メモのコツを教えてください!

とくに何も考えずにボーッとテレビを見たり、食事に見た目や周りの雰囲気の良さを求めてみたり、服やアクセサリーでオシャレしてみたり
人は、生きていく上で全く必須ではない行動をたくさんして生活していますが、
何故(言い方は悪いですが)こんな無駄な行動をするような生物に進化したんでしょうか。

何か世の中を批判してるような感じですが、そういうひねくれた意図ではなく、
生物というのは常に合理的に進化していく印象があるのですが(合理的でない進化をした生物は自然淘汰されてくはず)
何故人間は必ずしも生命活動に必須ではない行動をたくさんしているにも関わらずこんなに繁栄しているのか純粋に疑問なんです。

普通に考えて、こんな非合理的な行動をする生物に進化する理由がわかりません。何か生物学的な理由があるのだとしたら、教えてください。
(こんな書き方ですが、純粋に生物の進化についての疑問なので、宗教関連やオカルトめいた回答を期待する質問ではありません)

A 回答 (4件)

>とくに何も考えずにボーッとテレビを見たり、食事に見た目や周りの雰囲気の良さを求めてみたり、服やアクセサリーでオシャレしてみたり



これらの行動は目的ではなく結果です。
こういうことをするために進化したのではなく、進化していった結果、こういう行動をするポテンシャルを得たということです。
人間に限らず、脳がある程度発達した種なら食糧が十分で安全な生活をしていれば快感を求めて合理的でないことを追求しちゃうんですね。
なぜかというと、脳は自分の行動を決めるのに快感を得る(増す)か、不快を避ける(減らす)かのどちらかで決定するんです。
なぜ美味しい食べ物を人間が求めるかと言えば、栄養が豊富で安全な食べ物を美味しいと感じる人間が生き残ってきたためにそういう性質が受け継がれてきたからです。
雄がセックスを求めるのは子供を作るためではありません。野生動物は交尾したら子供が生まれるという因果関係を理解できるほど知能はありません。単にセックスが気持ちいいからです。でもそれをやり過ぎると生き延びられません。なので、たまたまセックスが気持ちいいけどするべきでない時は適度に我慢できる性質の雄が子孫を残すことができたのです。

快楽とは脳による「こうすべきだろう」不快は「これは避けるべき」という判断指数なのです。

人間が我慢をするのだって、単純に長期的スパンの観点から「いま我慢すれば後でもっと素晴らしい快感を得られる(いま我慢しないと後でもっと嫌な不快に出会ってしまう)」というのが根本的な原理になっているのが分かるかと思います。

つまり人間の脳は別に合理的な計算によって活動してる訳ではないんですね。単に快感か不快かで動いてるだけなんです。
他の生き物も同様です。

そしてもう一つ、一見無駄な行為を取る理由としては試行錯誤と行動のパターン化もあります。常に新しい最適な行動を考えるのはエネルギーの無駄です。考えることだってエネルギー(すなわちブドウ糖)を消耗するんです。必要がなければ過去と同じ行動パターンを繰り返すのは脳の省エネ戦略です。
だから過去に合理的な行動をしていた場合、状況が変化してその行動が非合理化してしまっても新しい合理的な行動を考えるのが面倒なので同じ行動を繰り返すこともあるのです。
その非合理的パターンによるデメリットが大きすぎる(大きな不快を発生させる)と感じたら新しい合理的な行動パターンを模索しだします。
その際、人間の脳は即座に合理的な行動パターンを構築できるほど性能は良くないので色々と試行錯誤したり、非合理的な行動パターンを合理的なパターンと勘違いしてしまうこともあります。

そういう観点でみると非合理的な行動の意味が分かるかと思いますよ。


>とくに何も考えずにボーッとテレビを見たり
餓えている訳でもなくピンチに陥っているのでなければぼーっとするのは生物としては当たり前のことですよ。
犬や猫やライオンだってお腹がいっぱいのときならぼけーっと寝てたり遊んでたりします。
テレビを見るのは情報収集のためと、行動のパターン化のためですね。


