家の中でのこだわりスペースはどこですか?

理系です
大学受験まで残り1年です(達成度は1対1かもう少しのレベルあたりまでが最終目標です)
ここでは長くなるので触れられませんが、諸事情により残り”1年で数学1A2B3C”を初学から勉強しなければなりません(IAは一通り聞いたことはあるくらいで、完全に忘れています。2B3Cは初学になります)

その際に、数学の問題集として考えているのですが、その選択肢として
「青チャート」
「本質の研究」
「基礎問題精講→標準問題精講」
の3種を考えています(全1A2B3C)
他書籍(過去問・模試含)も入れる可能性もありますが、まずは土台としての勉強・演習としての本を迷っており、上記から考えています
(ちなみに導入には、別書を検討しています)

青チャート等は3年間かけて学年進学と共にやっていくイメージもあるのですが、やはり1年だと重いでしょうか?
もちろん網羅性も考えると完璧にすればかなり力がつくのでしょうが、やはり1年という点を考えると青チャートはやめておくべきでしょうかね?
その点、本質の研究は例題は少ないようですがどうでしょうか?良質な書籍だとは思うのですが、青茶と比べた重さや問題数、1年でやる事を考えた点で、どうでしょう。
最後の基礎問題精講→標準問題精講 は、青茶だと重すぎるかなという点で見つけた書籍です。
1年を考えるとこの選択が最善でしょうか・・?

この3パターンで1年を初学からと考えた際のご意見やご回答をお願い致します。

又、この状況下を踏まえた上でこの3種以外のお勧めの書籍・ルートがあればご紹介お願いします

出来るか出来ないかではなく、やるしかない現状ですので、少しでも可能性のある選択計画にし、
不可能なことは除外する等、取捨選択が必要なため、
皆様のご意見や経験等、お聞きしたい次第です

A 回答 (1件)

あなたの数学力、およびターゲットとする大学が見えてこないので何とも言えませんが


それなりに受験数学はやってきたつもりなので、自分の話をするついでに書評もします。

はっきり言って厳しい。3Cまでやるとなると高校数学は甘くもないし受験数学はもっと甘くない
自分を規律付けるための意思であったり、知的好奇心がなければ恐らく厳しい。
やらなければならないのは数学だけではない。
なぜあなたは理系に進みたいのか。もし就職がいいからとかいう理由だと足元をすくわれる。
人付き合いが苦手なら、人づきあいが苦手なのを直したほうがよほどよい。
大卒として働くためには人をマネジメントするということが理系であれ重要になるのだから。
どの学部に入るのかも知らないけど、工学科や物理学科や数学科なら死ぬほど数学を使う。
自分が得意でないことをし続けるのははっきり言って辛い、わざわざ辛いことをして報われるほど甘くはない。

これはだれかがはっきり言わなければならない。生物学や化学、地学などなどをやるならまだしも
数学をしたくない人間が理系へ進んでもあなたも社会も不幸になる。
お互いが得意なことをお互いに任せあうから幸せなのだから。

ときっちり忠告したうえで何をやるべきか、計算です。
受験数学というのは理解しているだけでは全く不十分で理解していても問題が解けないのでは話になりません。
教科書付属の問題集(数研ならスタンダード、サクシード、クリアー)などを何回もこなさなければなりません。
「何度もこなさなければ」、自分が何を理解していないかすらわからないまま終わります。
何度もこなすという目的の上では青チャートは不適格です。
解法の見本が載っていることはいいことですが、まず青チャートから入ったところで脳が受け付けるはずがありません。
なんとなく一通りやった、500ページやりきった!という空虚な充実感のみが残ると思われます。
本質の研究はまあまあいい本だと思いますが、確か相当分厚かったと思います。
分厚い本は不適格です。言葉を勉強するのにわざわざ辞書を使うようなものです。
辞書で遊んでいろいろ言葉を覚えたことがあるかもしれませんが、遊ぶ猶予など存在しません。

