トランス脂肪酸はできるだけ摂取しないというのが世界的な流れのようです。
外食産業でも顧客の健康志向に応えるため、対応をしているようです。
実際、世界的外食大手のマクドナルドでも発祥の地アメリカでフライドポテトの揚げ油からトランス脂肪酸を排除しているようですが、日本マクドナルドではいまだに未対応でトランス脂肪酸を使用しているようです。
この会社はグローバル基準を自社で設定しているのが食の安全の根拠だと思うのですが・・・
この会社が本国の対応を無視し、いまだにトランス脂肪酸入りの揚げ油にこだわる理由は何なのでしょうか?
No.6ベストアンサー
- 回答日時:
No.2.3です。
たびたびすみません。私の書き方が良くないのですかね。うまく伝わらなくて申しわけありません。
>だとすると、アメリカのマクドナルドですでに使わないトランス脂肪酸に固執している日本マクドナルドの選択は賢明な消費者の気持ちとは別方向のようですが・・・
逆ですよ。科学的・医学的にほぼ確立している考え方は、「トランス脂肪酸だけ敵視するのは大間違い」ということです。
アメリカのマクドナルドや日本の大手はこれを無視して、「トランス脂肪酸をパーム油に切り替えました!」といった、あたかもリスクを減らしたように見える姑息なごまかしをやった(だろう)ということです。
いわば、ありもしない「トランス脂肪酸だけが危険」という間違ったウワサに固執したのはアメリカのマクドナルドや日本の大手側なんです。
日本マクドナルドがどういう意図で油の切り替えをしなかったのかは知りませんが、少なくともこの手のごまかしには手を染めなかったということです。
(くどいようですが私はマックは大嫌いですので、擁護する意図は全くありません)
>No.2.3です。たびたびすみません。
何度もありがとうございます。
> 逆ですよ。科学的・医学的にほぼ確立している考え方は、「トランス脂肪酸だけ敵視するのは大間違い」ということです。
敵視ではなく現時点では、トランス脂肪酸は賢明な消費者にとって気持ちの悪い存在ということです。
>アメリカのマクドナルドや日本の大手はこれを無視して、「トランス脂肪酸をパーム油に切り替えました!」といった、あたかもリスクを減らしたように見える姑息なごまかしをやった(だろう)ということです。
それは貴方の認識違いだと思います。
今回の件でちょっと勉強しました。
トランス脂肪酸:添加物を工業的に付加した加工品
パーム油:飽和脂肪酸の多い植物油
トランス脂肪酸の現時点で考慮される危険性:冠動脈系の疾患、アレルギー症状の悪化、認知機能への影響
パーム油の現時点で考慮される危険性:冠動脈系の疾患
それぞれの危険度は明確ではありませんが、賢明な消費者は大切な人の健康の観点からパーム油を選択し、摂取量に注意したいと思うでしょうね。
姑息なごまかしとの認識は改められたほうがいいと思います。
もう少し視野を広げて物事を見つめていただければと思います。
>いわば、ありもしない「トランス脂肪酸だけが危険」という間違ったウワサに固執したのはアメリカのマクドナルドや日本の大手側なんです。
私の勉強した結果「トランス脂肪酸だけが危険」ではなく「トランス脂肪酸のほうが危険と思われる要因が多い」です。
だから使用しないというごく簡単な論理から導き出される合理的な選択ということですよ。
> 日本マクドナルドがどういう意図で油の切り替えをしなかったのかは知りませんが、少なくともこの手のごまかしには手を染めなかったということです。
ごまかしというのが間違いと分かった今、貴方の考えをお聞かせいただければ幸いですね。
> (くどいようですが私はマックは大嫌いですので、擁護する意図は全くありません)
でも、嫌い嫌いも好きのうちとか(笑)
No.7
- 回答日時:
う~ん、なんだかにっちもさっちもいかなくなってきましたね。
喧嘩をするつもりはないですし説得するつもりもない(されるつもりもないんでしょうけど)ので、過剰な表現があったら許してくださいね。>トランス脂肪酸は賢明な消費者にとって気持ちの悪い存在ということです。
⇒お気持ちはわかりますが、こちらは科学の話をしているので、「気持ちが悪い」という感情の問題で来られたら手も足もでないです。
>トランス脂肪酸:添加物を工業的に付加した加工品
⇒ちょっと違いますよ。水素を添加して硬化させる際に生じる物質であり、加熱によっても生じ、天然自然にも存在するもの、です。単に「加工品」とくくってしまうのは正しくありません。
>それぞれの危険度は明確ではありませんが、賢明な消費者は大切な人の健康の観点からパーム油を選択し、摂取量に注意したいと思うでしょうね。
