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なんで大人気なんでしょ。私には高貴な人とか超人とか、ありえないレベルだと思えますが

A 回答 (6件)

彼は、ソクラテス以前のギリシャに終生憧れ、


『ツァラトゥストラ』などの著作の中で「神は死んだ」と宣言し、
西洋文明が始まって以来、特にソクラテス以降の哲学・道徳・科学を背後で支え続けた思想の死を告げた。

それまで世界や理性を探求するだけであった哲学を改革し、
現にここで生きている人間それ自身の探求に切り替えた。
自己との社会・世界・超越者との関係について考察し、人間は理性的生物でなく、
キリスト教的弱者にあっては恨みという負の感情(ルサンチマン)によって突き動かされていること、
そのルサンチマンこそが苦悩の原因であり、それを超越した人間が強者であるとした。
さらには絶対的原理を廃し、次々と生まれ出る真理の中で、それに戯れ遊ぶ人間を超人とした。

すなわちニーチェは、クリスチャニズム、ルサンチマンに満たされた人間の持つ価値、
及び長らく西洋思想を支配してきた形而上学的価値といったものは、
現にここにある生から人間を遠ざけるものであるとする。
そして人間は、合理的な基礎を持つ普遍的な価値を手に入れることができない、
流転する価値、生存の前提となる価値を、承認し続けなければならない
悲劇的な存在(喜劇的な存在でもある)であるとするのである。
だが一方で、そういった悲劇的認識に達することは、
既存の価値から離れ自由なる精神を獲得したことであるとする。
その流転する世界の中、流転する真理は全て力への意志と言い換えられる。

いわばニーチェの思想は、自身の中に(その瞬間では全世界の中に)自身の生存の前提となる価値を持ち、
その世界の意志によるすべての結果を受け入れ続けることによって、
現にここにある生を肯定し続けていくことを目指したものであり、
そういった生の理想的なあり方として提示されたものが「超人」であると言えるのだ。
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私がニーチェを読んでいた頃は、すごく悩んでいた時期で、答えは分かっているのですが受け入れる状態になれない時期で、、、自分だけの悩みなのですが、昔の人も同じように苦悩した筈だからと。


聖書には苦悩する人の物語がてんこ盛りだからと読んでみたり。

ニーチェ自身が透けて感じられたからネガティヴさが親しみやすかったのでしょうか。
苦悩してこそだと勇気をもらい。
イヤ、私なんかまだまだだなと思わされますが、ニーチェは孤独が底なしで怖いくらいです。

彼の人生を思うと、もういい加減にして、と言ってくれる人が側にいたらという気がします。
でも、孤独が魅力なのですね。

今から5〜6年前くらいにニーチェブームがあったと思います。
関連の本を書店でよく見かけました。

病院やホテルの本棚、インテリアのお店のディスプレイにまで置いてあって、気持ち悪かったのを覚えています。

優しく解説している本も沢山出ているし、当時は流行みたいにしてしまった側面もある気がします。
人気は時代背景もあると思います。

宿命を受け入れられない人、絶望している人、思うようにいかないとき、今となっては手に取りやすいですね。

でも、柔な悩みといっては語弊があるかもしれませんが、ニーチェが言っていることを理解するとしたら、自分の苦悩を肯定する程まで悩む力が必要でルサンチマンの意味や名言の意味を知ることではないです。
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キリスト教の欺瞞を説き、人間は神から離れて


自分の頭で考えろ、と主張したからだと思います。

そういう考えが、宗教に懐疑的な風潮に
合致したのでしょう。
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老害が、世にはびこっており、その老害たちが根拠なくニーチェを毛嫌いしているから、


老害を「煩わしくてくさい奴ら」とみなす正常な人々は、

ニーチェファンになってしまうのではないでしょうか。

老害とはキリスト教では毒麦と呼ばれているようですね!

老害の特徴

自説を変えない。
自分の価値観を強要する。
くさい食べ物を食べているので体臭が臭く、いつもおなかを壊している。(くさすぎて友達がいない)
暇すぎて話が長い。偉そうにして相手の話を聞かない。
すぐ勘違いしてきれる。言葉が汚い・自分にしかわからない「きちがい言葉」を独り言のように垂れ流す。

こびへつらって老害を冗長するわからずやども
権威を利用して自分を大きく見せるやから
も老害にはいりますね。
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異常だからでしょう。



異常なことを堂々と言ってくれたとか。それでも 世間の中で
思想としての市民権を得たと思って なお喜んだのでしょう。

別の意味で クレド・クイア・アブスルドゥムってわけなんだ
と思われます。
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>ありえないレベル


だから良いのです。ニーチェは読者におもねらず、自分の意見を最初から最後までつらぬいています。それに初期は古文献学者として隔絶した知識を縦横に用い時代を分析していました。
どの段階から梅毒による躁状態が顕著になったかよく分りません。有名な「人生の正午」は躁病の典型的な症状ですが、梅毒の影響でない躁状態でもこの頂上を通り過ぎるとうつ状態に落下するか、錯乱状態になります。
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