No.14ベストアンサー
- 回答日時:
3、4世紀頃、くらまじゅう(漢字が出ない?)が
諸行無常(すべては、変化してゆく過程のとして、今、という単位がある、今、は常に、在った、に替わり続ける)と
一切行苦、(人間の一切は、苦、である、と知恵によりて観る者、は自らの無苦悩を癒す)
を一緒にしたかたちで、仏教の本質として。
すべては移ろい、変わりむゆく、はかなく、空しいものである。と言うような意味あいで・
色即是空、と漢訳したのが。始まりのようで、日本人の無常観、や仏教観もそうだったようです。
平家物語の冒頭句
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色、盛者無必衰の理を現す、奢れる者も久しからずただ春の夜の夢のごとし、、、
この解釈は間違っているとも言えます。
仏教、ブッダの教えなら。祇園精舎の鐘の声、一切行苦、の響きあり、沙羅双樹の花の色、修行無常の理を
あらわす。となるのでは?
さて、ご質問の、色即是空 空即是色、は7世紀に、孫悟空、でおなじみの(いや、夏目雅子でおなじみの、かな?)玄奘三蔵が、苦難の旅を重ね、インドから漢訳し持ち帰ったとされる。般若心経の、色即是空ですよね。7世紀というと、インドで、仏教が滅亡した後です。昔、中学校の後ろの壁に張ってむあった、年表に、
5??年、ヒンズ-教の成立=仏教の滅亡、というのがありました。つまり、玄奘が持ち帰ったのは、ビンズ-経典か、ヒンズ-教の中の、ブッダの思想か、になります。
般若心経は、大般若経という、大乗経典の中から、抜粋して、漢訳で276文字に表した。内容は、考え方の違う人物の文章などが、繋ぎあわされたものですが、途中。色即是空の部分だけは、当て字もすくなく、理になっている。あとは、原典訳では、知恵の完成の章、と題しながら、自画自賛、我田引水的な、コマ-シャル文章、もしくは、密経的内容であり。最後はすべて当て字、で、世界で最も知恵のある、ではなかった。もっとも美しい旋律の詩、と言われるそうです。
ガテ-・ガテ-・ハ-ラ・ガテ-・ハ-ラ・バン・ガ-テ・ボ-デイン・ス・ハ-ハ
空とは、インドの思想である以上、多分に、零、ゼロ、意味なのです。原典訳には、空と無の併記はなかった。しかし玄奘訳の経典には、是諸法空相、無色無受相行識 無眼臭鼻舌身意、無・・無・・無・・
と空とは別の意味の如く、無、がつかわれている。仏教ニヒリズム、と言われる部分でもあろう。私が思った
、気づいた事は、玄奘は、老子を知っていた。仏教の基本的考え方は、老子の考え方と同じである、と気づいた。色即是空を 色=空 色×空=諸相=一定と置けば
有=無 有×無=1(いつ)
無を天地の父に名付け、有を大地の母に名付く。
もって無はその檄を現らわさんと欲し、無はその嬌を示めさんとす。
檄(げき)とは、実体としては存在しない、能力、方向性、であり、嬌(きょう)とは、色形、あるもの、
実体として現れルもの、となる。
玄奘は、仏教の空と老子の無が全く同じものである事を示すために、無、という言葉をあえて使った。
仏教と道教を結びつけようとした。
かって、日本人は道教民族であると言われていたが。その道教思想を伝えたのは、神のいない宗教としての、仏教、禅宗、であった。もちろんそれだけではないが、盆我1(いつ)如とか1(いつ)の悟り、
丸の悟り、など、禅宗の悟りは、みな老子の思想なのです。
色即是空 空即是色 とは、簡単には形有る、肉体、と実体としては存在しない、精神、は一体であり、分離は出来ないし、肉体+精神=人間ではなく 肉体×精神=人間として、両者が分離される事はない。
肉体+精神=生命と考えるから。肉体のない精神、として神や霊魂が存在するのではないか、と考えるのでは
私はもとより無と空は同じものであると確信していました。
しかし多方の人は無と空は全くの別物であると主張します。
ところが、では無と空は何がどう違うのかと訊いても答えられる者は殆どいないのであった。
実のところ無と空の違いが何かも分からず、ただ無と空は別物であると信じていた訳です。
私は無と空は結局のところ同じものであると考えたので、色即是空空即是色について、この世の全ては無であり空であるとする以外に解釈の方法が無かった訳です。
>玄奘は、仏教の空と老子の無が全く同じものである事を示すために、無、という言葉をあえて使った。
仏教と道教を結びつけようとした。
仏教 → 空、道教 → 無。
結局、無と空は同じものであった訳です。
やはり「色即是空空即是色、この世の全ては無であり空である」、これで正しかったってことで安心しております。
ありがとうございます。
No.27
- 回答日時:
人間を厭え、人と関わるな、行い正しく知恵ある者と出会ったなら道連れに無成るがよい、そうでなかってら、独りでいる方がよい。
