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槍って刺殺用の他、撲殺用も兼ねる兵器だったのでしょうか?
単に撲殺用なら、柄の長い金棒(おとぎ話の鬼のと同じ)か鉄球にでもすれば良いし、棒に刃物を付ける必要性も感じません。

A 回答 (7件)

ご存じだと思いますが、「雑兵物語」には槍はみんなで声を合わせて上から打ち下ろせなんてことが書かれています。

じゃあ撲殺目的だったのかというと、槍の穂先はそんなに重いものではないですからその重さで人を殺すことは困難でしょう。
みんなパソコンゲームをやりすぎだから分からなくなるんですが、人は基本的に死ぬまで戦わないのです。命あっての物種、逃げられるところがあるなら逃げるものなんですね。ましてや足軽ともなれば、こっちの大将が負けたなら、あっちの大将に雇ってもらえばいい話です。足軽ってのはフリーターですからね。仕事に命をかけるフリーターなんてほとんどいないわけでしょ。
だから、重要なのは相手の足軽隊をひるませて陣形を崩すことなのです。頭の上からバッシバッシと叩かれて、しかも穂先に刃物がついていたら危ないでしょう?それで陣形が乱れれば、そこを短槍を持った徒歩武者が斬りこんでいくわけです。するとひるんだ側はこりゃヘタすりゃ徒歩武者に斬り殺されますから、長くて重い槍なんかほっぽり投げて(足軽の槍は官給品)逃げちゃうわけです。
だから、戦国時代の合戦というのは、殺し合いというよりお互い本気のアメリカンフットボールの試合に近かったと思います。アメフトの試合でも、突破が決まるとタッチダウンが決まるでしょ。実際、古代の戦争に最も近いのがアメフトだと思います。

「合戦は、思うほど殺し合わなかった」というのが私の説。だってさ、幕末の北海道戦争での激戦のひとつ、二股口の戦いでは戦いのピークの2日間での新政府軍側の死傷者が約30名、一方の土方軍の死傷者はわずか3名でした。ライフルでの撃ち合いが主流だった幕末でそうなんだから、肉体のぶつかり合いの戦国時代の合戦でそんなにそんなにしょっちゅう死者が出たとも思えないのですよ。だいたい当時の人口は今の1/10くらいだったといわれてるんですからね。戦闘でやたらと人が死ぬようになったのは、大砲と機関銃が発達して以降なんですよ。

ちなみに昔話に出てくるあの鬼の金棒は当時の軍隊は持ち歩いていたようです。陣地を作るときに大きい石を動かすのにテコとして使ったりしたようです。他にも城攻めのときに門扉を壊すのに使ってたようです。あの柄の根っこのところが輪っかになってるでしょ。あそこに紐を通して遠心力を使ってぶつけたようです。当然、武器として使ったこともあったと思いますよ。

現代の軍隊でも、鉄砲をかついで最前線で戦う兵士と、その補給などを行う後方勤務の兵士の割合は少なくとも1:1で、理想は1:2だといわれてるんです。1個師団がだいたい1.5万人くらいなので、そのうち5千人くらいだということですよね。案外に少ないでしょ?だから、師団の死傷者が3千人くらいになると「全滅」扱いにされるのです。5千人のうち3千人が死傷したらこりゃほぼ全滅ですわね。
当時の軍隊も、寝泊りするためには陣幕も張らないといけないし、陣地を作るなら材木やら縄やら必要だし、食事を用意するにも煮炊きする薪が必要です。当時は今より自然豊かだけど、薪なんてそう簡単に大量には手に入らないですよ。1万人の軍勢なら、毎日2万食(当時は一日二食が一般的だったようなので)。当時は糒とかあったといわれますが、あんなのは今ならカロリーメイトとかソイジョイみたいなものです。いざというときならまだしも、戦争に出て帰ってくるまでずっとあれじゃあ士気が下がるでしょう?だから、相当数の非戦闘員が一緒だったはずなんですよね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2014/02/04 16:56

殴ることも刺すこともできる長い棒状で先端に刃物がついた武器が槍です。


兼用だけど「単に撲殺用」じゃなく遠い間合いで刺すことが主目的です。
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槍はそもそも、刺殺用の兵器ではありません。



槍は、至近距離に敵を寄せ付けないようにするための、どちらかというと防御用の兵器の意味合いのほうが強いのです。

たとえば、古代ギリシャ語にはファランクスという軍事用語があります。これは日本語で「重装歩兵」とも訳されますが、楯と槍を持った重装歩兵の集団運用、という戦術用語でもあります。

