チョコミントアイス

文献で調べたところ、ニトロベンゼンを希カセイソーダで洗浄した際の『赤褐色』はニトロフェノールなるもののしわざである事が判明いたしました。
ニトロフェノールはいかにして発生するのでしょうか?
反応機構を教えていただけましたら幸いです。

A 回答 (1件)

ニトロ化反応は、系内で生成したニトロニウムイオン(NO2)^+が


求電子剤として働くことで起きる置換反応ですが、
中間体として、水素とニトロニウムがベンゼン環上の一カ所から生えている、
アレーニウムイオン(C6H6-NO2)^+というものが生成します。
ここからプロトンが抜ければニトロ化反応が完成しますが、
このアレーニウムイオンの共鳴構造を描くと、オルト、パラ位に正電荷が
存在するような形が描けます。そこで系内に大量のOH^-が添加された場合、
大部分のアレーニウムイオンは、プロトンが抜ける形でニトロベンゼンになりますが、
一部はベンゼン環上の正電荷部位(オルト、パラ位)へOH^-が求核攻撃&イプソ位の
プロトンの脱離により、ニトロフェノールが生成してしまいます。

ニトロフェノールの生成メカニズムに関しては教科書に載っていませんが、
ニトロ化反応や芳香族化合物の求核・求電子置換反応については
有機化学の教科書には必ず出ています。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
有効利用させていただきます。

お礼日時:2004/05/31 16:22

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