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命とは何なのかという問いにも関連します。

人体の組成は科学的にに解明されていると思います。水分、タンパク質、アミノ酸、脂肪、・・・等。
ですから、たとえば人工皮膚や人工骨を作ることは可能となっています。

成分的な組成は化学的に解明されているでしょうし、例えば皮膚はどのような構造を持っているか、骨や神経はどのように接合されているかといったことも物理学的に解明されていると思います。

しかし、まったく同じ成分比率の組成で同じ有機物体を作ったとしても、それがヒトではなく「人間」として物事を記憶し、人によってあらゆるタイプの人格があり、性格があり、笑ったり泣いたり、恋愛したり、という感情は心理学的、生物学的には説明できますが、物理学・化学のように物質の構成や組成の観点から説明することは出来ますか。

今現に私がこのように「生命とは何なのだろう」と考えていること、それ自体が、物理学や化学で説明することはできるのでしょうか。心理学は、「こころ」を対象としていますが、そもそも「こころ」とは何なのか、生物学的には大脳がどうのこうの、と説明するでしょうが、エネルギーや位置、元素、化学物質などの観点から説明がつくのでしょうか。

A 回答 (10件)

 凄く疑問な質問ですが。



 前半部分のみに回答します。
>ですから、たとえば人工皮膚や人工骨を作ることは可能となっています。
 思い違いをしていると思います。
 人工的に合成できても治療目的用の素材であって、代わりにはならないです。(置換できるわけでは無い)
 生命体のような新陳代謝は無いので劣化に伴う寿命があります。

この回答への補足

私の書き方がうまくありませんでした。

> 人工的に合成できても治療目的用の素材であって、代わりにはならないです。(置換できるわけでは無い)
> 生命体のような新陳代謝は無いので劣化に伴う寿命があります。

まさにそこが疑問の根本なのです。
少なくとも物質的、組成的にはイコールなものを作ったとしても、それは生命体の一部として置換できない。なぜまったく物理的、化学的に同じ物質を作っても、それは生命体とはならないのだろうか、というのが疑問です。

たとえば脳みそは化学的には所詮タンパク質や有機物質、物理的には容積何ミリリットルか知りませんが有機物質の塊なわけです。それが、なぜ感情を生み出すのか。

恋愛をして傷ついたり、青年期にいだいたノスタルジックな思い出、とあえて象徴的に書きますが、そういう私たちの記憶は、何によってもたらされているのでしょうか。

補足日時:2014/02/04 15:10
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 人間の脳は基本的にはコンピュータと同じです。



 コンピュータが全ての情報を記憶し、計算出来るのと同様に、人間の脳は感情を含めた、あらゆる情報を記憶し、処理出来る能力を持っています。

 人間の脳とコンピュータが違うのは、脳が再生不能で寿命があるのに対して、コンピュータは新製品に置き換えればハードの更新が出来るので、ソフト互換性を保っていれば、長期間の情報保持が出来る点でしょう。

 人間の精神は脳に記憶されている情報と本能などのソフトウェアだと考えれば説明出来るものばかりです。コンピュータがソフトウェアで動いているのと同様に、人間の脳にもソフトウェアに相当する本能や自我が存在しますし、精神や心と呼んでいるものも大量の情報で成り立っているソフトウェアだと考えて良いでしょう。

 病気などで、精神的な欠陥が生じた人を研究すると、人間の脳の構造に関して詳しい知見が得られると言います。精神構造を解明した精神分析学が有名ですし、今では実際に脳の活動状況をCTスキャナーで調べながら、精神活動を研究するまでになっています。

 コンピュータが半導体に情報を蓄積して処理するように、人間の脳は脳内化学物質に情報を蓄積して処理するコンピュータと呼んで良いものです。ネズミなどの実験でも脳内化学物質に記憶された情報を別のネズミの脳に移植して再現する実験に成功していますし、人間の場合も記憶の移植は不可能ではないかもしれません。

 再生医療などを使って人工的に複製人間を作り、自分の脳の記憶を移植して、記憶や思考まで自分と同じ人間を作り出すのは理論的には可能ですが、実際には難題が多くて難しいようです。
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>「人間」として物事を記憶し、人によってあらゆるタイプの


