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息子が防大生です。入学し半年が経ち学校にも慣れてきたと思っていた矢先、突然「防大辞めて陸曹学校に行く。その後で幹部候補生学校へ入る。」と言ってきました。理由を聞くと「防大は1年生はきついけど2年生以降は1年に比べれば随分とゆるくなる。そのゆるさの中で現場も知らん幹部になりたくないから、曹になって現場を経験したい」とのことです。

親は自衛隊関係ではないので自衛隊内部の事情はわかりません。
でもせっかく防大に合格し将来の幹部を目指しての教育を受けられる環境にいながら、現場を知りたいという理由から陸曹学校へ入るという道は、素人的に考えても無意味だと思えてなりません。防大でも実戦訓練は相当キツイものだと聞きました。4年間の訓練で十分現場経験ができると思っているのですが・・・。

息子は親が勧める一般大学への進学ではなく防大受験を自分で決め、塾も勝手に辞めてきてしまったこともありました。何でも勝手に決めてしまい人の意見を聞こうとしない傾向があるので、親が説得してもムダなのかもしれませんが、親として息子がなぜこんなことを言いだしたのかを考える必要があると感じました。

各サイトを見ますといろいろな意見がありますが、総じて「防大辞めてまで曹学校に入るのは賢明な選択ではない」という意見が多いようです。

自衛官になるコースは非常に多岐で、それぞれに特徴があることもわかりましたが、現実に防大に入った息子が陸曹学校に入り直すという道は、選ぶ価値があるものなのでしょうか?

防大出身で現在幹部自衛官をなさっている方、曹学校から幹部になられた方、率直な意見を聞かせていただきたく思い質問させていただきます。(長文になり失礼いたしました)

A 回答 (6件)

まず結論から申し上げます。


ご子息の意思を尊重するというのをベースにして親子でよく話し合ってください。
決して親の結論を押し付けないでください。
なるべくご子息の気持ちを聞いてあげることです。

防大には様々な意識の学生が入ります。
その中で、おそらくご子息は意識が高い部類に入ると思います。
そういう学生は防大という集団の中で様々なジレンマを感じるかもしれません。
なぜご子息がそんなことを言い出したのかをお知りになりたいとのことですが、私が想像できることはいくつかあります。
あるのですが、守秘義務があるので具体例を申し上げるのは差し控えます。申し訳ありません。
が、とにかく防大は一般の人がイメージするところとはかなり違うのです。

お子さんが先々についてご両親に相談したとしても、真意のすべてを話しているとは限らない、ということも頭に入れておいたほうがいいでしょう。

一般の感覚で言えば「もったいない」と思われるでしょうが、防大というのは特殊な場所です。
普通の大学とは違うのです。
閉鎖された空間で、特に意識の高い若者は様々な矛盾に思い悩みます。

別の進路を模索する子も出てきます。
ところが、防大というのはある意味公務員として最低限出世できるコースが約束されていますから、特に親御さんが猛反対します。
そうした中で、取り返しのつかない選択をする子も出てきます。

決してお子さんを追い詰めないでください。
防大をやめたらかといって人生が終わるわけではないのですから。
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元郵便局員です。


民営化される前に退職しました。

防衛省や自衛隊には無縁ですが、お役所に共通したことがありますので、少し書かせていただきます。


「現場を経験したい」とのことですが、階級が下の者はあまり異動しません。
異動とは、「人事異動」のことで、「同じ部署に長くいる」ということです。
自衛隊にも「内部での昇進試験」はあります。
これに合格すれば、新たな部署で働くことになります。
また、階級が同じでも「職務に関する希望調書」の提出が可能かもしれません。
ですが、あくまでも希望を書くだけであって、希望どおりになることは「稀」でしょう。

