言われます。
自分がすでに知っている、あるいは明らかなものについては耳に入るけれども、知らないもの、分からないものは聞くことが出来ない、と受け取っていいのでしょうか?
とすると、いま自分が持ちあわせている力量を超えて音楽を聴くことはできないということなのでしょうか?

そうであるとするなら、言葉をともなう声楽はどのような位置を占めるのでしょうか?

この質問は一週間閉じないつもりです。どうかそのあいだに識者のご回答をいただけたらと思っています。

A 回答 (17件中11~17件)

識者ではないですが回答します。



音楽も言葉のうちに入ると僕は思います。
音楽も言葉もコミュニケーションのツール、何かを伝えるための手段だと思います。
そういう意味においては音楽と言葉、声楽には大きな差はないように思います。

だから自分がわからないものは聞き取れない(伝わらない)というは正しいと思います。

それから開示性と明示性の違いがよくわかりません、教えてください。
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この回答へのお礼

「識者」と書いたのは前にどなたにも回答いただけなかったからです。だれかひとりでも、という気持ちでした。ところが今度はその逆でびっくりしています。
率直なご意見、ありがとうございます。
教えてほしいということですが、教えていただきたいのはこちらの方でして・・・。
「愛」というものがあるとします。ところがこれは人によっても年齢によっても微妙に質が異なるものだと思われます(優劣を論じているのではありませんよ)。いま自分が持ちあわせている愛の質が音楽によって触発され明らかになる、これが明示性。
けれども、音楽は言葉のように、聞いて教え諭され学ぶということはできないから、いま自分の中にないものは聴き取ることはできない(開示性の問題)
以上のように解釈したのですが、これがすでに妥当かどうかは分かりません。

お礼日時:2004/01/31 12:10

あなたの意見はあまりにも記号論的だと思います。



ジョンケージは、音楽を完了した終止形ではなく、たえず聞くたびに生成するものだと言いました。

いかなる道筋によっても解釈しきれず、そうした解釈をはねつけず動いていく世界、いかなる解釈のもとに包括することもできず、そこからはみ出して変貌していきます。音楽はそんなものです。

自分の身体の態度の変更をすると、聞こえない音まで、聞こえてくる。

身体の構造は、リゾーム的で、脳の構造はツリー状に組織されているから、そんなに単純化しないほうがいいです。
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この回答へのお礼

少なくとも質問の中ではわたしは意見を述べるというよりも問いかけをしているつもりです。また、音楽に限らず人を感動させるものは終止形でも完了形でもなく、現に生成継承されつつあるものでしょう。
ジョン・ケージが何を啓示したか知りませんが、彼が言ったことでなく、彼が作った音楽を聴いて、それがあなたがすでに持ちあわせていたあるものを明らかにしたのか、まったく新しい何かをもたらしたのか、それを検証し、できればわたしに教えてほしいのです。

お礼日時:2004/01/31 11:39

こんにちは。



言葉に開示性があるとされるのは、一つ一つの発音がメッセージとなり心理に語りかける事が出来るからで、それが自分の記憶と重なる事によって明示、開示という言葉で表現できるものなのかもしれない。

とすると、音というメッセージは肉体に語りかけるもので、それを心理と重ね合わせる事が出来ないのではないか。ムズムズするリズムとかありますよね?母親の鼓動を聞くと落ち着いたり、ダンスミュージックに足がリズムとってしまう、みたいな。だからもしかして自分が感銘を受けた、と感じてなくても肉体は開示を受けてるかもしれないですよ。

ご参考いただければ幸いです。
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この回答へのお礼

そうですねえ、母の胎内で最も安らげるリズムを聞いていたのですね。すっかり忘れていました(笑)。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2004/01/31 11:25

こんばんは。


幼い頃オペラのアリアなどを学校で聞かされた時、退屈なだけで全然おもしろくありませんでした。何歌ってるのか意味わかんないし。

アリアを聞いて身が震えるほど感動したのは社会人になってそれなりに人生の経験を積み始めたころです。世の中にこんなに美しい音楽があったのかとなぜ今まで私はこの素晴らしさに気が付かなかったのかと。
でもそのころは能楽の良さはまだやはり解りませんでした。

