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金魚の「地金」ですが、調色の為に稚魚の段階で鱗を剥がすと言いますが、まだ赤くない鱗をどうやって見分けて剥がすのでしょうか?まさか全部剥がすわけでは・・・

A 回答 (2件)

 これは生後20日~50日までに行わいと駄目ですし、親になってからは色素が出ていますから酢酸では対応はできません。

梅酒や梅酢では濃度が低いので色素は落ちませんし、状態に因っては皮膚に障害がでますから純度が高い酢酸でないと効果はありません。

 私(飼育歴75年)や息子(飼育歴40年)は祖父等から教わり、行っていますから問題はありません。素人が行う場合にはロクリンの飼育経験者の教育指導で行わない限り、下手に行うと個体を処刑する事になりますから危険ですし、勧められません。この施術も完璧な訳ではありませんから失敗も多く見受けられますし、色が出る時に思った色が出ない場合が多いのでギャンブルと同じです。

 ロクリンの模様は箆で行う場合では良く消毒した状態の物でないと個体を傷付けますし、それが原因となって皮膚病になりますから危険です。又、天然記念物に指定されている個体やそれに準じる個体は青水での飼育との兼ね合いで模様を醸し出しますし、これらが整わないとできません。

 
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この回答へのお礼

やはり素人の自分では難しいということですね。
もし欲しければそれなりの金額を払って購入するしかなさそうです。
勉強になりました。有難うございました。

お礼日時:2012/09/15 23:29

 ナンキン、ロクリン等の飼育経験者ですので回答をします。



 金魚の鱗は下層に成長後の褪色時の色素を持ち合わせていますので、これを稚魚の段階で色素を剥ぎ取ります。

 飼育をする人に依っては酢酸等で色素を抑える方や箆を改造したもので剥ぐ方もいますので、様々です。私の場合は麻酔を掛けてから箆で傷を極力付けない方法で行いましたが、父や祖父は当時サーダーの工場(協力工場としてリボンシトロン、三ツ矢サイダー等を加工して納品)を営んでいましたので炭酸に酢酸を混ぜたものを塗布し、色素を浮かび上がらない方法で行っていました。

 口元、尾鰭、頭部の一部以外はこれらで脱色し、あのロクリン模様を醸し出します。これは愛知県、岐阜県では孔雀と呼んでおり、天然記念物の扱いを受けております。鱗を剥がずに成長をさせてしまうと紅孔雀と呼んで下劣な扱いを受けますし、モザイク柄のオーロラ以外では評価はされませんし、飼育者は晒し者になります。

 ナンキンの場合は島根県、鳥取県では評価が異なり、ロクリンと同じ模様は島根県産の個体で出雲、石見と呼ばれる個体に行いますが、鳥取県産の個体の伯耆、因幡は鹿の子模様を主として重んじますから趣は異なります。
 
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この回答へのお礼

とても詳しいご回答、有り難うございます。
昔、成魚の地金の鱗に梅酢をつけてみましたけれど、脱色出来なかった事があります。きっと遅過ぎたのですね。
どうでしょう、素人の私でも剥がす事は出来なくても、脱色は出来ますでしょうか?

お礼日時:2012/09/15 20:15

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