⇒ここであなたのおっしゃる「危険度」というのは、飽和脂肪酸とトランス脂肪酸の性質のことを指すのであ酔うけれど、そもそも「危険度」=リスクは、そのものの性質と摂取量の積で表されます。したがってそれぞれの性質が明確でない場合は、いずれも摂取を控えるのが賢明な方法です。「それぞれの危険度は明確でない」とおっしゃっているのに、トランス脂肪酸(だけ)を控えるのが当たり前、というのは理屈にあいません。
そもそもマーガリンがこれだけ多用されるようになったのは、「大切な人の健康の観点」から「バターをやめてマーガリンに切り替えよう」ということが発端なんです。ところが、パーム油はバターと同じ飽和脂肪酸です。
つまり、トランス脂肪酸(だけ)敵視の方は、バター(飽和脂肪酸)は大切な人の健康に悪いからマーガリンに切り替えて、マーガリン(トランス脂肪酸)は大切な人の健康に悪いからパーム油(飽和脂肪酸)に切り替えよう、という堂々巡りをしているってことですよ。視野が広い狭い以前の問題じゃないのかな。
なお、化学的なものはダメで天然自然のものは良い、というのは何の根拠もありません。というか、化学の世界ではほぼ否定されている考え方です。例えば食品添加物の世界では、化学合成された添加物は一定に安全性が確認されているが、天然のものは未だ研究も充分でないため、安全姓が確立されているとはいえない、とされています。
>ごまかしというのが間違いと分かった今、貴方の考えをお聞かせいただければ幸いですね。
⇒間違ってると思うのは多分反トランス脂肪酸教の信者の方たちだけかと。「安全のためにトランスファットフリーにしました」といいながら、相対的なリスクは減っていない、というのはごまかし以外に考え難いんじゃないですか? それとも、パーム油の方が安全っていう定量的な根拠があります?
>でも、嫌い嫌いも好きのうちとか(笑)
あ、さすがにそれはない。単純にアノ味は「喰えたもんじゃない」って思いますし、あんな価格でまともな食い物が出せるか、とも思います。
ちょっと話がそれますが、他の回答者様が例に挙げられた「買ってはいけない」は、是非初版と増補版の両方を入手して比べてみてください。あちらこちらから間違いを指摘されて、中身が相当変わっちゃってます。
また化学の専門家が出した「「買ってはいけない」は買ってはいけない」という本もあります。論理的に間違いが指摘してあり、「買ってはいけない」執筆陣の腹黒い目的が推測できる面白い本ですよ。
乱筆乱文、お許しくださいませ。
今回の件でちょっと勉強しました。
トランス脂肪酸の現時点で考慮される危険性:冠動脈系の疾患、アレルギー症状の悪化、認知機能への影響
パーム油の現時点で考慮される危険性:冠動脈系の疾患
回答者さんには子供がいないようですね。
子を持つ親であれば、アレルギーの悪化の可能性のあるものを積極的に与えようとは思いません。
人の気持ちをもう少し科学的に考察していただければ幸いです。
もし、アレルギーに関して全く問題ないのであればありがたいのですがね。
No.5
- 回答日時:
#4です。
やれやれ、煽られちゃったな。あっちこっちに話が飛ぶと議論に収拾がつかなくなりますから、主題に関わる肥満と脂肪率の関係について。
http://www.narinari.com/Nd/20120818722.html
こちらの話が割としっかりと書かれたものだと思います。もちろん、私はこのページを見ただけでそういっているのではありません。他の様々な本を読んでいますが、ぜんぶ書けというのも無茶な話でしょ。まあ、根拠に基づいた話であるということをご理解いただければと思います。
あとは主題と外れることについては、私の根拠の一例を出せば、新潮OH!文庫の「いのちを守る安全学」に環境ホルモンについての話があります。著者の日垣隆先生はアレな人だけど、環境ホルモンについて言及しているのは当時横浜国立大学の教授だった中西準子氏によるものです。
「買ってはいけない」の批判の根拠ですが、ある回で、カルシウム入り補助食品について「買ってはいけない」と批判しましたが、その根拠は「日本人はカルシウムは不足していないから」というものでした。
厚生労働省が示す1日あたりのカルシウムの摂取量は、600mgです。一方、日本人平均の摂取量は550mgといわれていて、つまり乱暴にいえば50mg不足しているということになります。しかし買ってはいけないのその回のライター(あの本は何人かの共同執筆によるものです)さんがいうことには、「こういう検査には誤差がつきもので、50mg程度の誤差は生じるものだ。もし550mgに50mgの誤差が生じれば、600mg。ほら不足していない」ということでした。商品名を失念したけど、カルシウムが入ってるっていうウエハース食品ですよ。図書館で調べればそう書いてありますよ。だけどさ、誤差ってのはプラスにも出るでしょうけど、マイナスにも出る可能性はあるわけでしょ?だからこその誤差なわけで。もしマイナスの誤差なら100mgも不足しちゃうことになりますでしょ?
