
A 回答 (4件)
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No.3
- 回答日時:
EleMechさんが丁寧な回答をしていますが、電圧降下について補足します。
使用導体がケーブルで、電路が長い場合の電圧降下は、簡略式ではなく、基本式を使うと実情に合うとされています。
基本式はEleMechさん提供の資料p.260に、ケーブルの抵抗、リアクタンスはp.266に出ています。
cosθ=0.7ではsinθ=√(1-0.7^2)=0.71なので
電圧降下eは
e=√3×620×100×(0.7×0.0764+0.71×0.0816)×10^(-3)=11.96V・・・2.7%
となります。
また、電動機起動時の電圧降下は、日本電線工業会の資料によると
起動電流は定格電流の6倍、起動時の力率が不明の場合はcos=0.4とする、としていて
これで計算すると、電圧降下は約67.9Vになります。
なお、電圧降下の簡略式と基本式で差が出る理由は下記によります。(メーカー資料より)
(1)簡略式は導体抵抗20℃の直流抵抗を使用している。
(2)基本式は90℃の交流抵抗を使用し、リアクタンスと力率を含めたインピーダンスを使用している。
(3)簡略式は、負荷力率を無視しているため、cos=1の値となり、現実と合わない。
以上、参考までに。
No.2
- 回答日時:
調べてみましたが、大手メーカーでは330kWのものは見つける事ができませんでした。
315、355kWのものがありましたので、そちらを参考にしてお答えいたします。
上記のものの力率は、約0.7でした。
その為、設備容量は、
S = P / cosθ
= 330 ・ 10^3 / 0.7
= 471.4 ・ 10^3
= 472 (kW)
と仮定いたします。
定格電流は、
I = S / (√3 ・ V)
= 472 ・ 10^3 / (√3 ・ 440)
= 619.3
= 620 (A)
藤倉電線ではCVT325sqの許容電流が670Aなので、これが使用できると一旦仮定します。
電圧降下も考慮しなければならないので、このケーブルを100mとした電圧降下は、
Vr = 30.8 ・ L ・ I / (1000 ・ A)
= 30.8 ・ 100 ・ 620 / (1000 ・ 325)
= 5.9 (V)
内線規程では、高圧受電の電圧降下は定格電圧の5%以内となっているので、使用可となります。
ただ、ケーブル敷設方法によっては許容電流が変わってきますので、下記ページをご覧ください。
http://www.fujikura-dia.co.jp/pdf/256-274.pdf
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