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A 回答 (17件中1~10件)
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No.17
- 回答日時:
人間は二つの世界を行き来しながら生きています。
一つは、目の前の只一つの真実の世界ですが、もう一つは人間が、頭の中に作り出している、現実には無い架空の世界です。虚の世界と言う意味です。この二つの世界を『一つに統合する働きをしているものが、因果律です。』
目の前の真実の世界は『殊更説明する必要は無いと思います。』森羅万象や人間模様や自分を取り巻いている世界全てと言う意味です。
では頭の中の世界を説明したいと思います。極端な言い方をするなら『妄想の世界観』です。もう少し弱い言い方をするなら『思い込みの世界観』です。
現実に展開している『頭の中の世界観』と『真実の世界』が食い違ってしまって、実際に苦しみを感じている場合があります。この苦しみは『苦』からのがれようとすればするほど、苦しみが増す世界になっています。いわゆる『一切皆苦』と言う世界観を呈しています。人間の苦しみと言う意味です。
そうしてこの苦からの開放が、二つの世界を『一つに統合する働きをしている、因果律です。』
つまり悟りと云う事になります。
現実に今の世界での苦しみを『業』といいます。キリスト教的には『原罪』です。この意味を知る時『全ての苦から人間は解放されて、再び自由が手に入るようになります。それが神と和解すると言う意味です。禅的な表現をするなら『不昧因果』です。つまり因果を昧(くら)まさないと言う意味です。
極端な苦しみには『三通りあります。』
一つは『心を病んでいると思い込んでいる世界観です。』
一つは『身体を病んでいると思い込んでいる世界観です。』
一つは『行動に束縛を受けていると思い込んでいる世界観です。』
昔の医学が発達をしていなかった時代には、寺や寺院や教会に駆け込んでいたと考えられますが、今は教会離れが進んでしまって、もっぱら医師の元に駆け込んでいるようですので、医師が繁盛しているようです。
そうして医師は『原因は不明』としながらも、治療らしきものをしないと、お金にならないとして、治らないとしても、相当なお金を要求しています。
現実の世の中で『修理』をする場合では、いくらお金を掛けたとしても、治らなかったとしたら『請求書の発行など出来る筈もありません。』が、大事な生命を預かっている場合では、死なせたとしてもしっかり請求書が発行されるシステムが確立されています。それも国家の威信を受けてです。
こう云った、理不尽な事が現実に行われていますが、誰も不思議に思う事がなくなっています。真に不思議な現象と思います。
こういった摩訶不思議な現象を、正してゆく力も、全ての人達がしっかりと『因果律』を学ぶ事によって修正されるかも知れないと、期待しながら書いています。
今書いた三つの事柄は、全く関係性が無いように見えています、少なくとも医学的な観点から見た場合です、ところが人間の精神性や身体性等を統合して、全体性の問題として捉える観点からするなら、今の医学的なアプローチをするだけでは、自殺者の数が高止まりになっている問題を解決する事など不可能に見てています。
何故なら、精神薬を使って『心を休めようとする時』その薬による副作用の一番初めに、発作的に副作用として自殺をする場合がある事が書かれています。
薬の話はここまでにして、人間の苦しみが『目の前の現実の世界』と『頭の中に作られた空想の世界』との隔たりと言う話を書いています。
そうしてこの隔たりを埋めるものが『因果律』を学ぶ事と書いていますので、此処からが本題です。
先に書いたものは全て『身体の精密検査でも、脳の精密検査でも』全て正常な事が証明されていますので、生物学的な異常や病気ではない事が明らかです。
原因は、人間の意識性が生み出した『頭の中に作り出された妄想を異常感として感じている事』を意味します。つまり『虚の世界』を現実に存在すると思い込んだ世界です。
従って『心を病む事』『自律神経失調症等の難治性の身体疾患とされているもの』『神経症の諸症状』は全て、自我意識が『自分の意識性の壁を乗り越える事が出来ないで、喘いでと定義できます。
或は『自分が受け取りたくないストレス源として、嫌っている事を原因として発症している。』とも云えます。
簡単に人間が、感情や考えが『脳内で沸き上がっているシステムに付いて、科学的、医学的な見地からの証拠を載せて説明します。
始めは脳の機能です。