それにそもそも厚生労働省の示す550mgって基準が「日本人の摂取量ありき」なんです。ちなみにアメリカだと確か900mgが推奨されていたと思います。日本でも、妊婦は900mgくらいとれといわれています。日本人がカルシウムが不足しているというのは、寝たきりの原因の第一位が「骨折(主に大腿骨骨頭骨折)」によるもの(約50%)で、老人の骨折には骨粗しょう症が主な原因になっていることでも明らかでしょう。これ、ソースいりますか。「寝たきり 原因」と検索すればわんさか出てきますけれども。
私がいっているのはね、なにかひとつの物質をとりあげてそれをスケープゴートにするのは間違いだということです。質問者さんは「アメリカの厳しい基準があるなら、それに合わせるべき」といいますが、それをいったら、魚が食えなくなるよ。
魚、特にマグロやカツオなどの遠海魚には自然由来の水銀が多く含まれています。だから、アメリカのFDAは「あんま魚食うな」といい、特に妊婦に対しては「魚を食べるな」といっています。これは「魚 水銀 FDA」とでも検索すればいっぱい出てきます。ちなみに前述の「いのちを守る安全学」の中西先生によると「遠海魚は水銀が高い。近海魚はダイオキシンが高い」そうです。
特に、海の食物連鎖の頂点に達するイルカ肉には海洋生物としては最大に近いくらいの水銀が含まれています。だからアメリカ人基準なら、イルカ肉を妊婦が食べるだなんて正気の沙汰ではないということになります。
だけどさ、和歌山のほうにイルカ肉を食べる町がありますよね。じゃああの町の子供たちには他の町に比べて多くの障害がみられるかというとそんなことはなくて、統計的なものは何も出てこないでしょう。
アメリカ人は魚を食べる習慣がないから「魚を食べずに、肉を食え」となるわけです。それをそのまま日本に持ってきても意味ないでしょう?日本の漁師さんが失業して、アメリカやオーストラリアの肉を輸入してるんじゃあなにかがおかしいじゃないですか。
トランス脂肪酸についてもそうで、マックのポテトなんてそう毎日食べるものでもないですから、そこの油を変えたからといって健康についての影響がどの程度変わるかなんて、誤差以上の偏差は見られないでしょう。
「食べ物で工業製品は嫌だ」といっても、スナック菓子やら飲料水やら冷凍食品やらはぜんぶでっかい工場で作られています。マックで使われているポテトは、芽を出さないために大量の放射線を浴びています。もちろん基準値内ですけどね。だから、トランス脂肪酸を目の敵にしても、それは「ワン・オブ・ゼムに過ぎない」のです。
まあとにかく、私としては「いのちを守る安全学」の中西先生のお話を一読することを強く勧めますよ。
>あっちこっちに話が飛ぶと議論に収拾がつかなくなりますから、主題に関わる肥満と脂肪率の関係について。
飛ばしているのはあなたですよ^^
私の質問の本質からかけ離れていることにお気づきくださいな。
私もちょっと勉強して賢くなったので質問の主題をお教えしますね。
トランス脂肪酸とパーム油、現時点で危険と思われる要因が多いと思われるトランス脂肪酸からパーム油に置き換える世界的な動きの中、自社の本部が採用したにもかかわらず、いまだトランス脂肪酸に固執するのはなぜか?
よろしいですか?