>食事に見た目や周りの雰囲気の良さを求めてみたり
脳が発達した生き物は人間も含めて、食べ物の見た目から味を予測したり腐っていないかを判断する能力があります。で、その結果、美味しいと学習した食べ物の色合いとか形とかを見ると快感を感じるようになるんです。
あと、それとは別に特定の色彩に対しても人間は快感を覚えるので(どういう色彩に快感を覚えるかは経験によります)その快感を食事の際にも求めるのです。
生き物は快感を覚えるとその行動を繰り返してその快感をさらに求めようとする習性がありますので、食べ物の見た目の良さも求めるようになるんですね。下品なたとえですが脳の働きとしては自慰を覚えた猿がひたすら自慰を繰り返すのと同じようなもんです。

雰囲気の良さについても同様。雰囲気が良い(安全、あるいは快感を得られる雰囲気)では食事にさらなる快感を得られます。


>服やアクセサリーでオシャレしてみたり
人間が色彩に快感を感じることは上述しました。おしゃれは鳥なんかもしますね。
後、オシャレすることで異性にもてることを期待するというのもあります。



占いにハマる人がいるのは関連付けとパターン化ですね。占いの結果と実際の幸運や悲運を関連付けて占いに従うと快感が得られる(不快を避けられる)と脳が認識してしまう訳です。
これは動物でも同じような学習をさせられます。餌をあげるときに丸を書いた紙を見せる、ということを何度か繰り返すと丸を書いた紙があれば餌がもらえると動物は思い込みます。占いを信じる脳の原理はこれと一緒ですね。
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この回答へのお礼

そのように進化したのではなく、進化した結果そんな行動をとっているということですね。
そして、どれも本能的な理由があっての行動だったんですね。ありがとうございます。

お礼日時:2014/03/19 07:42

進化は、


突然変異や雌雄による組み合わせ変異、をした方が、
次の時代に、生き残る率が増えた結果です。

さて
>とくに何も考えずにボーッとテレビを見たり
ネズミやカエルも、ボーッとしているので、それで構わないのでしょう。
ボーッとしている時間は、睡眠の一種かもしれませんね。
人間特有でないです。

>食事に見た目や周りの雰囲気の良さを求めてみたり
多くの動物は、コアラの様に、単一種類の食べ物で体を作ります。
人間は集団で草原をウロウロできたので、雑食できました。
やがて、自己生成できない栄養素が多くても構わない、性質が強くなって、
雑食をしない者より、雑食大好き人間が残ったのです。
何処かに美味しい物はないか、と思い続けているのです。

本来、食べ物は、体への良さで選ぶべきですが、
目や耳に良い物で選んでしまいます。
文化より遺伝子的行為だったんですね。

>服やアクセサリーでオシャレしてみたり
何もしない者より、オシャレをして活動的な者の方が、多く繁殖できたのです。
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この回答へのお礼

全てなるべくしてなった結果ということでしょうか。1つ1つをよく見ていけば、人も他の動物も同じように行動を決定しているのですね。

お礼日時:2014/03/19 08:28

合理的に進化したからです。


ようするに自分の行動パターンを増やせるような脳機能を発達させてきたのです。

そもそも常に変化する自然環境中で合理的な行動を取るというのは極めて難しいのですよ。
膨大な情報を収集し、高度な計算を行って初めて合理的な行動というのは取れるようになります。
そしてその合理的な行動は周囲や自分自身などの状況が変化すればたちまち不合理な行動になってしまうため、常に新しい行動パターンを模索する必要があります。

昆虫などは本能によってまるで機械のように合理的で無駄のない行動をします。ですが、その反面、生得的な行動パターンをあまり変えられないのです。高いところから飛び立つ本能を持つテントウムシはシーソーに乗せてやると高いところを求めてぎっこんばったんシーソーを繰り返します。アリを道しるべフェロモンで描いた円の上に乗せてやるとひたすらぐるぐる回り続けます。
周囲の状況を学習して自分の行動を変化させられないのですね。
けして学習能力や計算能力がない訳ではありませんが、それは餌や巣穴の位置を覚えて自分の位置情報を計算するとか、そういうパターン化された行動を補正するために主に使われる訳です。


