No.1
- 回答日時:
基本は、それでいいと思います。
ミッドウエー海戦では、日本海軍の誇っていた優秀な空母が一気に4隻も沈められました。
戦力的には日本が2倍とも言える状況でしたけど、逆に、指揮官の決断力の無さと、敢闘精神不足によって、その戦力差を有効に使えませんでした。まあ、日本空母は攻撃にたいする脆さがあったのが空母4籍も沈んだ原因でもありましたけどね。
このときに、同じくして優秀なパイロットたちが多数亡くなったといいます。
そのため、その後のマリアナ沖海戦では、未熟なパイロットが操縦する日本機がゲーム感覚でどんどんと米軍機に撃墜されました。
これを米軍は、「マリアナの七面鳥撃ち」と揶揄しました。また、このときに空母3隻を沈められたので、これ以降、制空権・制海権は完全に米軍のものになったそうです。
No.3
- 回答日時:
まぁ、工業力なんかを考えても日本に勝ち目は無かったのですが、正規空母4隻を失った
ミッドウェー海鮮は「天下分け目」かも知れません。
しかし珊瑚海海戦は戦術的には日本の勝利でしたが、戦略的には日本の負けでした。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8F%8A%E7%91%9A% …
No.4
- 回答日時:
日本人として、
一応日本が仕掛けたことになっている太平洋戦争を語る時に、
ミッドウェー海戦が一番良い落とし処だと思います。
ミッドウェー海戦から敗戦続きになったことですし、
何より日本軍の多くの優秀な飛行機乗りが、
この海戦で戦わずして犠牲になったのも事実です。
でも、もし真珠湾攻撃時に真珠湾に米海軍機動艦隊が終結していたら
ミッドウェー海戦は起こらなかったはずです。
そう考えると、
天下分け目の戦いは奇襲真珠湾攻撃そのものだったような気がしますね。
山本五十六も同じように考えていたでしょう。
でも大本営は国民に対して失敗とは言えなかった。
そこからズルズルが始まったのです。
真珠湾で米海軍機動艦隊撃破
アメリカとの終戦協定締結
これが日本側の筋書きでしたから。
No.5
- 回答日時:
結果論ですが、マレー沖海戦と珊瑚海海戦でしょう。
マレー沖海戦で初めて戦闘機による軍艦の撃沈という快挙を日本は成し遂げましたが、結果戦略のパラダイム転換が起こり、戦艦よりも戦闘機を重視する戦争になりました。
推測になりますが、日本以外の各国では、この衝撃的なできごとから、戦闘機による戦略を増やしていると思われます。
そして、珊瑚海海戦。ポートモレスビーをあきらめさせる原因です。詳細は下記参照してください。この戦いで海軍がポートモレスビーを取るための戦力を失ったと判断し、ポートモレスビー攻略を断念。陸軍のみで進行するも壊滅。
ポートモレスビーをあきらめたことでラバウル航空隊を有効に使えなくなり、空中戦が有効活用できずミッドウェーでも負けることになりました。
当時珊瑚海海戦で勝利したがポートモレスビー攻略を中止した第四艦隊司令長官井上中将は『戦下手』の烙印を押されてしまっていますから、当時としてもここは契機と思われていたようです。
『マレー沖海戦』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AC% …
『珊瑚海海戦』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8F%8A%E7%91%9A% …
回答ありがとうございました。ご意見は参考になりました。なぜボートモレスビー攻略を断念したのか、僕にはいまだに分かりません。勉強不足を反省しています。
No.6ベストアンサー
- 回答日時:
mkfdh さん、こんばんわ。
私もミッドウエー海戦がある意味、日米における一つの転換点であることには変わりないと思います。しかし、今度はアメリカが主導権を握るガダルカナル島攻防戦の方が日米戦の勝敗の帰趨を決めたと思います。なぜなら、ミッドウェー海戦で空母が4隻沈みましたが、まだ、実は戦力的には日本が有利でした。
