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大事なことを言い忘れておりました
大事なことを申し忘れておりました
大事なことを申し忘れていました
どれが正しいでしょうか?
ご指導をお願いいたします

A 回答 (2件)

どの文も「大事なことを言い忘れていました」の正しい敬語表現です。


これらの文では、「ました(ます)」という丁寧語のほか、謙譲語2という敬語が使われています。
【申す】は「言う」の謙譲語2、【おる】は「いる」の謙譲語2です。
謙譲語2は、聞き手に対して丁重に表現する、という用法の敬語で丁重語とも呼ばれ、自分の動作の向かう(及ぶ)先に対して敬意を示す謙譲語1とは別の分類になっています。
両者の違いについては、文化審議会答申<敬語の指針>15~20ページ及び26~28ページもご参照ください。案外わかりやすく書かれています。
http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/bunkasingi …

(ア)大事なことを言い忘れておりました。

「いました」の謙譲語2「おりました」を使って、聞き手に対して丁重に表現しています。
「言う」という自分の動作については「申す」という謙譲語2を使っていないので、特に丁重な表現をしていることにはなりません。
とはいえ、聞き手に対して敬意を示していることに変わりはありません。

(イ)大事なことを申し忘れておりました。

「いました」の謙譲語2「おりました」を使って、聞き手に対して丁重に表現しています。
同時に、「言う」という自分の動作についても「申す」という謙譲語2を使っています。
「~ていた」と「言う」の両方の動詞に敬語を使っていることになり、上記(ア)よりも聞き手に対して高い敬意を示していることになります。

(ウ)大事なことを申し忘れていました。

文末の「いました」で謙譲語2「おりました」が使われていませんが、「言う」という自分の動作については「申す」という謙譲語2を使っています。
一応、聞き手に対して敬意を示していることになります。
文末に謙譲語2を使っていない分、敬意の印象は、他と比べて低くなるでしょう。

(ウ)<(ア)<(イ)の順で敬意が高くなると思います。
因みに、敬語が複数含まれていても、それぞれ別の語に使われている場合(多くは、接続助詞「て」で連結されている)は敬語連結と呼ばれるもので、二重敬語にはなりません。
    
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   皆大なり小なり謙譲の意味を伝えていて、相手を見、場面を考え、適宜に選べばいいので、みんな適当に使えば正しいです。



    人によっては「申し忘れておりました」は二重謙譲語だから正しくないと言う場合もあれば、ばか丁寧な上司から「そんなときは『申し忘れておりました』と言え」と命令されることもあります。

    相手や場面を考えないと慇懃無礼で、かえって失礼になったり、余計な謙譲語の無い朴訥な言葉遣いの方が却って謙譲さが伝わったりします。

    正解は言葉だけではない、よい例だと思います。
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