今40代になり能楽をじっくり聞きオペラを見て涙する私がいます。それがzaphyrusさんの言う「力量」が人生の経験を経て私に備わりつつあることだと考えています。子供の頃にはその力量が私にはなかったのだと。聴く力がないからかえって言葉の意味にこだわって「わかんない」と決め付けたのだと。

今は違います。私は能にしてもアリアにしても言葉の意味を捉えて感動しているのではありません。メロディーそのもの、演者の発声そのものに感動しています。音楽を楽しむのに言葉を理解する力量は必要ないのだと思いました。

年を取るのも悪くない、と思うことのひとつです。
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この回答へのお礼

心なごむお話ですね。ありがとうございます。
わたしなども「ドン・ジョヴァンニ」など比較的よく知っているつもりでも、考えてみると物語の筋であったり、モーツァルトの巧みな音楽による登場人物の思惑や性格や心理状態であったりで、言葉のひとつひとつではないですね。(また、日本の音楽のよさも回答者様と一緒で、だんだんよくなってきました。さすがに能まではまだ行けませんが。唐突ですが、武満徹はよく分からないけれども、非常によく分かる(笑))

けれども、言葉が理解できれば別の次元が開けるのではないかという思いもぬぐいきれません。ここのところ、いかがでしょうか。

「演者の発声そのものに感動」とは光る言葉ですね。なるほどそのとおりです。もはや言葉の意味などいらぬ、とも言えそうです。

お礼日時:2004/01/30 22:57

>知らないもの、分からないものは聞くことが出来ない、と受け取っていいのでしょうか?



基本的はそうだと思いますが、知るという経験が
なくても理論的に音楽を理解した上で、
さらにそれを実体験として音楽と認識できると
思います。

 音楽の三要素、音階、和声、リズムが無ければ
基本的には人間はそれを音楽とは認識しないのが
普通ですが、それをくずした前衛音楽という
ものが考えられるということを理屈の上で知って
いれば、前衛音楽のめちゃくちゃな演奏のような部分から
ハーモニーを感じとることができると思います。


>言葉をともなう声楽はどのような位置を占めるのでしょうか?


 声楽は和音、つまり他の音との調和の
理論のはずでしたが、ラップが生まれてから
状況が変わってしまったと思います。
 ラップ音楽の歌は、リズムと音階の
中間にあるという、これまで無かった
形式だと思います。
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この回答へのお礼

言葉尻をとらえるようで申し訳ないのですが、「実体験として音楽(と)認識できる」か、というよりも 「実体験として音楽(を)認識できる」かどうかが知りたかったのですが、どうでしょうか。
ラップには、なるほどです。蒙を啓かれました。
ご回答いただき、ありがとうございます。

お礼日時:2004/01/30 22:29

こんにちは。


それってちょっと変だと思います。
楽器や歌などをやる人が、他の演奏や録音を聞いて自分の腕を上げてゆきますよね。
他の人の演奏を聞くのは上達の為の必修課程みたいなものです。
経験、教わった事のどちらにも矛盾しますが。。。?
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この回答へのお礼

う~ん、技術的な問題ならそのとおりだと思います。今回、ちょっと違った方向で質問をしています。
でも、率直なご意見、ありがとうございました。

お礼日時:2004/01/30 22:15

なにやら面白そうな質問なので可能であれば自分の意見を言いたいのですが・・・私の頭が悪いのでしょうか?いまひとつ意味が分かりにくいです。


特に、>そうであるとするなら、言葉をともなう声楽はどのような位置を占めるのでしょうか?
の部分が前文に対してどうも(私の頭の中では)咬み合っていないように思えるので。

もう少し別な表現が可能ならばお願いします。
それでも理解出来ない場合は私は降参いたします。

この回答への補足

早速のレス、ありがとうございます。
言葉は明示性も開示性もともにあるから、明示性しか持たない音楽に開示性をもたらすのではないか、と考えてみたのです。(今気づきましたが、私は音楽を器楽曲と限定していました)領域の違うことばと器楽というものが、あい補強しあうことによって、音楽はどのように遠くまで行くことができるのだろうか、なんてことを想像しているみたいです。
なんだかとってもむつかしそうですが、なんのことはない、わたしはなんにも分からんのです。だからこそ質問差し上げているわけですけれども。

補足日時:2004/01/30 20:46
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この回答へのお礼

どうか、簡単に降参しないでくださいね。
よろしくお願いします。

お礼日時:2004/01/30 21:06

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