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日本人はよく美意識が優れていると言われます。
しかし、街中に乱立する電信柱とクモの巣状の電線を見れば、とても
日本人の美的感覚が優れているとは思われません。

質問です。

(1)日本人の美的感覚が優れている点を教えてください。
(2)電力会社は、何の権利があって道路に電柱を設置出来のでしょうか?
(3)住民から景観権侵害で訴えることは出来ないのでしょうか?

ご意見をお願いします。

A 回答 (11件中1~10件)

同感です。


日本人の美意識は西洋人の美意識と異なります。

日本はゴミのように役に立たないものを片づけるのは得意です。外国人が日本に来てゴミが落ちていないと褒めてくれます。
しかし生活に役立つものを片づけるのは苦手です。日本人の家は狭くそしていろんなものがところ狭しと置いてあります。全然片付いていません。なぜかというと便利で都合がいいからなんです。

家がそうですから当然街もそうなってしまいます。電線を地下化するのは手間もお金もかかります。「電線は役に立つものだからあってもいいじゃないか」となるのだと思います。

日本人の美意識は、もちろん豊富にあるのですが、日常ではない所で求めます。たとえば桜が咲いたら美しい桜を公園などに見に行きます。紅葉のシーズンもそうです。わざわざ紅葉を愛でるために日光くんだりまで行ったりします。

日本人の美意識はそのようなところで発揮されますから
1.家のガラクタを片づけてすっきりするとか
2.電線を地下化して街の景観をすっきりさせる

というようなところでは発揮されないのだと思います。
私はそれを非常に残念に思う日本人の一人です。
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この回答へのお礼

映像で見る限りの知識ですが、同じ所得レベルでも欧米人の室内は、日本と較べて
非常にすっきりしていますね。彼等の居間には絵とか写真とかが飾られてある。農家
の台所にも飾り物がある。それに較べ日本は日用品ばかりです。
手間隙かけて、室内を飾る余裕が無かった、近代化に忙しくてそんなことやっておれ
なかったのでしょう。
日本の室内は実用第一主義。
この室内の感覚が、そのまま街の中に現れたのが電柱の乱立。確かに仰るとおりです。
納得しました。

日本人の美意識は、非日常的なところで異常に凝縮した形で発揮されていますね。
お茶の所作、盆栽、伝統工芸品、日本舞踊とか。


ご意見参考になりました。有難うございます。

お礼日時:2014/03/23 09:01

施工業者の立場から 意見を述べさせていただきますと、



架空電線 電柱 変圧器などなど 必要な施設はそれはそれで

機能美を備えています、

ああ見えて実は現場の工事業者も見た目の美観には非常に気を使っており

水平 垂直 直角 目立たない場所を選んで架空線を這わすなどなどですが。


一般の駅前 住宅 これ等の送電線の電圧は6600Vと高電圧による

送電線で配電されております、

現在の空中架空配線でも絶縁には大変 手間も必要で 離隔確保といった

施工が必要です、

これ等の配電設備を地中に納めるには 通常の施工の20倍の費用が必要

と言われています、

場所にもよりますがそれらの費用は自治体 電力会社などが負担することと

なります、(当然需要家の電気代 税金に跳ね返ってきます)

近年では 駅前の再開発等 大規模な事業の場合 電気 ガス 水道 通信

等のライフラインをまとめて工事する場合も多く それぞれの業者間での

取り合い 近隣住民とのやり取りと莫大な時間と費用が発生しています。


 住民等に 理解が得られ 完成した暁には非常に美しい街並みが完成します。


しかし 実際には ビルや商店 住宅の 外壁に 埋設配管が厳めしく

立ち上がり 元有った架空引込点までケーブルが這いあがり接続する事に成ります、

電気 通信【電話 光 ケーブルテレビ】、

次に メンテナンスに掛かる費用が馬鹿になりません 今まで空中で離隔を確保できた物が

地下に収まるのですから 従来の様に目視で確認と言う訳にはいきません、

災害時にこれ等埋設送電網が破壊された場合は架空の様に容易には復旧できません


そして 需要家の変更 追加 光ケーブルの増設等が有るたびに埋設部分を掘削して

個別対応する事に成ります特にNTT等以外のCATVなどはかなり厳しい状況になるかと、


架空電線や電柱が 見苦しい事は確かですが 施工サイドでは 

それなりの努力が有る事もご理解頂ければと存じます、

現在の日本の行政の状況では 一部都市駅前 観光地 高級住宅街(自治体での出資)

等が 精一杯ではないでしょうか。
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この回答へのお礼

住宅地の低圧電路の地中化でも20倍の費用が掛かるのでしょうか?