私がプランニングするならば、教科書3周+問題集5周 → 標準問題精講です。
(他にもよい参考書はありそうだが、まあ標準問題精講もバランスはとれている)
教科書はたかだか1冊150Pくらいしかないでしょう。薄いです。一日で一冊読めます。
それは無理でも2~4日あれば読めるでしょう。
なら1か月で高校数学が終わるじゃないか、楽勝なはずだ。
これはある意味で真実ですが、大きな誤算を持つわけです。

1vs1さえやれば合格できる!青チャートをやれば合格できる!おれは一通り問題をやったのだから合格できるに違いない!
全く違います。
1vs1を振り回すことができる!青チャートを振り回すことができる!問題を見た瞬間答えの道筋が頭の中に出ている!
どこでも合格できます。

教科書は3回ぐらい読んでようやく高校数学を頭が受け入れる準備ができます。1回読んで理解できたら相当頭ができている。
3回読んだら3か月?違いますね、2回目からは1~2日で読めなければおかしいのです。
公式と呼ばれるものがおそらくどこかのページに集められていると思いますが
公式はなんとしてでも覚えなければなりません。覚えなければ計算ができないからです。
賢い人は覚え方を工夫していますが、工夫が思いつかなければ計算を通じてたたきこんでください。
公式を間違えて覚えていたり使い方を勘違いしていたら、正答は出ないようにできていますから。

問題集5周とか多すぎじゃないかと思うかもしれないが、見てパッと解ける問題なら、問題自体を消して飛ばしていいです。
見てもわからんならチェックを打つ、あるいは解けるが必要以上に時間がかかるのなら△という風に
自分の理解の度合いを自分で採点しましょう。自分で必要ない、こんなのは頭の中で解けると判断したら問題をけしましょう。
問題集をきれいに扱う必要はありません。ものをきれいに扱うがために自分の考えを書くことに躊躇してはいけません。
気に食わなければ新しく買えばいいだけの話です。

2~3周で50%消せれば大したものです。3周目からは半分以下の労力で回すことができる。
5周するまでにモチベーションが尽きて飽きてくると思いますからその頃に標準問題精講に鞍替えです。
ただし50%すら消せなかった場合はモチベーションの問題ではありません。
それは明らかな理解不足であるからつべこべ言わず叩き込まなければいけません。
それ以降は標準問題精講へと入ったらいいでしょう、これは別に1vs1で代用してもかまわないですが
1vs1は数学のマジシャンになりたい人が使うものです。1年でなんとかしようという人間が使うものではないし
見た目の薄さに比べて内容が半端なくきついです。
2年の夏休みに1vs1をやっていましたが、精神的なきつさに普通の人間はまず耐えられません。
東大や京大を目指す人にとっては解法の発想力の源泉になりえますが、大部分の大学ではそんなものは要求されません。
どこの大学を目指すにしろ計算力がないとまったく勝負になりません。
標準問題精講でも本当は相当きついと思います。
それが高校数学レベル(付属問題集)と受験数学レベル(標準レベル)のギャップです。
高校数学レベルの計算が楽勝になっても、受験数学レベルと高校数学レベルには壁が存在すると知っておいてください。

あとはあなたの志望する大学に向けて最適化を行ってください。
絶対に合格したいのであれば今すぐ過去問を見て問題レベルをなんとなく把握して
10月ごろには過去問の研究をしておかなければならない。
過去問題を見て計算でほとんどかたがつく問題が出題されているのならさらなる計算力を、
よくわからない変形をしているようなら発想力を積みかさねなければならない。
たとえば中堅私立大学やセンター試験なら、計算力があればある程度処理できると思います。
上位大学を目指すのであれば、それ+論述力、発想力という積み重ねが必要ですが
それを一年で手に入れるのは欲張りすぎていて破たんしています。まずは計算力を磨きましょう。

これだけやって初めてスタートラインにつけます。
よほど合格点があまく実は数学0点でも合格できます、という大学を目指すのなら別ですが
なぜここに来て理系をめざし数学とわざわざ付き合う生活をしたいのか、一度考え直してみたほうがいいと思います。
私は数学と付き合っていますが、わざわざ数学と付き合わなくても大成できる方法はありますよ。
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