>私がいっているのはね、なにかひとつの物質をとりあげてそれをスケープゴートにするのは間違いだということです。質問者さんは「アメリカの厳しい基準があるなら、それに合わせるべき」といいますが、それをいったら、魚が食えなくなるよ。
トランス脂肪酸についてはちょっと勉強しました。
トランス脂肪酸:添加物を工業的に付加した加工品
パーム油:飽和脂肪酸の多い植物油
トランス脂肪酸の現時点で考慮される危険性:冠動脈系の疾患、アレルギー症状の悪化、認知機能への影響
パーム油の現時点で考慮される危険性:冠動脈系の疾患
それぞれの危険度は明確ではありませんが、賢明な消費者は大切な人の健康の観点からパーム油を選択し、摂取量に注意したいと思うでしょうね。
別に、アメリカの基準ではなく自社の本部が採用した賢明な消費者の声に応えた行いを無視するかのようにいまだにトランス脂肪酸にこだわるのはなぜなのかが知りたいのです。
>魚、特にマグロやカツオなどの遠海魚には自然由来の水銀が多く含まれています。
自然由来ではなく海洋汚染が要因でしょ?
それらの捕獲海域で私は、南半球太平洋南部あたりのマグロを選択するようにしていますね。
>特に、海の食物連鎖の頂点に達するイルカ肉には海洋生物としては最大に近いくらいの水銀が含まれています。だからアメリカ人基準なら、イルカ肉を妊婦が食べるだなんて正気の沙汰ではないということになります。
クジラもですね。尾の身、ベーコン、ころ、竜田揚げ・・・家族には食べさせたくない物になってしまって悲しいです。
>だけどさ、和歌山のほうにイルカ肉を食べる町がありますよね。じゃああの町の子供たちには他の町に比べて多くの障害がみられるかというとそんなことはなくて、統計的なものは何も出てこないでしょう。
その情報から今あなたがジャッジするのは賢い行為ではないですね。
>トランス脂肪酸についてもそうで、マックのポテトなんてそう毎日食べるものでもないですから、そこの油を変えたからといって健康についての影響がどの程度変わるかなんて、誤差以上の偏差は見られないでしょう。
これも今あなたがジャッジするのは賢い行為ではないですね。
賢明な消費者の気持ちというか感性の問題ですよ。
将来に向けての想像力があるのであれば、できるだけ避けたいというのは親心。
貴方には、大切な守るべき人が身近にいないのですか?
>「食べ物で工業製品は嫌だ」といっても、スナック菓子やら飲料水やら冷凍食品やらはぜんぶでっかい工場で作られています。マックで使われているポテトは、芽を出さないために大量の放射線を浴びています。もちろん基準値内ですけどね。だから、トランス脂肪酸を目の敵にしても、それは「ワン・オブ・ゼムに過ぎない」のです。
怪しいものは出来る限り避けたいと思うのが賢明な消費者ですよ。
あわせて、賢明な消費者は絶対を望みながらも絶対は難しいことを理解して努力を続ける事が大事だと理解しています。
>「買ってはいけない」の批判の根拠ですが、ある回で、カルシウム入り補助食品について「買ってはいけない」と批判しましたが、その根拠は「日本人はカルシウムは不足していないから」というものでした。
>まあとにかく、私としては「いのちを守る安全学」の中西先生のお話を一読することを強く勧めますよ。
以前購入した浄水器に乳酸カルシウムの錠剤が付加されていましたが、一度も入れたことはございません。
後で、それが原因のトラブルが発生したとのうわさを聞きました。
本を読まなくても、ある程度の知識と感性があれば大体大丈夫ですよ。
それでもダメな場合はここで質問しますから(笑)
No.4
- 回答日時:
「食の安全」って、なんだと思いますか?