人間の心は「二つ在ります」一つは考えや感情が沸き上がって、それを感じている”心”です。この”心”を、自我意識や顕在意識と呼んでいます。
ですが、自分では分らないとしても、人間にはもう一つ心が在ります。始めに科学的な証拠をウイキペデアから紹介します。
『”ロジャースペリー 分離脳』
ノーベル賞受賞者
受賞年:1981年
受賞部門:ノーベル生理学・医学賞
受賞理由:大脳半球の機能分化に関する研究
ノーベル賞の受賞理由となった業績として分離脳研究がある。てんかん治療の目的で半球間の信号伝達を行っている脳梁を切断した患者に、片方の脳半球に依存することが知られている作業を行ってもらい、二つの脳半球が 『それぞれ独立した意識』 を持っていることを実証した。”
この記事だけでは、俄かには信じる事が出来難いと思いますので、この記事を補強するために、脳卒中になってしまって、自分の経験として、『左脳の自分』と『右脳の自分』とを、別々に体験した『脳科学者』の体験談が載っている動画を紹介したいと思います。
URL:
もし出ないようでしたら、ジルボルト、テーラ脳卒中と検索して下さい。
この中で語られている内容はある種の『宗教体験』と言っても良い体験と思います。
話を変えまして、幸福という問題をテーマで書いてみます。
普通の考え方をするなら、人間の幸福は『お金や地位や名誉の多寡に比例する。』と思いがちです。あながち嘘とばかりは云えないのですが、『お金や地位や名誉の多寡』に比例して幸福が手に入るのか?と言う事になると、一概に言えないところがあります。
逆に貧乏が不幸の原因か?と言う事になるなら、是もまた一概に言えないことになります。
こう云った事柄に決着を付けるものが『因果律』と言う事になります。幸福になる理由を知った上で行動する時『因果の世界を支配する』と表現出来ます。
不幸になって、自分だけ何故不幸なのか?と嘆いている間は『因果の世界に支配されています。』
幸福になる理由もお金持ちになる理由も分かって、幸福になって自由に生きる事が出来た時『不昧因果』と表現します。
幸福になる原因は、お金や地位や名誉の多寡ではなくて、本人の考え方や行動基盤に在る事を本人が『身体でわかる必要があります。』
心を病む事や自律神経失調症や神経症から抜け出す事も同じです。本人の考え方や感じ方や反応の仕方に『治る場合と治らない場合の原因と結果を受けています。』
不幸に泣く事も貧乏で苦しむ場合も、幸福になるにもお金持ちになるにも、そういった原因と結果に於いての『因果律』を学ぶことが大事と思います。
目に見える世界と、目に見えない世界とを結んでいる決まりが『因果律』と言うものだと思います。
或は『目の前の真実の世界』と『頭の中での計らいの世界』が手を結んだ時『因果律』は厳然とした真実の世界となって、その人の前に展開し始めます。
我侭な『我』の機能を押さえ込んで『本来の自己』の機能に任せる時、と表現しても良いかも知れません。
要するに『因果の世界を支配するのか』或は『因果の世界に支配されるのか』の違いを、禅問答では、『因果不昧』と『不落因果』と書き分けています。
No.15
- 回答日時:
物理には因果律という言葉がありますが、日常レベルへの物理的因果律の適用は厳しすぎますよね。
日常レベルの因果とは、ある行動を起こしたら、それなりに妥当な結果がついてくる程度の事だと思います。「練習と努力は嘘つかない」という言葉がありますが、自分は概ね本当だと思います。でも「嘘つく場合もある」。
ある環境を前提に十分練習したのに、環境が不運にも変わってしまったとか(ワールドカップのルール変更とか)、勉強しなかったけど「山が当たった」とか、微妙なケースはありますよ。
でも、ルール変更を事前に予想できなかったのは「読みの甘さ」と考えれば、妥当な結果なのかも知れないし、「山を張った」という行為を行って「山については勉強した」から、「当たった」という結果も得られた訳です。
なので因果については、消極的な言い方も多い。例えば「練習しても努力しても報われない場合もけっこうあるが、練習も努力もしなかったら本当に(ほとんど)何も起こらない」・・・と(^^;)。
以上の話には、前世の因果などは含まれません。しかし現在が前世とつながっていないなどと、ほとんどの人が考えるようになったのは、20数世紀に及ぶ日本史(日本書紀によれば(^^;))の中のほんの一瞬です。前世とつながった因果などは、上記の日常経験を思い込みで普遍化したものなのかも知れない。
その辺りの雰囲気もまとめて、表現したのが因果応報という詩的な(?)表現だという気はします(^^;)。
No.12
- 回答日時:
私や他の方へのコメントを総合すると、質問したい内容は、以下でしょうか?