すべてを捨てよ、ただし、龍だけはそのままにしておけ。と釈迦が言っていましたが。そのせいでもありませんが、私は30年ばかり前、国も親も捨てました。そのとき読み貯めた本をすべて燃やし、2度と読書はしない、人の考えは相手にしない、自分でかんがえる、と決めました。もちろん、守った訳でもありません、西洋思想や、心の文学などは読んだ事はありませんが、仏教系や、釈迦と同じ考え方をしていると感じた、老子は読みました。このQ&Aも一年以上止め。の後入院し、何度か死期を観じましたが、不死身ぶりを発揮したようです。
私は人を誉めたりけなしたりはしませんが、昔の原稿に、老子の詩がありましたので。
送ります。
知識を万能視する考えを断ち切れば悩みはなくなる。
礼に敵うといい、敵わぬといつて、どれほどの違いがあろうか。
善といい、悪といつても、どれほどの差があろうか。
人がするから自分もする、それでは堂々巡りで何時までも尽きない。
人々は浮き浮きと楽しげにあたかも酒宴に席にあるよう、花見の席に興じているように。
だが私の心は静まり返って動かない。まだ笑いも知らぬ赤子のように
何をしようという気もおこらぬ。人々は意欲に満溢れている。
だが私だけはボンヤリとすべてを忘れ果てている。
私の心は愚者の心だ何一つ分別がつかぬ、
人々はみな明敏だが私にはなに一つ文明なむものはない。
定めなくゆたう海、あてどなく吹く風それが私の姿である。
私だけが人々から離れ母なる自然にい抱かれようとする。
ありがとうございました。
前の回答にあった、
>色即是空 空即是色 とは、簡単には形有る、肉体、と実体としては存在しない、精神、は一体であり、分離は出来ないし、肉体+精神=人間ではなく 肉体×精神=人間として、両者が分離される事はない。
「肉体+精神=人間ではなく 肉体×精神=人間」これ気に入りました。
人間は死ぬと肉体とともに滅し無になる。
これでよい、何の問題もないと思っております。
>人の考えは相手にしない、自分でかんがえる、と決めました。
私は人の道とは何かということを常々考えております。
それは自分で考える以外ないとも思っております。
あなたと同じです。
そして有瑠慶本願というものに至ったわけです。
No.24
- 回答日時:
人の道様、こんばんは。
>「分からんことを分かったふりして答えるのも信教の自由なのかい。
そんなもん自由じゃねーよ。」
自由かどうか、それについては、
「異なる他者の人権を侵害するかどうか」が、問題です。
私が実は判ってない、というのが、そういう問題になるのかどうか。
もしくは、これは教育の問題でしょうか
>自由かどうか、それについては、
「異なる他者の人権を侵害するかどうか」が、問題です。
分からんことを分かったふりして答えるっつーことは、異なる他者の人権をりっぱに侵害しておるよ。
>もしくは、これは教育の問題でしょうか
分からんことも分かったふりして答えればえーってゆー教育を受けたんであれば、教育の問題かな。
No.22
- 回答日時:
どうも。
お久ぶり、おげんき?あれ?hitonomichi33さんはすべての宗教をかんがみて人の道なるものをつくったはずですよね?宗教関連のもので知らないことなんてあるんですね?www
NemurinekoNyaさんやbragelonneさんの回答でいいと思うんだけどな。hitonomichi33さんが論拠にしている回答14の方の考えは確かに「na」(~ない)という事と「sūnya」(空)とを混同するというサンスクリット文法としても、玄奘訳の解釈としても間違っていますね。
しかも、インド仏教が500年代に終わっているという荒唐無稽な歴史観。前にhitonomichi33がビックバンを否定する論拠として「高校の物理の教科書にビックバンが載っていないから」と述べておられましたよね?それなら同じ理由で、この歴史観は否定できますよ。一般にインド仏教が滅ぶのは、イスラム軍の進軍によってベンガル地方の拠点寺院が破壊されたことにより十三世紀初頭一応滅んだってことになっているはずですよ。
>>無と空の違いが何か説明できる人がいましたら分かるように説明して頂きたい。
これに関しては誰も経典を引かないのかな?仏教においては、「有」と「無」は基本的には同じものなんですよ。心理学でも言うでしょ?「好きの反対は嫌いではなく無関心」だって。結局有も無もどちらかに偏った考え方でしかないってのが仏教の態度ですよ。パーリ『相応部』「カッチャーヤナ経」では、カッチャーヤナ尊者がお釈迦様に「正しく見るってどういう意味?」って尋ねます。それにお釈迦様は、
「カッチャーヤナよ、実に、この世間の多くは、「有ること」と「無いこと」の二つに依存している。
カッチャーヤナよ、世間の集起を、あるがままに、正しい智慧によって見るものには、世間において「無いこと」というのはない。カッチャーナよ、世間の滅を、あるがままに、正しい智慧によって見るものには、世間において「有ること」というのはない。
(中略)
「 一切が有る」というこれは、カッチャーヤナよ、一つの極端である。
「一切は無い」というこれは、第二の極端である。
カッチャーヤナよ、これら二つの極端に近づくことなく、如来は、中道によって法を説く。