>人格があり、性格があり、笑ったり泣いたり、恋愛したり、
>という感情は…物理学・化学のように物質の構成や組成の
>観点から説明することは出来ますか。

説明だけなら一応出来ると思います。


物質の組成以外で重要なのは電気信号です。
組成を同じにしてもそれは死体と同じレベルになっただけです。


それはパソコンの(主記憶)メモリと一緒です。パソコンのメモリはフリップフロップ回路で作られていて、通電中のみ情報が記憶されます。当然、電源が失われたら記憶していた情報は失われます。

1つのフリップフロップ回路に記憶できるのは1ビットですから、例えば2Gバイトのメモリならその情報を記憶するためには160億の状態を保存しなければなりません。パソコンならスリープ状態に入るときにその情報をHDDなどに保存し、復帰時にその情報を元にメモリの状態を構築すると言う事が可能です。しかし、状態保存・復元という機能がなければ、メモリの状態を元に戻すことは先ず不可能でしょう。

人間もそれと同じでシナプス間の電気信号のやり取りが重要で、そこが一旦失われてしまえば復元することは難しいでしょう。人間の脳のシナプスの数は300億個らしいですが、その状態を保存する事も復元することも、少なくとも現在の人類の科学技術レベルでは到底不可能です。

ですが将来科学技術が進歩しそこをクリアできれば、人間の記憶の保存・復元・(別の人やクローンへの)コピーなどが出来るようになると思います。


あなたの質問に対する回答の結論としては、
「説明できますよ。物質の組成だけではなく電気信号もきちんと考慮してね」という感じになります。
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 改めまして。

もう一度。

>生命・記憶・人格等は物理学・化学的に説明できるか

 この問いは脳の生理現象に強い結びつきがあると思いますが、ざっと説明しようとすると以下のような現象があります。

>-神経伝達物物質-
http://trauma.or.tv/1nou/3.html

 脳神経細胞の中を電気信号が走ったり、脳内化学物質による情報伝達のやりとりなどが挙げられると思います。


 これらの総合的な生命活動の結果が、「生命・記憶・人格」ではないかと思います。

 では、人工的に合成した素材で同等のことができるか?というと、すでに回答があるように電気信号が伝わるようにはできていないので、現時点で材料だけで忠実に再現するすべは無いと思います。


 たとえば1年以上前にNHKスペシャルでスーパーコンピュータ京での特集の時に人工知能の話題も出ていて、コンピュータ内で構築する疑似人格の「アバター」の話も触れていました。
 理屈の上では個人情報を全て数値データ化すればコンピュータ内で人格を構築できるのではないか?とする研究。
 仮に完璧なアバターが完成したとして、それに人格があると判断するかどうかは人による価値観に左右されるのでは無いかと感じます。
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心理学は、心を扱いながら未だ「心」とは何か?を明確に定義できません。


そして、心に関する疾患やストレスなどに対しても定まった治療もなく、精神医学との境目も判然りしない。クライエントに対しては、医師の立場から薬を処方するが、あまり改善されているようにも観察できない。つまり、心理学は、工業デザインや様々な産業に於ける消費を促す戦略にはある種の成功を収めたとはいえますが、事、人間の心の改善治療となると全くと言えるほど結果が出ていない。寧ろロックフェラーを筆頭に、彼らが推し進める「人口削減」の多方に渡る長年の計画遂行の中に、ロックフェラーがコントロールするアメリカ政府はもとより、大学機関、製薬産業、医療全般、精神医学etc彼らの都合の悪いデータは、ことごとく隠蔽或いは抹消されており、私たち日本にあってさえ、制限された情報知識の中から間引きされた知識、研究成果?だけが民間には、降りてくるシステムになっている訳ですから、私たちがいくら知ったつもりでも、その知識の体系は既に誰かが意図的に検閲した情報を受け取らされているのです。癌の治療についても、私たちが知らないだけで、癌とはそもそも何か?その治療法は、既に明らかになっているにも関わらず、公には、発表されません。なぜか?健康な人口が増加するからです。(必ずしもそうではないが)彼ら、社会の最上部でコントロールするマフィアらの意向に合わないものは、抹殺されます。ケネディ暗殺が象徴するように。出る杭は打たれるのです。精神医学をはじめ心の治療に関して言えば、彼らは今世界各地で個人や家族の認可なしに、精神科医の判断で、薬の投与、治療、入院が出切る権限を得ようと何度も何度も議案を提出し、国の法律として制定させようと躍起になっています。これらの法案が通ってしまうと、人は精神科医の判断で、薬を飲まされ、場合によって強制収容されます。つまり、人々を自由に拘束し、薬漬けにして生活機能を奪い、社会を衰退させる方向に向かわせようとしているのです。製薬会社が、この精神薬をどれだけ売上げているか?それは増加する患者の推移と比例します。加えて自殺者も。