私が言いたいことは、「現場を知りたい」と「3曹」から始められても、「経験できる現場」は1つか2つが限度です。
防衛大学校を卒業されると、「2尉」という階級になります。
いきなり「管理職」ということです。
しかし、管理職になっても実務的なことは、長く勤務している部下のほうが詳しいので、部下に任せるのが普通でしょう。(ただし、責任は上官にあります)
部下といっても、3尉、准尉、曹長、1曹、2曹、3曹・・・といますので、「准尉」あたりとうまくやればいいわけです。

どこでも同じですが、管理職は2年に1回は人事異動で別の部署に転勤さされます。
場合によっては、1年間での異動も珍しくありません。
防大卒業して30年間勤務するとして、最低でも15回は人事異動を経験します。
どこに配属になるのか、それこそ日本全国でしょう。
だから、「現場を経験したい」といっても、あまり意味がありません。
幹部でなくても、ある程度の階級になれば、必要に応じて人事異動はありますが。

幹部候補生となり上の階級を目指されるのであれば、定年がある以上、「さっさと上の階級につける」ようにしなければ「もったいない」ですね。
損をするだけです。
防衛大学校を卒業すれば、年功序列で「1佐」か「2佐」くらいにはなれるでしょう。
それを「3曹」から始めて、幹部候補生になれても定年で「3佐」にもなれずに退職するかもしれません。


せっかく大卒程度の「総合職」に合格しているのに、わざわざ「高卒程度」の試験を受験して幹部を目指すようなことをしているのと同じです。


これが、「戦闘機のパイロットになりたい」という希望であれば、少しはなしは違ってくるでしょうね。


※ここからは余談ですが、一般の国立大学や私立大学を卒業して「幹部自衛官」の採用もあります。
テレビで見ていたのですが、結構目的を持って就職されています。
ですが、体力的についていけない人や教育についていけない人がいます。
その点から防大卒業生は「自衛隊としての考え方」など4年間勉強されており、脱落することなく「当たり前」の感覚でされていました。

防衛大を辞めて一般の大学へ進路変更されるのであれば、それはそれで「就職先」を考えてのことなので結構かと思います。
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陸曹学校=一般曹候補生(陸自)としてお話させて頂きます。



防衛大は、将来の陸・海・空 各自衛隊の幹部自衛官となる者を教育訓練しますが、
一般曹候補生は、前線で活躍する自衛官を求めます。
要は、部隊等を運用する職責に進むか、現場の少人数チームで活躍するかの違いです。

ご子息は、1年生との事で現在10月時点で陸・海・空の要員決定は、未だ行われていないと思います。(そろそろ決定かと思いますが。)
要員は、成績順で成績優秀者の陸・海・空へ均等配分等が考慮され行われますので本人の希望通りに要員が決まら無い事も多いです。

また幹部自衛官は、2~3年おきに国内各地を転勤しますので、将来持たれるであろう子供さんの学校の転校やらハードな面もあります。
一方「曹」は、運が良ければ出身地の周辺で永年勤務が可能です。

さて個々にお話します。

>>現場を知りたいという理由から陸曹学校へ入るという道は、素人的に考えても無意味だと思えてなりません。

無意味では無いと思います。自衛官としての一生を現場中心で生きていくか、大部隊の運用中心で生きていくかの違いはあります。

>>防大でも実戦訓練は相当キツイものだと聞きました。4年間の訓練で十分現場経験ができると思っているのですが・・

充分以上に経験出来ます。

>>何でも勝手に決めてしまい人の意見を聞こうとしない傾向が

運用幹部には向きません。多くの部下が危険に晒される恐れがあります。むしろ職人気質は、現場向きです。

>>なぜこんなことを言いだしたのか

前期の定期試験が終わって、試験の手応え等で単位を落とす心配とかあるのかもしれません。前期の試験だけで決定するのでは、ありませんが、1つでも落とすと留年です。
また「2年から楽になる」は、妄想です。2年生は、1年生の指導方法等で上級生から厳しく指導され、各学年夫々の苦しみや悩みを経験していきます。