一方、人間などの学習能力を重視するタイプは経験を積み、状況に合わせて適切な行動を演算して導き出すことができます。
ですが、適切な行動ってなんでしょうか?常に自分の周りの状況も自分の体調や神経の状況すら変化するなかでこれが最適だってどうやって結論づけるのでしょうか?
自然界には「これが合理的で最適な行動だよ」と教えてくれる先生はいません。
本能だって所詮は反射行動の集まりです。スポーツ漫画なんかで「本能が最適な行動を教えてくれる」とかいうフレーズがたまに出てきますが、その本能に従って生きてるテントウムシはシーソーを突破できたでしょうか。
無理です。

人間の場合は環境に合わせて行動を変化させる機能が高度に発達しました。ですがそれは同時に行動に揺らぎが出てくる割合も高まった訳です。
昆虫みたいに本能にただ従っていればそれでいいという訳にはいきませんので。
同時に、行動を決定するためにはなんらかの基準が必要となってきました。
それが他の方も答えられていますが、快感と不快感です。そしてその快感と不快感は本能に端を発しています。何かをしてみて、本能的に快感を感じればそれをやる。不快感を感じればそれをしない。
高度な脳を持つ生き物は、なぜそれをしたら快感が得られたのか、なぜ不快感を感じたのかを演算するように進化した訳です。

結果、脳は生きるためでもなく子孫を残すためでもなく、基本は本能の行動パターンに従いつつも快感を求めるシステムとして発達したのです。
そして、そういう風に快感を求めて生きていれば子孫を多数残せるようなシステムとして脳が出来あがったのです。


なので大脳がさらに発達した人間を含めた哺乳類の一部や鳥類の一部などは不合理な行動を取っても問題ない状況(飢餓とか殺される危機におびえる必要のない状況)では快感そのものを求めて行動し、その行動パターンが学習などによって複雑化した結果、娯楽を追求するようになるわけです。


ようは、より合理的に生きられるように脳が発達した結果、その機能が過剰に働いて娯楽(生存や繁殖に直接関係ない快感を求める行為)が発展したということです。


あとは、質問者さんが不合理だと勘違いしてるけど実際は合理的な行動というものもあります。
「とくに何も考えずにボーッとテレビを見たり」というのは動く必要がないなら体を休めてエネルギーのロスを抑えるのは野生においては合理的な行動原理と言えるでしょう。
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この回答へのお礼

合理的な行動かどうかを教えてくれる先生、というのが自然淘汰だと思っていましたが、違うんですね。そして、他の方もおっしゃっているように、人の行動もそれが目的ではなく、進化した結果の行動だったんですね。ありがとうございます。

お礼日時:2014/03/19 08:18

実はこれらの事を端的に表す最高の説明文があります。



それは・・『暇だから』、です。

どういう事かというと、人間は生命の維持のための食料調達に掛ける時間が、とても少ないのです。

ですので、余った時間を「遊び」に費やします。

そして高度に発達したコミュニケーション能力を使って、更に群れで複雑な「遊び」を発明、発達、共有します。

現在、都心に暮らして食糧事情の良好なカラスの群れの研究が進んでいます。

彼らは朝のゴミ出し時に多くのカロリーを摂取出来る為に、一日の大半を遊びに費やしているのが観測で判っています。

人間の子供の様に滑り台を滑ったり、犬に悪戯したり・・。

全ての生物が、同条件で遊びだすかと言われれば、それは違うだろうと思いますが、何も人間固有の現象では無い訳です。

私もこの腹の無駄を何とかしたい・・・w
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この回答へのお礼

なるほどー、人間だけではないのですね。上の方もおっしゃっているように、そのために進化したのではなく進化した結果そのようになったということですね。

お礼日時:2014/03/19 07:39

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