
SSDが、低価格化・高容量化して、HDDの存在を脅かしつつあります。
一方、HDDは、価格や容量にあまり変化が無いように思います。
GMRや垂直磁化方式などで、記録密度を高めてきましたが、
そろそろ限界に近づいてきたのでしょうか?
TMRが実用化されるという話もありましたが、製品化された話は聞きません。
記録密度を高める技術の研究があれば、教えてください。
大学では、物性科学を専攻していましたが、HDD関連技術には素人なので、
分かりやすく解説していただけると助かります。
また、これからは、やはりSSDの時代なのでしょうか?
去年PCを購入した時も、SSDにしようかと悩んだ挙句、HDDにしました。
あまり、まとまってませんが、HDD技術について知りたいので、
よろしくお願いします。
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
理系ではないので技術的な話は出来ませんが・・・
HDDの容量はちゃんと増加しています。SSD攻勢とタイ洪水の復旧予算がHDDメーカにはダブルパンチになって、価格に響いたり研究予算を圧迫しているのでしょう。
最近製品化されたのは日立の「ヘリウム充填HDD」です。(ここから受け売り)プラッタが回転気流でぶれていたのをヘリウムガス充填することで、気流を激減させ薄いプラッタでも耐えられるようにしたそうです。記録面密度は同じですがプラッタ2枚を増やせる余裕が出来、3,5インチ6TBを達成したそうです。相場は4TBの2倍しますが省電力と発熱-5℃でサーバー室全体では維持費が減るそうです。
TMRヘッドはTDK等が生産開始を予定していますが、そのままでは細い記録域と大量の余白になってしまいます。あわせて精密なスイングアームや高速処理できる制御チップも開発しなければなりません。全てが揃って始めて夢の50Tbit/in^2が達成されます。それまでは無駄に高いTMRヘッドを搭載することは無いでしょう。
さらにその次の技術として「カイラル磁性結晶」を用いて2以上の進数で磁気情報を保存する技術が研究されています。SSDのMLCやTLCに似た考え方です。実現すれば3進数記録するだけでもかなりの圧縮になります。
>SSDの時代
根本的にHDDを個人所有する必要が減っているからに思えます。
SSDの大容量化手法はどれもデータの保持力を割くものばかりに感じられます。たしかに速度は魅力的ですが書換限度や長期信頼性を確保できる革新技術が現れるまでは「不揮発なメインメモリ」の役割しかありません。
対するHDDは生産実績とデータサルベージ手法があります。長期信頼性も理論上勝るはずのSSDより優れています。「データ置き場」としての地位は今後も変わらないでしょう。
しかし必須デバイスの地位を奪われただけでデータ総量は日々増えています。各民家の納屋がレンタルガレージに置き換わったようなものです。その分サーバー需要は増えています。
これは私見ですがHDD丸ごとバックアップ用のテープドライブが個人向けにあってもいいと思うんですよ。
1.HDDの容量増加
増加していますが、昔に比べると、増加率が衰えていますよね。
GMRや垂直磁化などのブレイクスルーのニュースをあまり聞かないので、
少し寂しく思ってました。
2.ヘリウム充填
これは、ニュースで聞きました。プラッタ数を増やせると、HDD容量も増やせますね。
ただ、コストや気密性の問題が気になります。特に、後者の経年劣化は、大丈夫
なんでしょうかね。
3.TMRヘッドと周辺パーツ
高感度のTMRでも、周辺パーツが追いついてなくて、活かしきれていない
ということでしょうか?スイングアームの更なる高速化が必要なんですね。
また、個人用のHDDは、ディスク回転速度が大体5400rpmか7200rpmですよね。
メカニカルな部分で、速度を上げるのは、大変そうな気がします。
4.カイラル磁性結晶
初めて知りました。MLCみたいなことができれば、信頼性は低くなるかもしれませんが、
大きなブレイクスルーになりますね。
5.SSD
私のPCのHDDは500GBですが、100GBしか使っていません。だから、256GBのSSDに
置換するのも、ときどき考えます。もっとSSDが安くなれば、多分購入しますね。
6.HDD
SSDに侵食されながら、棲み分け状態が続くような感じですね。
No.2
- 回答日時:
No.1
- 回答日時:
もう20年以上、これ以上は無理だろうとか、これ以上は需要が無いだろう、あと数年だ、等と言われながら、進歩し続けています。
(原油の埋蔵量みたいですよね。)
日本HDD協会なるところも、頭打ちの予想はしていません。→参考URL
ただそうは言うものの、個別の製品シリーズだけを見ていると、1~2年、進歩が止まったり、急に進歩したり、と階段状の進歩を続けているように見えます。
これはトップレベルの技術の進歩が、徐々に安価なものに降りてくるため、そのように見える時期もあるということです。
その意味では、SSD需要増に伴い、安価なHDDの需要が減少し、その結果、安価なHDDの進歩が遅くなるということは想定されますね。
トップレベルのHDDへの需要は、クラウド化等に伴い、データセンターへの需要は高いですから、競争→進化が止まることは当分無いでしょう。
参考URL:http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/20 …
日本HDD協会は、多分業界団体だから、否定的なことは言えないでしょうね。
トップレベル、つまり、データセンターなどの業務用として、HDDはまだまだ進化していく。
けれど、個人用途としては、進歩が見えにくくなりつつあると
いったところでしょうか。
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