施工業者さんの景観に対するご配慮、ご努力にはあらためて住民として感謝
しなければなりませんが、業者さんだけの努力にも限界があります。

そもそも日本には、もとから確固たる都市計画がなかったのが一番の問題です。
都市計画を作成し、初めから共同溝をも設けておれば、費用ははるかに安く済
んだのです。農地の無秩序な宅地への転用で、ちぐはぐなジグソーパズルの街
が出来上がり、電柱が乱立することになったのでしょう。

ご丁寧なご回答、参考になりました。有難うございます。

お礼日時:2014/03/23 08:51

美意識を優先して、街中に乱立する電信柱とクモの巣状の電線を目に触れないよう工事するには、多額の費用が掛かります。


それを賄う方法が見つからない以上、美意識を犠牲にするしかありません。
日本は、国として外国に援助し、国民自らは貧しく慎ましく暮らしているのです。
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この回答へのお礼

>日本は、国として外国に援助し、国民自らは貧しく慎ましく暮らしている

素晴らしいことです。
しかし、貧しくとも、身なりだけはちゃんとしたいですよね。
特に、ご近所の成金の方に侮れない様にしなければなりません。

ご意見ありがとうございました。

お礼日時:2014/03/23 08:53

自分は電柱や電線って美しいと思う時もありますよ。


すでに電柱が無い海外の人が日本のアニメなどを見て哀愁を感じるって事もあるみたいです。

自分は子供の頃から電柱電線だらけで育ってきたから、あまり違和感は感じません。
どちらかと言えばノスタルジーの対象ですね。

有名なSFイラストレーターの横山宏氏とスタジオぬえで有名な宮武一貴氏が電柱の美しさについて語って盛り上がったという話を思い出しました。
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この回答へのお礼

私も違和感は感じません。こんなものかと思っています。
しかし、架線の埋設工事がわった道路に、ある日突然出くわすと、今まで見慣れた景色
が一変していることに驚かされます。この道路の空がこんなに広かったのかと気づかさ
れます。

回答者さんのノスタルジーは、古民家を見て懐かしい気分になっても、住みたいとは思わ
れない、また都会の人がよく言う「田舎に住みたい」も、まず2年で都会に戻ってゆくの
と似たようなものではないでしょうか。

ご意見有難うございました。

お礼日時:2014/03/23 08:48

(1)優れているのではなくて、日本人の美意識が他の国とは違う、ということだと思います。


人を取り巻く環境との関係、その中の生活の営みの中での物の見方、感じ方が他の国の人とは違い、それが進化・発展してきた結果だと思います。

(2)電力会社としては、電力を供給するにあたって、一番効率的な方法が電柱を立てて電線を張って、という方法だったのでしょう。
で、それが認められないのなら「電力は供給できない」といってしまえばよいわけですから。
それを追認する形で法律ができた、ということですね。

(3)できますが、「景観」をどのように規定するのか、という法的な基準がありません。
「景観」よりも「経済」を優先してきた結果です。
条例などで規制されているにもかかわらず、電柱が設置されている、設置しようとしている、ということであれば訴えは通るでしょうが、そうでなければ、まったく相手にされないでしょう。

まあ、先の大戦で日本全体が壊滅状態になった訳ですから、「経済」を優先させるのはある意味当然です。
また、住民としてもその景観がどれだけ大切で唯一無二のものであることの認識が低かったということもあるでしょう。

経済の中心が大都市になり、みんなが大都市は素晴らしいもの、憧れるものと考え、再開発の名の下にリトルトーキョー化しました。
経済的な利益と景観を秤にかけた結果です。
現在、電線などの地中化が進められていますが、これは「景観」の問題ではなくて、災害対策、補修の効率化が第一義ですね。

近年、地方の独自性に目が向けられるようになり、一部では条例などで規制しているようですが、根本的には住民全員が「景観」についての考えを深めるしかありません。
「新しいものは良いのだ、正しいのだ」ということが、「果たしてそうなのか」を問われていると思います。
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この回答へのお礼

