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今現在、主に使用されている通貨は国家通貨とでもいうべきものだと思いますが、
またかつて地域通貨というアイデアもありましたが、
これを発展させると、個人通貨という考え方もありうるのでしょうか。

またその場合、ビットコインのような暗号通貨を、各人が発行主体となって発行し、
他人との交換レートに基づき交換し、財やサービスを互いに与え合うといったことは
どれくらい現実的でしょうか。

イメージとしては各個人が今で言う国家のような存在として、中央銀行のように通貨を発行し、
国際的な為替取引のように各個人が各個人の通貨を交換し合い、具体的な財やサービスを取引するようなことかと思いますが。

将来的には、日本国内であれば、デファクトスタンダードとしての国家通貨、
各地方、各地域では地域通過、
各個人のやり取りでは個人通貨

といったようなことが普通にできるようになるでしょうか。

この場合、各個人の望みをなるべく押しつぶさずに、各個人が自らを思うがままに表現することが、今現在よりは少しはやりやすくなるでしょうか。

今現在、特に日本のような国では、誰もがお金という名の国家通貨の重みに打ちひしがれそうな
感じもしていますが、このような重圧から逃れ、
要するに、国家通貨という、どこかの誰かが定めた評価基準ではなく、
自らの評価基準に従って、自らを正しく表現することが、
今現在よりもやりやすくなる、そんな世の中にできるでしょうか。

うまく伝え切れませんが汲み取って頂けると幸いです。

A 回答 (5件)

・物々交換とお金の始まり


昔はみんな物々交換をしていたんだ。木の実を集めて来た人、魚を釣って来た人、お米を収穫して来た人、みんながお互いにモノを持ち合って交換していたんだ。これが物々交換というんだ。
でも物々交換をする中で、モノが腐ってしまったり、大きくて持ち運びにくいものがあったりして、物と物の交換だけでは不便を感じる場面も多かったんだ。そこで貝、布、石などを約束の印として使うようになったことがお金の始まりといわれ、これを物品貨幣というんだ。

・金属貨幣の始まり
その後、金、銀、銅などが貨幣としてつかわれ、これを金属貨幣と呼んでいるんだ。
金、銀や銅を器にしてそこに食べ物をおいておくと食べ物が腐りにくくなることから、昔の人はこれらの金属には精霊が宿っていると信じていたんだ。精霊が宿ると考えられていた金属は食器だけではなくお守りなどに加工されたりしてアクセサリーや美術品としても使用されていたんだ。
そしてそんな精霊が宿るとされるアクセサリーが物々交換の仲介品として使われるようになり、コインとして加工されいわゆるお金として使用されるようになったんだ。

・コインと食べ物
ここでコインとお肉について考えてみようよ。コインもお肉も他のモノと交換できる。けど、数日経つとお肉は腐って価値がなくなってしまう。一方でコインは腐ったりしない。だからコインをいっぱい持っていると、必要なときにコインと食べ物を交換して豊かな生活が出来るようになるんだ。こうやって大金持ちになる人もでてきたんだ。

・銀行の誕生
よく誤解されていることが多いのだけど、通貨や銀行というのは元々は国が始めた事業ではないんだ。現在では複製できない紙として事実上国がお金を流通させ管理していけど、元々は銀行などが独自に発行した紙だったんだ。
コインを多くの人が使うようになると、コインを盗まれたりしないように預ける場所ができてきたんだ。だけどコインを預かる人の中にはずる賢い人もいて、人から預かったコインを無断で他人に貸し出して利子を付けてお金儲けをしている所もあったんだ。つまりこれが銀行業の誕生なんだ。
また、大量のコインを持ち出すことの不便さなどから、この時コインを直接貸し出すのではなく、契約書を書いてこれをコインの変わりとしていたんだ。そしてこの契約の紙をコインの変わりに使用するという行為こそが紙幣の原型なんだ。
更にコインの変わりに契約書が使用されるようになったことによって、金庫に存在する以上のお金の貸し出しが行われるようになり、このような商売が銀行の原型なんだ。

*銀行が金庫に存在する以上のお金の貸し出しをしているなんて、まるで詐欺ではないかと思われた人も多いと思うが、これは現在では法律で認められた行為なので詐欺ではないんだ。銀行では預金準備率として法律で定められ現在日本では1%以下となっており、100万円を元手に1億円程貸し出せるようになっているんだ。またこのような詐欺的な行為を法律で認めていることを問題視する人もいるが、これは資本主義経済の主軸であり根幹をなすシステムなのでこれを否定することは資本主義を否定することで、そういう人は社会主義者などと呼ばれるんだ。


・銀行のその後
有りもしないお金を複数の人に貸し出ししているので、しばらくすると当然無理が出てくるんだ。お金が多くの人に貸し出され始めた当初は借金も増えるが収入も増えてお金が社会に廻りはじめ、多くの人がお金を手にして景気がよくなるんだ。
だけどこれはネズミ講と同じ原理だから、しばらくすると世の中にお金が増えても物品が増えるわけじゃないから、物の価格が急に高騰したりして、不景気になり恐慌になって、途端にお金の返済が出来なくなる人が多くなるんだ。返済ができなくなった人は代わりに土地、家、家財、衣服などを銀行に持って行かれるという事態になるんだ。
昔はこの恐慌の循環が10~20年ほどのサイクルで起こっており、これが国境をまたがると踏み倒しから戦争になったりしていたんだ。