「因果」と言われることを信じる人達もいますが、実際の世間では、それを裏切られることばかりです。
良いことをしたからと言って、幸せになれるわけではない。
悪いことばかりしていても、幸せになれる人たちがいる。
・・・因果なんてものは無く、力有るものが幸せになれる、と考えた方が、現実に即しています。
「因果」が有ると考えている人は、いったい何を根拠に、そんなことを言うのでしょうか?
ぜひ、聞かせていただきたいものです。
もともとの質問文を改めて読み返すと、最初からそのような内容だったのだろうな、と思います。
であるなら、私の回答はシンプルです。
自分は、そう信じて生きていき、死にゆく瞬間にも、そう信じて生きてきて良かった、と思いたいからです。
答えになっていない、と思われることでしょうが、…。
No.11
- 回答日時:
「因果」と一口に言っても、物理的な意味での因果関係と、
宗教的な意味での因果応報とが考えられる。
物理的な原理性が解明されるまでは、その2つは同一で
あったが、宗教的な因果応報を可能にする物理的プロセス
が見当たらないので、別のものになったのだ。
宗教的な因果応報については信仰の問題だが、物理的な
因果関係は、原理的要素の相互作用によって、存在性が
成り立っている事に基づいており、それは最終的に、量子
論的に認識される事で存在する=認識性(時間軸=記憶=
過去=超光速)と存在性(空間軸=予測=未来=光速下)の、
感受表面(量子相互作用=現在=光速)からの相補分化
(経験的な階層現象表面的定性化による非光速性)に
由来する。
相互作用の両端にある「因と果」は、実は二次的なもの
であり、逆に2次的な要素と思われた相互作用(量子性)
が本質的なのだ。
認識性=自己の必要として、二次的に環境が生じていると
すれば、真の「因」は自己であり、「果」は宇宙となる。
世界に不満がある時、必ずその要因は自己の内にもある。
自己が環境によって生じたものであると思うと、不思議に
思えるが、環境が自己の射影だと考えれば、ある種、
因果応報だとも言える。
No.9
- 回答日時:
>良いことをしたら良いことが起こる、
>悪いことをしたら悪いことが起こる。
とは言っていません。
良いことをしたら悪いことが起こる、悪いことをしたら良いことが起こる。かもしれません。 良い悪いは完全にその人の生れ落ちたときからの環境から来る主観以外の何者で間無いです。
強盗の集団で育ったとすれば 人から物を取るのは良いことで、人に物をあげるのは悪ですよね。
因果とは何かの原因から、それに関係した事象が起きる(わかる) ことだと思います。
我思う 故に我あり
貴方があれこれ悩む → 貴方がこの世に存在している と言うことです。
貴方が因果のことを人に問う → 存在している貴方(あるいは貴方の概念) がどこかにある → 見知らぬ人たちからの回答が来る(見知らぬ人たちあるいは概念がこの世のどこかに有る)
これらが 因果 というものと思います。
No.8
- 回答日時:
因果は人間の頭の中だけあり、自然界にはありません。
いいかえると、自然界の出来事を人間が整理整頓して認識するための道具とか「枠組み」みたいなものです。
カントの「純粋理性批判」のカテゴリー表の中に質・量・関係・様相という区分があり、その関係の中に「原因と結果」というカテゴリーがあります。
そのカテゴリーを自然に当てはめる、あるいはそれを通して自然界の出来事を原因と結果とに整理することによって、私たちは自然界の現象を理解しているわけで、もともと自然界に因果があるわけではなく、それは人間が自然の出来事を理解し認識するための方法的手段にすぎません。
ところが、人間というのは自分がカテゴリーという「メガネ」を通して外界を見ているのを知らなくて、自然界に客観的に因果関係があるかのように錯覚します。
「メガネ」をかけて見ているのを忘れちゃうんだね。
なにも因果関係ばかりではなく、カテゴリーはみんなそうです。
カテゴリーというのは人間の認識の方法的手段に過ぎないのに、例えば実体と属性なんかも現実にそれがあるかのように錯覚します。
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