美的感覚も、それぞれの国の文化が違うように国によって違うのかも知れませんね。
しかし、見苦しいものはやはり見苦しいです。くもの巣ごとく空を覆いつくす電線
を美しいと思う人はいませんよね。

>経済的な利益と景観を秤にかけた結果です
他の回答者も同じことを言っておられました。経済性と景観の天秤。

日本は発展途上国でなく、成熟した文化国家ですので、そろそろこの天秤を逆転させ
たいですね。

ご意見、参考となりました。有難うございます。

お礼日時:2014/03/22 20:53

(1)工芸品のように、部分的、局部的な美意識は世界有数のレベルですが、全体に対する美意識は途上国並みです。

その典型が電線と汚らしい立て看板、都市計画等皆無の街並みです。

(2)法律で認めているからです。日本の電力会社は独占企業で、何でも好き勝手が出来ます。自分たちに都合の良い法律も作らせます。福島の原発はその結果です。

(3)訴えることは出来ますが、裁判所が取り合わないでしょう。裁く法律がないので。
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この回答へのお礼

>部分的、局部的な美意識は世界有数のレベルですが、全体に対する美意識は途上国並み

全く同感です。
京都祇園で欧米系の観光の団体が、空を見上げている場面に遭遇したことがあります。
祇園花見小路は、それこそチリ一つ無く、古風ある落ち着いた風情の町並みを維持して
いますが、一本横道にそれると電柱が数多く立ち、路地の狭い空が息苦しくなるまでに
電線が張り巡らされています。彼らはこの極めてアジア的な景色が、珍しく思えたのか
写真まで撮っている人もいました。私はイヤなものを見られてしまったと思いました。

電力会社は全く独占企業です。こまかな話で恐縮ですが、電柱に掲げられている宣伝看板
は、広告料も電力会社に入るのでしょうか? もし、そうならますます電力会社の横暴が
許せなくなります。

ご意見有難うございました。

お礼日時:2014/03/22 20:50

(1)日本人の美的感覚が優れている点を教えてください。


日本人が特に優れているとは思いません。
ただ、水墨画や書は油絵にはない、芸術家の気迫を感じます。修復不可能な極限的な筆致ですね。古い中国の芸術にも通じると思います。


(2)電力会社は、何の権利があって道路に電柱を設置出来のでしょうか?
誰の許可も得ていません。地面に埋めて景観を保つことには賛成です。しかし、電気料金がいくらになるか分かりません。特に人口の少ない山間や農村・漁村の鉄塔や電線を埋めるとなると、地元の消費者の負担がいくらになるか…。


(3)住民から景観権侵害で訴えることは出来ないのでしょうか?
訴える権利は誰にでもあります。それを否定したら法治国家ではありません。勝てるかどうかは…?です。
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この回答へのお礼

水墨画や書は全く疎い世界ですが、縄文時代の火焔土器、茶器の織部焼きなどは現代
アートに通じる気迫がありそうです。

架線の埋設は地元住民の負担になるのでしょうか?
オランダかデンマークだったか良く覚えていませんが、自分の牧場に風力発電を建設し
架線用の電柱を自分の敷地内に立てても、行政から景観を損なうと撤去を求められたと
のこと。この風力発電の所有者は、個人の費用で埋設工事をしたそうです。

NO3の回答者の方からも同じ回答を頂きましたが、日照権と同じように、景観権、眺
望権があっても良いように思います。

ご意見有難うございました。

お礼日時:2014/03/22 20:48

(1)


感覚的に優れている所は、音が聞こえてこない場面を
雪が「しんしん」と降り積もる。などと表現できるところ。
(2)
権利ではなく、道路の使用許可を得て電柱を設置していると思います。
(3)
景観が損なわれる。その損害がどのようなモノか、どのくらいなのか等で
争われると思いますが、個人の感覚だけでは裁判で勝つことは難しいかな。
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この回答へのお礼

光が「さんさん」、雨が「しとしと」、部屋が「じめじめ」、陽気が「ぽかぽか」
日本人の細やかな感性を表す言葉はたくさんありそうです。翻訳する人は大変だと
同情いたしますが。

昔は「日照権」も認められなかった時代がありましたが、いまは普通に権利として
認められています。
美的感覚に優れていると自負する日本人であれば、そのうち権利を認められ、裁判
で勝つようになることを期待しています。

ご回答、有難うございました。

お礼日時:2014/03/22 20:45

(1)日本人の美的感覚が優れている点を教えてください。



日本の美意識は、「花鳥風月」「侘び寂び」などに代表されると思いますが、「自然」を重視する点と、華美のみを良しとせず、「質素」などにも美を求める傾向がある点でしょう。

近代的な建築物でも、自然採光を取り入れたり、日本庭園的な中庭などを構成したり、あるいは、敢えて狭い「茶室」的な空間を作るなどは、日本が世界に先駆けて行ったとされていますよ。


(2)電力会社は、何の権利があって道路に電柱を設置出来のでしょうか?

