一回も披露したことのない豆知識

力学についての質問です。台車に軽い物を載せたときと、重いものを載せたときでは、
動かし始めは、重い方が力が必要ですが、動き始めたら、重い方が
動かす力が少なく、スムーズに台車が動かせる(気が)します。
もしこれが私の気のせいでなければ、なぜ重いほうが、スムーズに動くのでしょうか?
単純に、重いほうが、常に動かす力がより必要な気がしますが。。
力学に疎いもので、お詳しい方教えてください。

A 回答 (4件)

重いほうが、動かすには大きな力が必要です。



重い方がスムーズに動くのは、慣性が大きいからです。
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この回答へのお礼

あ、慣性というのがありましたね。それがからんでくるんですね。どうもありがとうございました。

お礼日時:2014/06/30 16:25

物体には慣性という性質があります。

現在の速度を維持しようとする性質です。重いものはこれが大きく、軽いものは小さいのです。重いものは一旦動き始めるとスムーズに動くというのは錯覚で、一旦動き出すと止まりづらいというだけのことです。スピードを上げようとしたり止めようとしたりすると、大きな力が必要になります。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございました。

お礼日時:2014/06/30 16:27

台車を使うと言うことは、本質的には、「摩擦の影響を減らす」ということです。



最初に、台車がない場合には、重い物ほど、「常に動かす力が必要」です。
これは、摩擦が、「動かす力と反対側」の力として働くからです。

台車を使う場合、この、「摩擦」の力をある程度減らすことができます。
摩擦の少ない環境では、力というのは、「速さを変えるとき」だけに必要です。
(厳密には、「速度を変えるとき=速を変えるときと、進行方向を変えるとき」です)

つまり、「止まっている物を動かす」「動いている物を止める」「動いている物の方向を変える」「動いているスピードを変える」ときに力が必要です。

そして、この力は、重い物ほど(これも厳密には、「質量の大きい物ほど」)大きな力が必要です。

さて、「スムーズに台車が動かせる」というのは、どういう状況でしょうか?
一度動き始めると、その方向に動き続けるということであれば、「速度を変化させるためには大きな力が必要=多少の外力があっても、速度に影響を与えない」からです。

これは、「摩擦」のつよさに関わってきます。
なので、性能のよい、「摩擦を極限まで減らす」台車だと、重い物の方がスムーズに動き続けることになります。
逆に、台車自体がぎしぎし言っているようだと(摩擦力の多くの部分は、荷物を下に押しつける力=重さの影響を受けるので)摩擦力が勝ってきて、「重い物の方がやっぱり動かしにくい」と言うことになります。

以上、いずれも、水平面を動かす場合です。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございました。

お礼日時:2014/06/30 16:28

 物理学の試験問題などでよくある設定だと、まずは摩擦がないとします。

この場合だと、まさに慣性の法則となり、質量の大小は加速度には関係しますが(動かし始めてから所定の速さになるまで)、一定の速さで動かし続けるのに要する力はゼロ、つまり放っておけばいつまでも同じ速さで進みます。直進だけでなく、円形のレールに乗せたら回り続けます。

 それを表すのが、F=ma(力=質量×加速度)という式です。

 摩擦を考えると事情は違ってきます。台車でなく、物を床に置いて押したり引っ張ったりして滑らせるという問題がよくあります。これには、たとえ所定の速さであっても、物体を進ませ続けるには、摩擦力の分の力を加え続けなければなりません。摩擦力は質量に比例する力になるため、重いほど強い力が必要になります。この力は台車でも同様に発生します。

 それを表すのが、F=μm(力=摩擦係数×質量)という式です。

 しかし、仰るように台車はある程度重いほうが扱いが楽であることも多いです。台車は摩擦が少ないように設計されています。これは、摩擦係数μを小さくしてあるということで、F=μm(力=摩擦係数×質量)の影響は少なくなっています。

 台車を押していて、妨げになるものは上記の二つの式で表せる要素以外にもあります。むしろ、それが大きいことがしばしばあります。段差ですね。床や路面の小さい凹凸も段差になります。瞬間的にかかる摩擦だと考えてもいいですし、小さな上り坂と考えてもいいです。これは台車の速さだけでなく、台車の進む方向を変えることもよくあります。

 実は、F=ma(力=質量×加速度)という式は、加速度aと力Fは単なる数値ではなく、方向も含めたものになります。ベクトルと呼ばれています。速さを変えずに方向を変えるときにも力が必要ですね。あるいは、同じ速さで走っている車に乗っていて、カーブに差し掛かると外側へ押されるような力を感じます。方向についても加速度があるわけです。

 F=ma(力=質量×加速度)をa=F/m(加速度=力/質量)としてみると、外からの力をFと考えれば(台車なら地面の凹凸の影響など)、質量mが大きいほど加速度が小さい、つまり影響を受けにくいことが分かります。

 言葉を変えれば、質量mが小さいほど、台車が凹凸を乗り越えるたびに、台車が急減速したり方向を乱したりするということになります。そのたびに大きく増速させたり、進む方向を元に戻さねばなりません。

 そのため、F=μm(力=摩擦係数×質量)の影響が気にならない範囲で台車が重いほうが扱うのは楽になります。なお、楽というのは力の入れ方だけでなく、どれくらい頻繁に台車の速度(速さと方向)を立て直さなければならないかが影響します。多分に感覚的なものです。

 重い台車とて、凹凸で乱され、立て直すのには強い力が必要なのですが、乱され方が少なくなります。凹凸で跳ねまわってしまうような軽い台車は、立て直すのに必要な力は少ないのですけれども、頻繁に大きく建て直さねばなりません。人間の感覚としては、往々にして前者を楽と感じます。これを機械だけで行うと(たとえば電動台車ともいえる、電動フォークリフトなど)、軽いほうがエネルギー消費が少ないという結果になることもあります。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございました。

お礼日時:2014/06/30 16:25

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