心というものは、臓器ではありません。働きのことです。
心は、生存に必要な情報を記録し、その記録を元に、より高い生存性を選択するという機能のことです。
人間を構成しているものを説明すると1.肉体(脳を含む)
2.心
3.精神、または自我。宗教を信仰される人にとっては魂と呼んで差し支えないでしょう。
この3つの要素から構成されています。
実験してみましょう。
まず、目を閉じ、あなたの好きな人の顔を思い浮かべて下さい。直ぐにその人の顔が浮かんで来ましたか?
その映像は、あなたがいつか見た経験から作りだされた映像です。その情報提供が心の働きなのです。
では、もう一度、その心の映像を見て下さい。それを見ているのは誰ですか??あなたの体がそれを見ているのですか?いいえ。それを見ているのはあなたです。私ではありません。紛れもなくあなた自身です。脳が見ていたのでは?いいえ、正しくはNO!です(笑)
その映像を見ていたのは、あなたに他ならないのです。
これが自我と呼ぶものであり、精神という要素です。それはあなたという魂なのです。
人は時に、心に残したくない、非常に辛い体験をしいられます。ストレス、人との別れ、争い、孤独、喪失、屈辱、etcこの非論理的なストレスの経験も、やはり心は記録します。人は論理的な理性の経験と非論理の経験を同時に抱えることになります。この非論理の記録が強い作用を及ぼすと、人は理性による統制が困難になります。いわゆる情緒不安定な状態です。
心の回復は、この論理性の回復とも言えます。非論理的な経験の記録を、対話によって、論理的に分析し、クライエントと理性を健全に回復させていくことが、本来の理想とするカウンセリングの役割なのです。
しかし、今の堕落したカウンセリング及びカウンセラーでさえ、この自分の仕事が理解されていないようです。
麻薬の作用に似た精神薬の乱発、精神病院内で行われている暴力やレイプ、その他の人権侵害など、日の元に引きずり出せば、おぞましいほどの犯罪が発覚するでしょう。これはレストランの食肉改竄のような生易しい類のものではありません。
その人自身である精神性を否定し、あなたは脳が作り出す一つの意識にすぎないなどと、言った途端に人格の破壊が始まります。
ですから、もし心を専門に学ぶのであれば、それは決して宗教の分野と切り離すことのできない、「魂」を扱う学問なのだということを、まず理解された上で関わることを切に希望します。
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>少なくとも物質的、組成的にはイコールなものを作ったとしても、それは生命体の一部として置換できない。

なぜまったく物理的、化学的に同じ物質を作っても、それは生命体とはならないのだろうか

イコールなものなんて作れてませんからね。だからこそ、現在、再生医療の分野が人気なんですよ。

現時点では、あなたの疑問に対して科学的なアプローチは難しいかと思います。ただ、私なりに回答するなら、C.J.Venterらの研究成果を引っ張ってきますかね。すなわち、完全に人工合成したゲノムDNAを取り込んだ細菌が、実際に生命として活動できたというものです。ソフトウェアがハードウェアを構築する、というおもしろい表現が使われてたのを記憶しています。もちろん、これは単細胞生物の研究ですし、ヒトなどに見られる感情の由来については何の解決にもなりませんが、生命システムの理解への取っ掛かりとしては重要だと思います。

後段の「こころ」の方が気になるのであれば、科学カテよりも哲学カテの方が、求めている回答が得られると思いますよ。
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>まさにそこが疑問の根本なのです。


>少なくとも物質的、組成的にはイコールなものを作ったとしても、それは生命体の一部として置換できない。なぜまったく物理的、化学的に同じ物質を作っても、それは生命体とはならないのだろうか、というのが疑問です。

