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以前、質問したのですが、回答がいただけず、再投稿です。

少し長い質問ですので、まずは最も疑問な点を質問します。

Q0 変圧器の公式 V1:V2=N1:N2 がよく分かりません。

この公式の基は、コイルの相互インダクタンスだと思いますが、2次コイルの誘導起電力には、1次コイルの単位長さ当たりの巻き数n1や鉄芯などの透磁率μは、影響しないのでしょうか?
特に、単位長さ当たりの巻き数は、大きく影響するように思うのですが・・・
例えば、1次コイルの巻き数の総数N1が同じでも、単位長さ当たりにした場合、仮に倍/半分違えば、生じる磁束が倍/半分になり、2次コイルで発生する誘導起電力も、倍/半分になるような気がします。

この点だけでも、どなたか教えてください。よろしくお願いします。


**** 以下は、以前、投稿した質問です。 *******

変圧器の透磁率などについて教えてください。
高校物理の参考書を見ながら、2次試験対策をしているところです。

参考書では、まず、コイルの相互誘導の項で、相互インダクタンスの公式を導出しています。
その際、1次コイルと2次コイルを貫く鉄芯の透磁率をμとし、
直流電源に接続された1次コイルに生じる電流の変化により、2次コイルに生じる誘導起電力V2は、
V2 ∝ -n2Δφ2/Δt ∝ -μ・n1・n2・ΔI1/Δt (∝:比例,n:コイルの単位長さ当たりの巻き数)
となり、ここで、M ∝ μ・n1・n2となる定数Mを相互インダクタンスとして定義し、
V2=-M・ΔI1/Δt
と公式を導いています。

次の変圧器の項では、相互誘導を利用し、交流の電圧を変える装置として、変圧器が紹介され、
V1=-N1Δφ/Δt, V2=-N2Δφ/Δt より、
V1:V2=N1:N2と電圧はコイルの巻き数に比例するという公式が示されています。

Q1
なぜ、交流変圧器では、1次コイルと2次コイルを貫く環状の鉄芯などの透磁率が、2次コイルの誘導起電力のパラメーターにならないのでしょうか?
また、変圧器の誘導起電力の式では、1次コイルの磁束も、2次コイルの磁束も、ともにφとなっており、φ1,φ2とはなっていませんが、変圧器とした段階で、透磁率が極めて高く、φ1=φ2とみなすのが通常ということでしょうか?

Q2
相互インダクタンスの公式の導出において、n2が各コイルの巻き数ではなく、ソレノイドのように単位長さ当たりの巻き数をパラメータとしている点がよく分かりません。
2次コイルを貫く磁束φ2については、
φ2 ∝ φ1 ∝ μn1I1
のように単位長さ当たりの巻き数に比例するというのは理解できるのですが、誘導起電力V2については、
V2=-N2・Δφ2/Δt ∝ -μ・n1・N2・ΔI1/Δt (N2は2次コイルの巻き数)
とすべきではないかと思います。

コイルの巻き数と単位長さ当たりの巻き数が、コイルを貫く磁束とどう関係しているのか、さらに誘導起電力とどのように関連しているのかが良く分かりません。

以上、よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

>Q0 変圧器の公式 V1:V2=N1:N2 がよく分かりません。


>この公式の基は、コイルの相互インダクタンスだと思いますが、
>2次コイルの誘導起電力には、1次コイルの単位長さ当たりの巻
>き数n1や鉄芯などの透磁率μは、影響しないのでしょうか?
>特に、単位長さ当たりの巻き数は、大きく影響するように思うのですが
 
1次コイルに流れている電流をI1,総巻き数をN1,軸方向の長さをa,コイルの内断面積をSとしてみます。このコイルの内部に発生する磁場Hは
 H=(N1/a)・I1
この磁場を磁束密度Bで表現すると
 B=μ・H
またコイル内の磁束φは
 φ=B・S
ですから
 φ=μ・S・(N1/a)・I1
と表現できます。
さて、このI1が時間的に変化する量だったとすると
 Δφ/Δt=(μ・S・(N1/a))・ΔI1/Δt
という関係式が成り立つことになります。
このΦが、2次コイル内を貫いているとすると、2次コイルには誘導起電力V2が発生します。
2次コイルの総巻き数をN2とすると
電磁誘導の法則から
 V2=-N2・Δφ/Δt
 =-N2・(μ・S・(N1/a))・ΔI1/Δt
 =-(μ・S/a)・(N1・N2)・ΔI1/Δt
となります。
確かに「1次コイルの単位長さ当たりの巻き数n1や鉄芯などの透磁率μ」が含まれています。
 
さて、本題です。
1次側の電圧V1は、上の式で
 N2=N1
とおいたものですから
 V1=-(μ・S/a)・(N1)^2・ΔI1/Δt
∴ V1/V2=N1/N2
 
結論。
2次コイルの誘導起電力には、1次コイルの単位長さ当たりの巻き数n1や鉄芯などの透磁率μが影響しますが、同じように1次コイル側の電圧にもn1や透磁率μが関係していて、V1,V2の比を考えるときには、相殺してしまうということです。
 
>Q1
>なぜ、交流変圧器では、1次コイルと2次コイルを貫く環状の鉄芯などの
>透磁率が、2次コイルの誘導起電力のパラメーターにならないのでしょうか?
 
上の説明で回答になっていると思います。
 
Q2
相互インダクタンスの公式の導出において、
(略)
誘導起電力V2については、
V2=-N2・Δφ2/Δt ∝ -μ・n1・N2・ΔI1/Δt (N2は2次コイルの巻き数)
とすべきではないかと思います。
 
そのとおりです。ですが、n2とN2とを比較したとき、その違いはソレノイドの長さを考慮しているかどうかに過ぎません。単純に"比例関係"を考えるだけなら
 A・N1 ∝ A・n1
なので、どちらを使って説明しても構わないのです。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
大変よく分かりました。

お礼日時:2013/02/17 16:45

ごく大雑把に言うと  


質問者の思っていること全てが 電圧にではなく、電流に影響します
電圧に影響するのは電流による電圧降下等です

それらのことは効率には大きく影響します
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2013/02/17 16:45

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