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震災から早いもので間も無く三年の月日が流れようとしています。

ところで、よく耳にする「がんばろう日本」という言葉。一体どこの誰が言い始めたんでしょう??
あと、この言葉によってどのような影響がメディアにあったのでしょうか??この言葉によって震災がメディアイベント化してしまったように感じます。どちら様か、アンサーよろしくお願いします。とてもわかりにくく、漠然とした質問ですいません。

A 回答 (2件)

「がんばろう日本」は、おそらく1995年の阪神淡路大震災後の「がんばろう神戸」から来ていると思います。



当時未曾有の災害となった神戸では、「がんばろう神戸」を合言葉に復興が行われました。
とくに、神戸を本拠地とするプロ野球オリックス・ブルーウェイブ(当時)の宮内社長が「こんなとき神戸を逃げ出して何が市民球団だ。一人も来なくてもいいから、スケジュール通り絶対、神戸でやれ」と檄を飛ばして、困難な中でオリックスは神戸で試合開催にこぎつけます。
イチローや平井ら選手たちも「がんばろうKOBE」を合言葉に一丸となって戦い、オリックスはこの年にリーグ優勝を果たしました。また、「がんばろうKOBE」は流行語大賞に選ばれ、一種の社会現象にまでなりました。


2011年の東日本大震災では、「がんばろう神戸」に便乗する形で「がんばろう日本」と言われるようになったと考えられます。

もっとも、最初は「がんばろう東北」のほうが多かったと思います。
「がんばろう神戸」のフレーズが非常に成功したことをみんなよく覚えていたため、政府や自治体もかなり早い段階(2011年3月半ば)から、積極的・意図的に「がんばろう東北」と言っていました。
しかし、関東地方で計画停電があり、さらに西日本でも電力需給が逼迫したこと、震災自粛で経済が冷え込んでしまわないように「被災していない人は積極的に経済を回して日本を立て直そう」という主張が増えてきたこともあり、「がんばろう東北」が「がんばろう日本」に変わっていきました。

メディアイベント化したとのことですが、マスメディアが主導したというよりは、政府自治体とメディアの意識がなんとなく一致して急速に広まった言葉であるように感じます。


「がんばろう日本」という言葉が負担になるという被災者もいますし、いかにも押しつけがましい、あるいは全体主義的だとして、この言葉を毛嫌いする国民もいます。
一方で、どこか他人事だった西日本の人たちも、この言葉を通して震災を我がこととして考えるきっかけになったという側面もあると思います。

メディアへの影響は、詳しいことは分かりません。ただ、短く使い勝手が良くて、大っぴらに批判されにくいキャッチフレーズなので、「我々メディアは被災者の味方です!」とアピールする際には便利だった面はあると思います。
もっとも、メディアだけでなく、政治家や企業もこの言葉を巧みに利用した例も多数ありますが。
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阪神大震災後に当時のオリックスブルーウェーブが「がんばろうKOBE」を合言葉に快進撃を続け、復興に大いに貢献したことが由来だと思います。


東日本大震災の時には日本野球機構が12球団統一スローガンとして「がんばろう!!日本」を採用、その後に官公庁でも「がんばろう!!日本」を掲げ様々なキャンペーンを行いました。
こんな経緯だと思います。
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