当たり前です。生命は極めて精緻な分子機械です。タンパク質や核酸などで構成されたモーターやポンプ、リアクターが精密に配置されて初めて生命となるのです。粘土みたいに構成物質を適当に混ぜ合わせても生命にはなりません。
現在の科学では生命を構成する原子や分子などの構成は分かっていますが、それらの分子がどのようなマクロな構造を構成しているかまだまだ完全に解明した訳ではありません。
解明されている部分もかなりありますが、解明できたと言ってそれを人工的に作れるかというと無理です。細胞の部品はナノ単位であり、しかも三次元的かつ流動的に組み上げられており、それを適切な精度で組み立てる技術がありません。

コンピューターで例えてみましょう。
コンピューターは各種金属やプラスティックなどの化学物質でできていますが、それらの原料を適当に混ぜてコンピューターっぽい形のものを作ってもそれはコンピューターにはなりませんよね。
コンピューターとして機能させるにはHDDですとかマザーボードですとか配線ですとか、コンピューターを構成する部品を作って適切に組み立てる必要があります。
また、コンピューターの理論を知っていればコンピューターの原理を説明できますがコンピューターを1から作るには適切な工学機械が必要です。原理や理論を知っているからと言って原料(金属や化学物質やら)だけを渡されても手作業でコンピューターを作るのは不可能でしょう。


人工骨とか人工皮膚だとかは単に人体に拒絶されにくい物質でそれっぽい形のものを作っただけです。
これを人体同様に代謝したりできるようにするには分子レベルで細胞小器官だとか細胞膜だとかを完璧に作り上げる必要があります。現代の技術ではそれは到底不可能です。
せいぜいDNAなどの限定的なものだけですね。ですがいずれ技術が発展して細胞小器官等をきちんと組み立てられるようになればクローンなどを必要としないゼロからの生命体を作ることができるかと思います。


>生物学的には説明できますが、物理学・化学のように物質の構成や組成の観点から説明することは出来ますか。

現在の生物学ではまだまだ無理でしょう。生命を構成する化学反応は極めて膨大で解明できていないことが多数あります。
ただ、1つ気になったのは質問者様は生物学を物理や化学と完全に独立した存在だと思われているのではないかということです。
生物だってその肉体は化学物質で構成され、様々な物理的原理や化学反応によって稼働していることは明らかになっています。大脳を構成するシナプスが電気信号のやり取りをする原理は物理学や化学によって解明されています。肉体機能を調節するホルモンは化学的にどのような物質でどのように細胞に働きかけるかも物理的化学的なアプローチから研究されています。
ですので生物学と物理や化学を切り離して考えることはナンセンスです。
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物質的にも、構造的にも生物と全く同じものを合成すれば、当然それは生物になります。


何故なら、どんな生物といえども、化学物質の集合体であることに変わりはなく、物理や化学の法則に従って機能しているからです。

ただし、今の科学技術では、物質的、構造的に生物と全く同じものは合成できないということです。

前出に同じような回答が有りますとおり、人工皮膚や人工骨等々は、実際の皮膚や骨に似た組成の物質で作ってはありますが、物質的にも、構造的にも、実際の皮膚や骨とは全く違うものです。

生物に限ったことではありませんが、単に、組成だけを同じにしても、それだけでは同じものにはなりません。
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人間も生物の一種で、自然に発生した自動機械だということはあきらかでしょう。

技術がさらに進歩すれば、この延長線上でいずれは人工的に作れるだろうと思います。貴方が一番気にされておられる心の機能ですが、人間の心は動物たちと異なっていると考えるのが人間のおごりなのであって、人格、犬格、猿格、猫格、それぞれ存在すると思われます。人間の心が一種特別なのは、やはり社会を作ったことによるのでしょう。社会における人間関係というきわめて複雑な状況がわれわれの脳みそを激しく刺激して、基本的には複数のコンピュータが並列に稼動するというシステムになり、外から客観的に自身を観察できる機能が発達した、それが心というものの本質なのではないでしょうか。この線で納得できませんか?ヒジョウに単純な考え方かもしれませんがね。
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「物質・生命・心理とは何か: "物理学"からの統一説明」


という本を読むと,疑問の解消に,もしかして,役立つかもしれません。

池田宗彰著 お茶の水書房 2010

物質の組成というレベルにばかり目を向けていては視野が狭いかも……

この回答への補足

探してみようと思います。
ただ池田さんって経済学者ですよね?一応、早稲田理工出てるみたいですが。

補足日時:2014/02/05 23:42
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