例えば食品添加物って良くないっていわれます。でも、例えば保存料を入れてないドーナツなんて、2、3日も経つとカビが生えてしまいます。保存料をちょっと食べるのと、もしかしたら痛んでいるかもしれない食品を食べるのと、どっちが「食の安全か?」ってなりますよね。
遺伝子組み換え食品は良くないという人がいます。しかし遺伝子組み換えをして農薬を使わなくなった食品と、農薬を使っている食品とどっちが「安全な食材」でしょうか。そして、企業や大学の研究所でDNAを組み替えられたものと、接ぎ木などの伝統的な方法で品種改良されたものと、何が違うのか?というのがあります。「DNAを組み替えている」という点では、今の遺伝子組み換えと昔の品種改良では同じことなんですよ。
こんなことをいったら専門家には失礼ですが、栄養学というのは実は科学扱いされていない業界なんです。「私、栄養学が専門です」などと科学者の間で口にしたら、「ああ、科学モドキか」と軽んじられてしまうので、栄養学の専門家は科学者の前で自分の専門分野が栄養学であることを口ごもってしまうくらいなのだそうです。
なぜかというと、栄養学者が「これは体にいい」とか「悪い」とかいうのが後から検証するとぜんぜん根拠がなかったなんてことが枚挙にいとまがなかったからです。ちょっと前に話題になったポリフェノールなんかがそうですね。フランス人はワインをよく飲むから心臓病がなんたらかんたらなんていいましたけど、肝心のフランスではワインの消費量が年々減っていて、心臓病も昔より減ってるんですから。
環境問題と、食の問題はエセ科学というか、おかしなスケープゴートを作り出すことがものすごく多いのです。環境問題と食の問題に警鐘を鳴らす人には非科学的というか、狂信者が多いです。はっきり名指しでいうけど、「買ってはいけない」っていう本はなんの根拠もない話ばかりですぜ。
例えばちょっと前に「環境ホルモン」というのが話題になりました。「メス化する自然」なんて警告もありました。ワニが環境ホルモンの影響でメス化していると。んで、最近の男性が草食化しているのも環境ホルモンの影響だと警告されました。だけど、最近は「肉食系女子」なんて言葉がありますよね・笑。むしろオス化してるのではないかといえますよね。
環境ホルモンについては笑えない話があって、ある種の貝がメス化してしまうということで、船底に着く貝を取り除くある薬品が使えなくなったんです。で、その薬剤が禁止されたらどうしたかというと、もっと強力な薬を使うようになったのです。その薬の方が強毒性、つまりよっぽど毒なんですね。
一時期やたらと話題となった「プラスチックを燃やすとダイオキシンが発生する。ダイオキシンは人類最強の強毒」なんて話ですが、ダイオキシンの毒性って実はむしろ弱いくらいですしね。
ああ、何の話をしているんだ。そうだ、脂肪だ。
脂肪については、今は「減らしましょう。痩せましょう」という流れになっています。太っていると生活習慣病である糖尿病、心臓病、高血圧なんかを起こすなんていわれています。
だけど、実は少し太っている人の方が心臓病が少なく寿命が長いんです。さらにいえば、高血圧の90%は「原因不明」です。塩分を取りすぎると高血圧になるっていうけど、なぜ塩分が血圧を上げるのか分からないのです。ただはっきりしているのは、塩分の消費量が多い地域に住む人たちは高血圧が多いということだけなんです。
アメリカの場合は、国民の肥満率が30%を優に超えていて(日本は3.5%)、しかも日本ではBMIが25以上だと肥満に入るけど、世界基準はBMIが30以上で「肥満」ですからね。アメリカ人の食事って本当に貧しいですよ。本当にまずいもん、アメリカのメシは。脂肪と肉と砂糖の塊ですよ、どこへ行っても。んで、野菜を食えといえば、フライドポテトを食べたから野菜は食べたっていうような奴らですよ。だけど、バカみたいにステーキ食ってコーラ飲んでも、日本人よりはるかに糖尿病になりにくいんです。
アメリカの場合は「油の種類も規制をかけておかないと国民の肥満化が止まらない」というある種の切羽詰った事情もあるのです。
日本の場合は、油に関してはそこまで目くじらを立てる事情はないのです。なんせ肥満率3.5%だから。
蛇足・アメリカでレッドブルを飲みすぎて急性カフェイン中毒で死んじゃった人がいるって知っていますか。なんでもアメリカのレッドブルには日本で売っているものよりはるかに大量のカフェインが入っているそうなんです。日本では規制が厳しくて、そんなに濃いカフェインは入れてはいけないので何十本レッドブルを飲んでも死ぬことはありません。さて、これもアメリカに追随したほうがいいかな?
考えさせられるご回答ありがとうございます。
具体的な根拠をお示しいただけていたらもっと勉強になったと思い残念ですね。
買ってはいけないと同じくらい?
>日本では規制が厳しくて、そんなに濃い カフェインは入れてはいけないので何十本レッドブルを飲んでも死ぬことはありません。 さて、これもアメリカに追随したほうがいいかな?
