震災がれき受け入れについて

私は、新潟県長岡市在住です。この度、岩手県大槌町の震災がれきの焼却が決定しました。しかし、新潟市は反対派の妨害により、試験焼却が出来ず同じく反対者と焼却炉メンテナンスの問題で、新発田市も焼却見送りになりました。私は、中越地震や中越沖地震の際に、お世話になった東北の方々に、大変申し訳なく感じましたが、イマイチ反対派の言っている事が理解出来ませんので、反対派賛成派問わず色々な意見をお聞かせ願います。
(1)自治体は１キロあたり１００ベクトルの基準値を厳守すると言っているのに、安心出来ないと反対するのは何故でしょうか？

(2)中には、いたずらに汚染拡散させるべきではないと反対していますけど、１００ベクレルが仮に汚染の範疇にあると仮定して、東北の人たちを始め受け入れする地域の人たちは、自己責任において勝手に受け入れているのだから、自分達は関係ないと考えているのでしょうか？

(3)東北の震災がれきは、復興の妨げになっていると、私は思うのですが、誰かが受け入れなければ、東北の人たちだけが問題を解決しなければならないと思いますけど、中越地震で助けてもらったのに、被災者の受け入れと支援、募金だけで見て見ぬふりをして良いのでしょうか？

(4)そして、私自身の勉強不足のため、全くわからないのですが、市民グループの代表の女性が、広域処理が本当に被災地の復興に役立って来たのか、疑問を感じるとコメントされていましたけど、えっ！役立ってないのっ？て感じで、また、役人の利権とか何かに利用されているんじゃないかと、心配になりました。


この問題に関心のある方々、宜しくご教授お願いいたします。

No.1 回答者： HALTWO 回答日時： 2013/01/28 19:46

私は受け入れ賛成ですし「受け入れなければ復興が進まないでしょ！」という考えなのですが・・・

＞(1)自治体は１キロあたり１００ベクトルの基準値を厳守すると言っているのに、安心出来ない・・・・

この自治体の説明の仕方は悪いなと思います。

かつて Chernobyl 原発事故が起きた際、日本は放射能汚染された Cheese を放射能汚染されていない他の国の Cheese と混ぜることによって基準量以下の Cheese にして輸入していたと記憶しますが、放射能の危険性は Bq/kg の比率だけではなく、汚染に晒される放射能の量とその汚染時間との積である総被曝量の筈ですので、Cheese の前歴がある日本で「Bq/kg 当たりの基準を守る」と言っても「家庭ゴミ焼却の際に混ぜて焼却」すれば Bq/kg 当たり基準値以下を保って焼却できるわけですし(笑)・・・。

どのような説明の仕方が良いかというのはかなり難しい問題で、放射能汚染問題は正しく情報を伝えようとすればするほど難解で複雑な説明になってしまう上に放射能とか核という言葉に Allergy 症状を示して曲解する場合が多いものですので、私自身もどう説明すれば良いのかという意見は持ちあわせていません。

私の場合は難解な解説を独学で理解しようと努力していますが、他の人にそんな努力を強いるわけにも行かないでしょうし・・・。


＞(2)中には、いたずらに汚染拡散させるべきではないと反対していますけど、・・・

私は基準値以下にまで拡散させて自然被曝 Level に近付けないことにはいつまでも東北の復興はできないだろうと思っていますので、拡散できる土地があるのならば進んで拡散に協力するべきだと思いますよ。

海上で焼却して灰は固めて海に棄てれば汚染 Area の大半は日本の EEZ 圏内に収まりますし、EEZ 圏は日本の国土の何倍もの面積があり、国土地表対流圏の容積よりも EEZ 海域の海の容積の方が大きいので放射能を薄める力は海の方がありそうですが・・・実際、瓦礫の放射能とは比較にならない量の放射能を福島県沖の太平洋に垂れ流し、その海域で育つ魚を有難く食べているわけですし(笑)・・・。


(3)東北の震災がれきは、復興の妨げになっていると、・・・被災者の受け入れと支援、募金だけで見て見ぬふりをして良いのでしょうか？

「できることをやるしかない」ものですので個人としては募金ぐらいしかできないのですが、私達の税金を活用できる自治体は瓦礫の受け入れもやって欲しいものです。

その募金も赤十字が何にどう分配して良いやら検討も付かず、いたずらに時を無駄にして職員給与などの団体維持に募金が消えて行くと考えると馬鹿らしくなってしまったのですが、自治体が「被災者の受け入れをする」とか「汚染瓦礫処理を受け入れる」と表明することは「直ぐにも実行されること」ですので、どんどんやって欲しいものです。


(4)そして、私自身の勉強不足のため、全くわからないのですが、市民グループの代表の女性が、広域処理が本当に被災地の復興に役立って来たのか、疑問を感じるとコメントされていましたけど、えっ！役立ってないのっ？て感じで、また、役人の利権とか何かに利用されているんじゃないかと、心配になりました。

まあ心配は心配なのですが、重箱の隅を突付いて復興を遅らせるわけにも行かないでしょうから「東北の復興を図る」という大義を害する本末転倒な意見は無視すべきでしょう。

末梢の不正は別の Route から炙り出して処罰することとして、1 日も早く東北の人々が安心して暮らせる環境を取り戻して欲しいものです。

この回答へのお礼

ありがとうございました！放射能って、本当にやっかいで難しいのですね！でも、薄めて拡散させるというのは、良く理解出来ますし、方法論としてもベターだと感じます。しかしながら、原発のゴミが現代科学で処理できないのに、あくまで経済のために作り続けている事は、私には異常な事態だと思いますし、そのために不便な思いや貧乏になっても、病院や一般家庭、中小の企業にとって必要な電力が得られれば、CO２の問題も解決出来ますし、私はそれらに耐えられます。生きるために食べるものがあるのに、お腹いっぱいにしたいから毒のあるものまで食べているような気がします。私を含め、その排泄物が毒で子供や孫の代まで残るというのに、食べ続ける親である無力な自分が情けないと思います。

ありがとうございました！

お礼日時：2013/01/28 20:28