しかしながら、ガダルカナル島攻防戦での日米の消耗戦で日本が疲弊していったのは事実です。たとえば、備蓄してあった600万トンの重油が海戦一年足らずになる昭和17年11月には150万トンにまで落ち込んでしまい、これが、日本軍の行動の足かせになっていきました。また、飛行機自体も開戦以来の熟練パイロットがたくさん死んだので、技量不足のパイロットを前線に送り込まなくてはなりませんでした。艦船もたびたび繰り返される海戦のたびに何隻も沈み、そこはアイアンボトム水道と呼ばれる海域もあるくらいでした。これらは日本が敗戦するまで回復しませんでした。
一方、アメリカ軍は強力な補給能力を持っていたので、回復どころかかえって戦力が充実していきました。ここから、アメリカ軍の怒涛の反撃が始まり、日本は後退局面に入ってしまうのです。
回答ありがとうございました。ご意見は参考になりました。ガダルカナル島攻防戦は当然出てくるご意見だと予想してましたけど、どちらがターニングポイントだったか判断するのは改めて難しいと思いました。
No.8
- 回答日時:
まあそうかも知れんけど・・・・
空母とその艦載機の打撃力を見せつけて、戦艦の巨砲で雌雄を決するという従来の戦法を一気に過去の遺物にしてしまった真珠湾攻撃とも言えると思う
※ほぼ同時期のマレー沖会戦も外せない、それまで作戦行動中の戦艦は航空機だけで沈めることが出来ないとの通説を打ち破ってしまった <-真珠湾は、停泊中の艦船を不意打ちしたからと言う言い訳も出来ただろうが、こっちは防戦もすれば回避行動もする戦闘状態の戦闘艦
両海戦で勝利を挙げた日本軍は、それ以降も大和や武蔵といった超弩級戦艦による決戦を待ち望みずっと戦力を後方に温存していた
一方で米軍は、空母機動部隊とその艦載機を大増産して太平洋を縦横無尽に駆け巡り日本の空母機動部隊を量的に圧倒した
戦略の大転換をもたらしたと言う意味で、後のミッドウェー海戦の伏線となった両海戦を無視できない
回答ありがとうございました。ご意見は参考になりました。確かに歴史的意義を深く考えるとその通りかもしれません。考えさせられました。
No.10
- 回答日時:
こんばんは。
お答えになるかどうかわかりませんが、すでに多くの皆さんがおっしゃっていることも含めて...1.重慶爆撃・・・・世界初の戦略爆撃。一般市民をも巻き込んだ戦闘。のちに米軍が日本へのじゅうたん爆撃に応用した。
2.真珠湾攻撃・・・山本五十六の大博打。戦術的には半分成功。(米空母を打ち漏らしたことが後々、ミッドウェイでの敗北につながった。また、その時沈められたり、傷ついた米戦艦の一部は引き揚げ、修理され、マリアナ、硫黄島、沖縄の作戦に活用された。)しかし、宣戦布告が攻撃の1時間後になされたため、国際法に違反することとなってしまった。
3.ミッドウェイ作戦・・・4隻の空母、重巡洋艦1隻を失う。日本は連戦連勝気分で気を引き締めずに戦いに臨み、多くの犠牲を出した。米軍は、日本軍の暗号をすべて解読し、どこからどのようにに攻めてくるかすべて把握したうえで、戦いに臨んだ。
4.ガダルカナル作戦・・・島一つの攻防戦に日米両軍が総力戦を展開。周辺海域には両軍艦艇と航空機の多くが沈む。日米の物資量や輸送力の差が、米軍の有利を決定づけ、その後日本は衰退の一途をたどることとなった。
5.マリアナ沖海戦・・・日米の科学技術力の差が勝敗を決定づけた戦い。(米軍は高性能レーダーとVT信管、新型航空機の増備により、「マリアナの七面鳥うち」ともいわれる状況を作り上げた。)また、この戦いに日本が敗れたことにより、グアム・サイパン・テニアン各島が米側に落ち、B29がこれらの島から日本各地へ戦略爆撃に出撃することができるようになった。
いろいろ、長々と書きましたが、私的には、日米線は戦う前から勝敗が決定していたのではないかと思っています。
日本の外務省の暗号もすでに米側が解読し、日本が宣戦布告するのは時間の問題であることを知っていた節があること、圧倒的な工業力の差、石油等物資の保有量など、どれを取ってみても日本に勝ち目はなかったと思います。
しかし、その状況をもってしてもなぜ開戦に踏み切ったのか、そのことを学んでいただくことが一番重要ではないのかなと思います。
回答ありがとうございました。解説は大変参考になりました。原爆を投下したB29もテニアンから飛び立ったわけですから、やはりあの敗戦も胸が痛みます。
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