>>曹学校に入るのは賢明な選択ではない

何を持って「賢明」か定かではありませんが、昇進や給料だけが「賢明」の基準では無いように思います。
学年600人が入校し卒業までに約3割の200人が退校していく中で再度、自衛隊へ進む人は、それなりに居ると思います。

>>陸曹学校に入り直すという道は、選ぶ価値があるものなのでしょうか
絶対「陸上自衛官」へ進める。ハードな転勤が避けられる。出世競争を避けたい。
自分個人の責任を負えば良く、大部隊の顔も知らないような部下の不始末等、過大な責任を負うことが無い。
それなりの価値は、あるでしょう。

纏めです。

既に今年度の一般曹候補生の採用試験は、二次試験が修了しており11月上旬の最終発表待ちです。受ける為には、来年の8月から約一ヶ月の間に申し込む事となります。それまでの間の約1年をどう過ごすのか、防大に残る選択もあると思います。

願書提出時期も考慮せずに一般曹候補生への転進を表明されるのは、一刻も早く辞めたいのかもしれません。

1年生で一番苦しい時期は、3月末の新入生準備期間~短艇訓練です。その期間を経験しないのは、防大に入った意味すら無いと思います。また、そこまで持つならばご子息の考えも変わるかもしれません。

ご安心の方向へ進むと良いですね。
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詳しくは知らんけど、幹部候補生と曹は別にあるみたいだから、防大からすると2段階下ですよね。


普通に幹部候補生学校に行く方法もあるのに、わざわざ曹からとは。

自衛隊のことはよく知りませんが、私は公務員の経験がありますけど、日本の公務員制度は基本入口主義ですから、曹をやって、幹部候補生をやって、定年間近に幹部の端くれになったと思ったら、防大だったら20台で経験する幹部だったりして。

例えば、他の役所だったら、地方出先機関の所長になって幹部と呼ぶのに、I種採用者は28歳程度で経験するというような・・・。

そういうことにならなければいいんですけど・・・・
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素人ですが、、、最初から、大佐、、佐管になりたくないのでは、、、。



私の、親父は、戦時中、、教官、、新兵訓練で、先頭を切って走り、、新人を鍛える、、位置にいたようです。

戦争映画など見ても、、そうですが、、新兵訓練とか、、実際に現地に行き、、活動する部隊は、高卒でしょう、、

おそらく、佐官では、、最初から、机のある分もんではないかと、、。

若い人たちと、、訓練、経験を積むには、、陸曹でしょうけど、、、能力がある息子さんなら、、無駄な、4ー5年を経ても、、、

上に行けるかもよ、、。でも、、、苦労を積みたい人と、積みたくない人にとっては厄介な問題ですよね。

お好きにやらせたら、いいのでは、、、どうせ、、自衛隊、、、すぐには戦争は始めないでしょうから、、。

体を動かすのが好きなら、仕方ないのかもしれないですよね。

とくとか、そんとかじゃなくて、考えが生真面目すぎるのが、問題ではあると思うけど、苦労が好きでしたいならすれば良いのでは。
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アホな考えですね。


現場を知るって言ったって、体験できるのなんて極部分的でしょうに。

階級の上位に行けばいくほど貴方の息子さんの言う現場を知らない幹部しかいないのです。
当たり前です兵士と指揮官では必要なスキルも思想も全く違いますから。
そして、自衛隊(軍隊)で極一部の体験をもとに上官命令に背く部下なんて毒でしかありません。
立派な志を持っているなら現場の実情をくみ取れる幹部として作戦指揮に携われるまで上に上がらなければいけないのに、そこまで上がることを放棄しようとしているのですから本末転倒どころか足手まといになりかねない危険分子ですね。

分かりやすくバラエティでたとえるなら…
ドラマ(映画)「踊る大捜査線」の室井さんがなぜ必死に上にあがろうとして現場から遠ざかってしまったのか。
「少し現場見てきまーす」って出世ラインからフェイドアウトしたらそれで道が閉ざされてしまうからでしょう。
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