とあり、有にも無にも偏らないのが仏教の立場です。そして、空思想を大系的にまとめたのが龍樹大士という事になり、その著作『中論』の中でこの部分を引用し空思想の論拠としておあげています。そして、竜樹大士はこの引用をもとに「空とは中道に基づくものである」としています。この『中論』が空思想を説く論書であるから「空論」と漢訳されてもよかったが、そうならなかったのは「空は中道に基づいている」という主張であったためだといわれます。
無は有との対立関係によって存在する概念です。それに対して、空はそのどちらにも偏らないという立場です。少なくとも、中道と反する無という概念は空とは別物です。
結局hitonomichi33さんがよっているのは格義仏教的な説、中でもその主流派であった老荘思想の「天下万物は有より生じ、有は無より生ず」をもとに空を解釈した本無義説に基づくものです。この考えは、当時の中国においては必要な段階であったとは思いますが、今や言語学や思想史の立場から行われた研究によって間違いであることはわかっています。
ただし、中村元先生も「中国仏教はその本質において始終格義仏教であり続けた」とも述べていますから、今回の質問にしても回答にしても、いまだに格義仏教の問題は尾を引き続けているんでしょうね。
ちょっと、ここんところ時間がないのでこんなところで。本無義説について詳しくは
林伝芳『「本無義」考』
https://www.jstage.jst.go.jp/article/ibk1952/25/ …
あたりを読んで。あと、気になったことで色=有でも色=物質でもありません。詳しくは
村上真完『色(rupa)は物質ではない : 仏典における原意と訳語の考察』
http://ci.nii.ac.jp/naid/110008609454
あたりを読んで。では、この辺で。急ごしらえのため誤字脱字乱文はご容赦ください。
合掌 南無阿弥陀仏
baka-hageさん、こんにちは。
お久ぶりでございます。
>「空とは中道に基づくものである」としています。
あなたの考えはよく分かりました。
この考えに基づいて色即是空空即是色を解釈すると、「この世の全ては、無でも有でもなく、その中間の空である」となりますね。
仮に仏教の教えがこれであったとして、こんな平凡ありきたりのことを説いて一体何のご利益が生まれますかね。
中道を行くなんて考えはただの風見鶏、現世主義の最たるもので信仰とは最もかけ離れた経典の世界ですね。
経典に漬かって信仰を忘れるってゆう。
あ~、哀れ経典。
No.21
- 回答日時:
★ (No.17お礼欄) ~~~~~~~~~~~~
>この世では,物質は空性であり,空性とは物質に他ならない。(p.45)
だから空性とは空のことであり、空とは無のことなんだよ。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
☆ これは 認知症呼ばわりでは 済まない。
ひとのみちさんよ あんたは たましいがくさっている。
削除になる可能性が大。
質問をして 回答に耳を傾けるのではなく 自分の意見を露出しようとしているだけだから。
この間のチガイを何度繰り返すのか。
No.20
- 回答日時:
とりあえず、
格義仏教
http://www4.tokai.or.jp/kyuguan/mutoku/16_02kaku …
でも読め!!
そうすれば、
如何に荒唐無稽な話をしているか、理解できるであろ~!!
No.19
- 回答日時:
そう、
漢訳の般若心経は、ほとんど、サンスクリット原典の逐語訳です。
解釈の入り込む余地がない。
そして、
原典を読めば、空と無が別なものとして扱われていることがすぐに分かるんです。
さらに、
❖ rūpān na pṛthak śūnyatā, śūnyatāyā na pṛthag rūpaṃ.
:色不異空 空不異色
では、naに「不」という言葉が割り当てられている。
ここでは、
na = not
です。
中国語の文法にそって、「不」という言葉を割り当てている。
何が、老荘だ。
チャンチャラおかしくて、ヘソで茶が沸いてしまう。
そ・れ・に、
その老荘においてすら、無は中心思想ではない。
道を説明するにあたって、無という言葉を使っているにすぎない。
老子 第一章
道の道とすべきは、常の道に非ず。名の名づくべきは、常の名に非ず。名無し天地の始めは、名有り万物の母には。
始めは、名は無かった、と言っているんです。
《「道」=「無」》ですらない。
それに、『老子』本文中において、むき出しの形で、「無」という言葉は、ほとんど出てこないんだよ。
無名、無欲、無為、無用etc.
という形で出てきて、否定辞として使われているんだよ、無は。
「もって無はその檄を現らわさんと欲し、無はその嬌を示めさんとす。」
『老子』にそんなことを書いてあるの?
老子本文は
「故常無欲,以觀其妙;常有欲,以觀其徼。」
http://ctext.org/dao-de-jing/zh
だろうが。
どこに
「もって無はその檄を現らわさんと欲し」
って書いてあるんだろうか?
有、または、有欲は、どこに行ったんであろうか?
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