このファランクスの要は楯と槍であり、横一列に並んだ歩兵が槍を相手方向に伸ばし、楯で弓矢を防ぎながら、一気に相手陣地に乗り込む戦法を取ります。
相手から見れば、弓矢は楯で防がれ、近づこうにも槍が邪魔で近づけませんから、接近戦に持ち込むのがたいへんだったわけです。
参考:http://blog-imgs-30.fc2.com/l/e/g/legatus/200903 …

槍じたいは接近戦では使いものになりませんし、そもそも槍ぶすまを作って接近してもそれに刺されて死ぬような相手兵士もほとんどいませんから、槍は刺し殺すことを目的に作っていたわけでは有りません。

たとえ一人だけで使うとしても「相手の刀や剣が届く範囲までよせつけない」というのがおもな目的だったわけです。

これに対してなぎなたは、長い棒の先に刀をつけ、間合いを遠くして相手の刀よりも優位に戦おう、というもので、相手の体の一部でもなぎなたで傷つければ、相手もそれ以上の攻撃を躊躇します。
つまり、間合いが取れることで非力な女性でも、刀をもつ男性と戦うことが可能になる武器がなぎなただったのです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2014/02/04 15:41

撲殺は正直困難だと思います。


撲殺するためには長い柄を振る必要がありますが、戦場にはそんな空間はありませんので、1対1もしくは多対1でしか使えません。

それに長ものは懐にはいられるとまさに「無用の長物」と化しますので、大きなモーションが必要な撲殺用途をメインにすることはないでしょう。

やはり槍は刺突用の武器であると思います。
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>棒に刃物を付ける必要性も感じません。


清水次郎長か飯岡助五郎に喧嘩のときになんでわざわざ竹の先を削いで竹槍を作ったのか聞いて下さい。

冗談はさておき、
質問者ご自身「兼ねた」と言われていますよね。
槍を撲殺専用とは言われていませんよね。

白兵戦の最中に、こんどはこの武器、次はこの武器と専用道具を律儀に使い分けている暇があるとお考えですか?
絵に描いた弁慶のように、あらゆる武器を背負って出かけますか?
殴る、突く、切るのなんでもこざれという武器の方が良いのではありませんか?
敵の近くにいるよりも離れていた方がこちらのの身は安全ではありませんか?
鬼が持っている金棒で相手を切れますか?
腕でも足でも一か所でも切られれば人間の戦闘能力は極端に落ちます。
人間はターミネーターでは、ありません。
敵を一々殺さなくても戦闘不能にすれば戦は勝てます
槍の穂先で腕でも腿でも切ればOKです。
鎧の上から刺し通せばより効果はあがります。

薙刀は刃の部分が重いので振り回すのには向いていません。
刃の小さい槍の方が振り回し易いです。
白兵戦は身軽な方が戦い易いです。

要は槍は撲殺にも使えたということでしょう。
道具というものは、眺めているだけでは判りません。使ってみて初めて有用性が解ります。
武器というものは、命がけの試行錯誤の結果で出来上がっています。
単なる思い付きで作られたものではありません。
どのように使ったのか一生懸命想像して下さい。
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 撲殺用なら、水滸伝の九紋竜史進が鉄の棒を使ってます。

この手の武器、そうとうの筋肉がないと使えません。
 さまざまな武器がある中で槍が多用されてる理由のひとつは、製造コストが比較的安く、実戦経験のない雑兵でもそこそこ使えることでしょう。
 集団戦で、穂先をそろえて突き出し、接近を阻むのが第一の目的。穂先をかわされて接近されたら、棒の部分で叩いてダメージを与えることも可能というぐらいでしょう。撲殺までは期待してません。

織田信長の前で、長槍かいいか、短槍がいいかの論争から比較テストをすることになって、長槍派の秀吉は、短槍兵たちが長槍の突きをかわして接近したところを、槍を振り下ろして叩き、ひるんだところで、体勢を立て直し、再度、穂先を突きつける戦法で、長槍の優位を見せたという話が伝わってます。(後世の創作の可能性アリ)
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現在、大きく三流派残っています。


私も気になったので全流派に問い合わせをしました。
私の場合は銃剣道が槍術の流れを汲むという主張に疑いを持ったからですけど…

奥伝の部分は話せませんがと条件をつけてはきましたが、そもそも槍術に突く(刺殺)という技前は無いんだそうです。
共通した回答は脚をなぎるでした。
薙刀の派生らしいです。

鉄球や金棒…
4mも長さがあるんですか?
二間槍で3.6mの長さがあります
鉄球や金棒では攻撃圏への侵入は難しいと思いますけど…
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