権利と言うよりは、電力の供給義務に由来するのでしょう。

景観上、電柱の設置が困難な場合、地下に送電ケーブルを埋設する場合もありますが、電柱に比べると、設置コストや維持管理コストが高額化しますので、法令上等で設置が出来ない事由が無ければ、電柱方式が採択されます。


(3)住民から景観権侵害で訴えることは出来ないのでしょうか?

訴えることは公民権で担保されてますので、出来ますが・・・。
裁判で勝つことは難しく、そもそも訴状が受理されるかどうか?と言うレベルじゃないですかね?

個人的な景観権の主張に対し、電力供給の公益性が圧倒的に優先されると思いますので。

端的に言えば、その様な主張は「国や企業は、私好みにやりなさい」と言う主張に過ぎないのです。
言外には、「景観を重視するならば、アナタが自分でそう言う立地を選べば良いでしょう」と言う判断が下されますよ。

一方では、日本は民主主義国なので、地方行政的に「美観地区」などに設定が出来れば、送電線の地下埋設やら、景観に配慮した電柱とすべく、企業努力を命じることなどは可能です。

質問者さんの主張がマジョリティであれば、司法的では無く、行政的になら、解決が可能かも知れません。
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この回答へのお礼

仰るとおり、日本人は「侘び寂び」を発見し、茶の湯という文化を一種の芸術にまで高めて
来ました。人工的な美しさより自然の中にある美しさを発見し、西洋にはない美意識がを持
っています。
その日本人が、街中に乱立する人工物そのものの電柱を平気で放置しているのが、理解でき
ないのです。
日本人の美意識は、所詮 電信柱の経済効果より劣っているのでしょうか。


>電力供給の公益性が圧倒的に優先される

成熟した文化国家としては、少々恥ずかしいことと思います。貧乏であれば、そんなことは
言っていられないのでしょうが。

>景観を重視するならば、アナタが自分でそう言う立地を選べば良い

個人的なことでまことに恐縮ですが、この最近、電力系とか通信系の会社がそれぞれ光ケーブ
ルを先住者の私に無断で、電柱に架設しています。先住者に無断で、眺望権を侵害しています。
失礼なことと思いません?


ご回答、有難うございました。

お礼日時:2014/03/22 20:43

(1)日本人の美的感覚が優れている点を教えてください。



残念ながら 電線等の敷設状況から 美的感覚が優れているとは

言い難いのではないでしょうか、

ただ 施工にも近年は工夫が施され

道路や建物に対して 直角に送電線を敷設する 

場所によっては景観に溶け込む様に電柱の色や形状に気を使う

等など それなりに 施工レベルでの対応は有るかと思います。

(2)電力会社は、何の権利があって道路に電柱を設置出来のでしょうか?

公共性の高い事業であるとともに ライフラインとしても非常に重要な

存在であり 道路においては其々の所有権を有する都道府県市町村に許可を得て

有料または無料で設置しています。

(3)住民から景観権侵害で訴えることは出来ないのでしょうか?

できません、

貴方のおっしゃる様に 確かに地中埋設すれば 

非常に美しい街並みになる事は間違えないのですが

この事業には莫大な費用が発生し中々進まないのが現状です、


又 地中化された これ等送電網が災害等で破壊された場合は

地上を架空で敷設されている現状よりも 復旧に時間がかかります、
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この回答へのお礼

日本庭園にしても茶の湯にしても、細かなところに異常と思えるほど気を使う
美意識を持ちながら、街中の電柱、電線は気にならないようです。不思議です。

数十年前にも、電線の埋設が話題になったことがありましたが、その時の見積も
りで10兆円と記憶しています。恐らく現在ではその数倍の金額になるのでしょ
うね。少なくとも、「新設の電柱は認めない」とか、なんらかの規制をしてもら
いたいですよね。

早速の、ご回答有難うございました。

お礼日時:2014/03/22 20:41

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