性格悪い人が優勝

先日、六甲山の再度山のルートを登っていたら、トレイルランナーの集団が山の上から駆け下りて来ました。
5~6人、20人~30人といった数ではなく数百人といった人数です。
中にはあからさまに狭い山道の隙間をすり抜ける人たちも多くいました。
中には登りの私たちに配慮して、止まってくれる人もいました。
でもその後ろが大渋滞になってしまいます。
多人数の重圧で、登っているのが悪者のような視線を受けているような気がしました。
なにせ狭い山道で数百人がこちらに向かて上から走って来てすれ違うのです。
幸い事故などは無かったです。
どうも、この日トレイルランニングのレースが開催されていたようです。
それは後に知りました。

ここから質問です。
1、一般にトレイルランニングレースというものは、コースを閉鎖しないで開催されるものなのでしょうか?
一般登山者と混在する環境は危険であり、参加者も競技に集中出来ないと思うのです。

2、一般登山者と環境を分離出来なのなら、一般的な登山ルールを守るのが原則だと思うのですが、
彼らは、なぜ”登り優先”を守らないのでしょう?
今大会は山上スタートで一度下山してから、登り返すルートの様ですが、
下山を先にすると大集団が一度にルートを占拠するのは当然です。
マナーを守ると競技上不利になるので、どうしてもおろそかになることは理解できます。
素人ではないはずの主催者がこれを決行したということは、トレラン界は登山ルールと別の世界なのでしょうか?
そのルールはトレラン優先、少数排除なのでしょうか?

3、参加者の装備を見ていると、非常に軽いです。
足回りはスニーカーの者、サンダルを履いた者、中には裸足の人もいました。
片足に歩けないケガを負おうと、即、遭難騒ぎです。
持っている装備もどう見てもペットボトル一本しか持っていない者が多数いました。
まあ、道に迷うようなコースでも無いし、天気も良かったので雨の確率は極めて少なかったは事実です。
一般にトレイルランニングとは雨具、コンパス、地図、非常食、ライトといった必須装備を持たずに山に入るものなのでしょうか?

A 回答 (1件)

 トレイルランニング、山で少数のランナーに遭遇すると、山のマナーを守っていることが多いですが、人数が多くなると、競争心が優先になるのか、コースを外れて草木を痛めたり、声もかけずに走り抜けたりと、マナーの悪い人が散見されますね。




 ほとんどの大会で、コースは閉鎖していないようです。
 運営側は建前として、「登り優先やコースを外れないなど、山のマナーを守りましょう」と呼びかけはしますが、守られているとは言い難い状況です。


 ルールを無視するのは、なんと言っても「速さを競う競技だから」でしょう。
 登山は人それぞれペースがあり、速い人が偉いなんてことはありませんが、彼らは速度を追求します。
 行程や景色を楽しむ登山とは別世界ですね。
 彼らにとってはコースは「ただ通過していくもの」でしかないのでしょう。
 厳しい環境で頑張って走っている自分に酔っているのだと理解しています。


 主催者側は、しっかりとした最低限の装備、トラブルが発生しても自力で対処できる装備を携行して参加することを奨励しています。
 しかし現実には、参加者は自分の体力に多大な自信があるらしく、非常に軽装で、ときには手ぶらに近い格好の人もいます。
 後方から追随する係員がいるのかどうなのか知りませんが、非常に危険ですね。
 大会によっては、長大な距離を移動するものもあるようですから、距離に応じて装備を選んではいるのでしょうが、普通の登山者から言うと無謀というか、リスクを無視していると感じますね。
 でもこれは普通の登山でもいえることで、非常に軽装で「山をなめてるのか」という登山者がいるのも事実ですね。
 そういう人はトレイルランナーより質が悪いといえるかも知れません。

 トレイルランナーが少数派であるのは間違いないと思いますし、トレイルを消耗させたり疲弊させたりしている面は否定できません。
 ただ、体力という面では普通の登山者よりも優れており、怪我をして遭難することが少ないのは事実でしょう。
 理想をいえば、コースを明確に分けて欲しいところですが、そうもいかないでしょうね。

 まだまだ黎明期のスポーツですから、この先変わっていって欲しいし、変わっていかざるを得ないと思います。

この回答への補足

よくよく考えると、ランナー個人の問題もあるけど、指導者や組織なども問題がありそうですね。
一般登山者もいる急坂のルートをクローズせずに、
レースとして数百人を同時に下山させるプログラムを平気で組むような人たち、組織です。
それを地元自治体(神戸市)も後援としてお墨付きを与えている。
この辺の体質から”変わって行く”にはかなり年月がかかりそうです。

かなり詳しい内容の回答をありがとうございました。

補足日時:2013/08/12 06:18
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この回答へのお礼

長文で真摯なご回答をありがとうございました。

>彼らにとってはコースは「ただ通過していくもの」でしかないのでしょう。
 厳しい環境で頑張って走っている自分に酔っているのだと理解しています。

山に登る人々も多様化してました。でも、みんな、山を愛して欲しいと思います

お礼日時:2013/08/12 06:21

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