もともと無いものを加える行為と省く行為をごっちゃにしたら、論理的思考に問題ありと評価されるかもしれないですよ。
No.3
- 回答日時:
No.2です。
丁寧なお返事をありがとうございます。>トランス脂肪酸の摂取し過ぎは良くないというスタンスがよくわかりました。
あれ?「トランス脂肪酸に限らず、脂肪全般のとりすぎはよくない」って読めませんか?
過剰な脂肪摂取が重大な社会問題になっているアメリカのFDA(アメリカ食品医薬品局)のQ&Aでも、「トランス脂肪酸が怖いのでマーガリンからバターに変えるべき?」という問いに対し、「NO。どっちもリスクはある。総脂肪摂取量を減らしなさい」と答えています。トランス脂肪酸だけターゲットにするのは間違いということです。
>善良な食品提供者はどうすべきか、善良な消費者はどのような選択をするのでしょうね。
善良な食品提供者でありたいのであれば、トランス脂肪酸をパーム油に切り替えるような消費者を馬鹿にした姑息な手段をとらないこと。善良(かしこい)な消費者は、科学リテラシーを備え、総脂肪分の過剰摂取に注意すること、だと思います。
勉強になりました。
総脂肪量とトランス脂肪酸両方に気をつけるのが賢明な消費者ということですね。
そしてトランス脂肪酸が疑惑の目でみられるのは、工業製品と言ってもいいようなその製造過程だったのですね。
確かに食事に工業製品は勘弁してほしいですから。
だとすると、アメリカのマクドナルドですでに使わないトランス脂肪酸に固執している日本マクドナルドの選択は賢明な消費者の気持ちとは別方向のようですが・・・
なぜなのでしょう?
No.2
- 回答日時:
先ほど、食品安全委員会から「総脂肪摂取率が欧米よりはるかに低い日本ではそんなに気にする必要はない」という判断が出されました。
日本マクドナルドがどのように考えているかはわかりませんが、少なくとも日本ではトランス脂肪酸入りの油の排除にこだわる科学的で合理的な理由はないというわけです。ちなみに食品安全委員会は消費者代表やマスコミ代表も参加している学術的な評価機関で、業界の意を受けた御用団体とは一線を画します。日本でも多くの企業では数年前からトランス脂肪酸排除に乗り出しました。ところが、これも先ごろの調査では、「トランス脂肪酸は減ったけれども、逆にパーム油などの飽和脂肪酸の使用量が激増した」という報告が出ています。ご存知の通り、心臓疾患に関する飽和脂肪酸のリスクはトランス脂肪酸のリスクと大きな差はありません。消費者のリスクは全く減っていないのです。これは逆に言えば、一般企業は小手先のごまかしに走ったが、日本マクドナルドはそれをしなかったということもできると思います。個人的には日本マクドナルドが正直とは露ほども思いませんが、科学的にどちらが正しいかは明白で、腰が座っていることは間違いないですね。
トランス脂肪酸(だけ)を否定する対する考え方については、以下のような代表的な主張
・自然界には存在しない→存在する
・食べるプラスチック→英語の「可塑性」を合成樹脂の意味に誤訳てしまった
・外国では禁止されている→単純に禁止した国はひとつもない
・マーガリンは腐らない→油脂なので腐らないのは当たり前
こういったものが全く根拠のない「デマ」であることがばれてしまいました。「トランス脂肪酸フリー」の食品を法外な値段で販売して大儲けしたところもあったりして、市民団体のところでも、環境ホルモン問題と同じようにまんまと踊らされたことに気がついたんでしょう。排除の姿勢はかなり下火になりつつありますよ。
ご教授頂きました、食品安全委員会のHPを確認させていただきました。
トランス脂肪酸の摂取し過ぎは良くないというスタンスがよくわかりました。
ならば、善良な食品提供者はどうすべきか、善良な消費者はどのような選択をするのでしょうね。
No.1
- 回答日時:
マクドナルドにグローバル基準など存在しない。
各国各国の基準に合わせているだけです。日本はトランス脂肪酸を規制していませんし、表示義務すら設定していません。
その理由に関しては、以下を参考にしてください。
科学無視のトランス脂肪酸批判 思わぬ弊害が表面化 日本人への影響は? WEDGE Infinity(ウェッジ)
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/1932?page=1
食品安全委員会では、トランス脂肪酸の摂取し過ぎは良くないという認識のようですよ。
規制されなければ何しても許されるのでしょうか?
アメリカの本社は既にトランス脂肪酸止めてるのに、なぜ?
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