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三相誘導電動機のコイルが焼損してしまいました。

原因を突き止めようとしているのですが、
考えられる原因をお教え下さい。

また、機械の運転の仕方で、1秒運転→89秒停止の繰り返しで1年半ほど動かしておりました。
この様な運転方法がコイル焼損と関係があるのでしょうか?(モータに過負荷を掛けてしまったとか?)

A 回答 (5件)

定格以上の負荷運転による異常な温度上昇及び経年による絶縁劣化で巻線の短絡に至る現象です。



電動機の中の巻線は巻線間及び巻線-本体間でショートしないよう絶縁物質で包まれています。
この絶縁物質は熱や使用期間が長くなる事で絶縁する能力がだんだん落ちていきます。

電動機の起動時は電流が定格の7倍程度流れ、一気に熱が発生するので、電動機の寿命を短くする一番の要因です。
悪いことにこの起動電流の熱はコイルばかり温度が上がり、本体に伝わってくるころには、中はさらに熱くなっていて、電動機本体温度からは推測が困難です。
(起動停止の回数が少ないほど電動機にやさしい。)

容量にもよりますが、数10kW以上の電動機であれば、通常許容起動頻度が有り、一般的な電動機は連続運転状態から1回停止して起動すると次に停止して起動する際には1時間以上停止させる必要が有るというくらいの物です。
ほぼ1分間隔で寸動を繰り返しておられたようなので焼けて当然です。1年半もよく持ちこたえたと思います。

電動機を新品にしても、また同じ事になります。
電動機メーカに許容起動間隔を問い合わせその範囲内で使用するようシーケンス(運転停止間隔)を変更する必要が有ります。
これが許容できない場合は、電動機を熱容量の大きな物にする、台数を増やし1台の起動頻度を減らすなどの対策が必要です。
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この回答へのお礼

深夜のご回答、ありがとうございます。

ちなみに電動機は0.4kW(400V)です。

お礼日時:2005/06/29 09:20

電気は詳しく分らないのですが


例えば
「WILLY VOGEL」製集中潤滑装置
などは間欠給油の為、似たような作動状況ですが。
こちらの方はモーターのトラブルより潤滑油圧系全体としてのトラブルは時々はあります。
何か予想以上の負荷が掛かってはいないでしょうか。
電圧は昇圧トランスなのでしょうか。
またはスターまたはデルタ結線は間違いないでしょうか。
間違えたらもう既に燃えているかも知れませんが。

参考URL:http://www.devcocorp.com/home/home.html

この回答への補足

敷地で高圧受電していますので、高圧受変電盤で6600Vから400Vに落としています。

結線の間違いはありません。検査はしっかり実施しておりますので。

補足日時:2005/06/29 16:30
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>機械の運転の仕方で、1秒運転→89秒停止の繰り返しで1年半ほど動かしておりました。


この様な運転方法がコイル焼損と関係があるのでしょうか?

*大いに関係があります。インチング運転でのコイル劣化です。

 起動電流が流れ、電動機自身のフアンで冷却する暇もなく、
 89秒後に再起動の繰り返しでは、コイル温度が高いまま保たれて
 電動機コイルの劣化が早まって当然です。

 1日の運転形態が判りませんが、このインチング運転で良く1年半持っていたな・・・と思います。

 この様な運転形態ですと、電動機を他の小さなフアンで、電動機の停止時にも
 冷却風を吹き付け、電動機を冷やす事でコイルの寿命を長くする事が可能です。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。よくわかりました。

お礼日時:2005/06/29 16:39

そうです、加熱による銅線の酸化、絶縁の劣化などが起こります。

温度を観察することが、必要です。
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起動時に通常の何倍もの大きな電力を使います。


連続運転でなく、間歇運転の場合
起動回数が多いと、過熱の原因になります。
また、通風を良くして置くことも重要です。
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この回答へのお礼

早速のご回答、ありがとうございます。

1年半は動いていたと言う事は、過熱で徐々にコイルにガタが来てしまっていたという事ですね?

お礼日時:2005/06/28 22:29

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