・更にその後
こうやって『有りもしないお金を貸し出す --> 景気が良くなる、借金を増やして事業を拡大する --> 物価高騰などから不景気、恐慌になる、この時 実物が徴収され銀行、資産家が実物を手に入れる、--> 底打ちし景気が回復し始め、有りもしないお金の貸し出しが増える --> 景気が良くなる --> 恐慌になり実物が徴収され資産家の物になる --> 、、、 』という事が繰り返されたんだ。
このような好景気と恐慌の景気循環を繰り返えすことで、お金の返済の代わりに土地や不動産を銀行が回収するので莫大な富を得る資産家も誕生するようになったんだ。

・産業革命以後
それまで10~20年ほどに一度起こっていた恐慌が、産業革命が起こったことで恐慌が起こらなかったんだ。というよりも先に伸び50年ほど恐慌に至らない状態が続いたんだ。これは工業化によって新たな産業が創出された事や物流技術の発達で経済活動の行える地域が増え経済全体のパイが大きくなりお金の貸し出される先が増えたためなんだ。

サイクルが伸びたとはいえ恐慌はまた起こりその時起こる信用収縮によってまた同じことが繰り返され、世界大戦の原因の一つには世界恐慌という経済問題があったんだ。




・ビットコイン
途上国を中心に多くの国では自国の通貨の裏付けを世界経済の中心であるアメリカの通貨である米ドルにしているんだ。これはドルペッグ制などと呼ばれるんだ。しかしそんなドル札の裏付けはほぼ存在していないに等しい状態なんだ。でもそのような説明は混乱の元だから通貨の裏付けは「国の信用」という説明をすることになっているんだ。

ビットコインはそのような「信用が裏付け」という現代社会の通貨を模倣した存在なんだ。しかしP2Pが主体となっているがいくつかのコアシステムの管理者も不明(みんなでボランティアでバグ修正、バージョンアップをしていることになっている)、開発者は「ナカモト・サトシ」と名乗るネット上の匿名の存在であり誰が開発を主導してきたのかは不明(みんなで匿名のボランティアによって作られたことになっている)、そしてビットコインは誰のものでもないということになっている(これを"信用"する人はビットコインを買うわけですが)、金儲けの意図を持った人物、あるいはビットコイン事態がそのような存在であれば容易にビットコイン価格の釣り上げや価格コントロールが可能な存在なんだ。そのためビットコインはワールドワイドな拡大期間の長いマルチ商法である可能性もあるんだ。
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通貨はギリシャ人が発明したものです。

当時は銀貨が基本になっていました。その価値と国家が信用度になっていたのです。ギリシャ通貨が破綻しないように、パルテノン神殿には大量の銀が保管されていました。実は神殿ではなく銀行だったのです。

信用があれば地域通貨も個人通貨も可能です。江戸時代には藩札があったし、大商人の手形が売買されました。現在でも商店街発展のための地域通貨があります。しかし、それは通貨からの解放ではなく、通過不足を補うものでした。手形決済も通過不足を補う役目を果たしました。

国家通貨の重みに打ちひしがれているのは日本のような豊な国の国民ではなく貧しい国の国民です。国家通貨が弱いので一生懸命に働いても大きな収入にならないのです。自分達が作った物を安く買われてしまうのです。

通貨の重みは貧乏な国と同じく、貧乏な人にもこたえるのです。通貨の無い原始社会では平等に暮らしていたのではないか。みんな貧しければお互いに助け合って生きていたのではないか。貧乏な人には国家通貨が加害者のように思えてくるのです。貧乏な人の共通点はお金に反発心を持つ事です。反発ではなく取り込む姿勢が大事です。

個人通貨の発想は面白いですが、お金持ちほど多くの個人通貨が発行できるので、貧富の格差はさらに大きくなると思います。いまでも、資産家はお金を借りて事業を起こして成功しますが、貧乏人には誰も貸してくれません。冨が冨を生む資本主義の経済は社会主義に勝ったことでますます凶暴化しています。オランダの東インド会社が始めた資本主義は誕生して500年、まだ衰える兆しが見えません。
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今、ビットコインと同じ仮想通貨が次々に生まれている。

そのため今後は何の差別化も行えない競争からの潰し合いが起こり、唯一生き残るのが「秘匿性が高くアングラマネーとしての利用が可能な仮想通貨」という差別化が行えたとこが生き残るということになりそうです。

ビットコインは結局は「金庫が空の銀行が発行する銀行券」 ですから、良くてバブルと暴落を繰り返しギャンブル依存症の人が騙される場になるだけと思いますね。
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お金があれば、それは物やサービスと交換できます。



お金はタダの紙切れですし、金属の破片に過ぎません。

それなのに、どうして物やサービスと交換できるのか、
といえば皆が交換できると信じているからです。

どうして信じているか、といえばそれを国家が担保
しているからです。

ビットコインやモナ貨幣が通用するのは、国家の担保が
なくても、それを信じている人が少なからず存在
するからです。

だから信じている人の間でしか通用しません。

つまり「信じる」か否かがポイントな訳です。

個人が発行する貨幣を信じる人がどれほどいる
でしょうか。

社会的に地位があり資産もある人が発行する個人貨幣
なら、ある程度流通する可能性はありますが、
無名の一般市民が発行する貨幣では限界が
あるでしょう。

家庭内でしか使えない貨幣とかでは、あまり意味がある
とは思えません。
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 暗号通貨の問題点は「担保がない」という事です。


 ただのプログラムなので、ハッキングされたりチートされた時に弱いというのが問題です。

 通貨の場合は、あくまでも現金があって、それを国が補償してるというのが根底にあるので、信頼性が全く違います。

 これからはのトレンドは「電子マネー」だと思います。
 海外でも共通の電子マネーが使えれば、中で勝手にユーロやドルに変換してくれればよいだけなので。。。
 その場合も、あくまで「円」とか「ドル」が基本にある事が重要です。

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 ちなみに、自分で評価基準を作って交換するというのは、単に物々交換してるだけの話では。
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