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もともと航空会社って本当なのですか?

A 回答 (7件)

 近い解答が既に出ていますが、ちょっとおしい、と言いますか当時の内燃機産業の事情が判らないと、この御質問の回答にはたどり着けません。



 回答を先にいうと、現在のメルセデス・ベンツ社(現在は部門名ではなく、『メルセデス・ベンツ』という自動車メーカが存在します)は航空機会社だった事はありませなん。
 また、過去に於いて、メルセデスはダイムラ・ベンツ社の乗用車部門(現在ではメルセデス名でトラックも作っていますが、当時はまだトラックはメルセデスでは作っていないかったので、純粋な乗用車部門でした)でしたが、ここでも航空機を作っていたことはありません。

 さてここで、当時の自動車メーカの事情を見てみましょう。

 20世紀初頭、自動車メーカの多くは内燃機関本体(エンジン)のメーカでもあり、つまりエンジン単体の製造・販売というビジネスを展開していました。(今日ではなかなか考え辛い状況ですが、しかし現在でもディーゼルエンジンの世界では小松、いすゞなどがエンジン単体を販売していますし、カミンズなどディーゼルエンジンだけを売る専業メーカさえ存在します。)

 ガソリン内燃機関の元祖にしてメルセデス部門を持つダイムラ・ベンツ社も、キャディラック、イスパノ・スイザ、ヴォワザン、イソタ・フラスキーニなど(いずれも今日のロールス・ロイスやベントレーに匹敵する超高級車メーカでした)と同様エンジンだけを製造して売る商売をやっており、クルマ用に限らず様々なサイズのエンジンを設計・販売していました。それらのエンジンは鉄道(20世紀初頭には、ガソリンエンジンで動く鉄道がありました)、船舶、炭鉱や工場の据え置き用(掘削機や加工機械などの動力用)として、広く流用されていました。

 その中に、今日でも名機とされているDB600シリーズエンジンがありました。(DBはダイムラ・ベンツ社のイニシャルです)
 このエンジンは、史上初めて燃料噴射装置(なんと既にボッシュ製)による直噴機構を持つガソリンエンジンであり、大きな遠心力がかかる急旋回、急降下、上下が反転する背面飛行などでも安定して燃料がエンジンに供給される高性能なエンジンで、メッサーシュミットなどドイツの軍用機に広く利用されました。(ちなみに。メッサーシュミットBf109戦闘機のライバル、フォッケウルフFw190戦闘機の空冷エンジンは、ベンツではなくバイエルンのエンジン専業会社が製造していました。これがいわゆるBMWで、ベンツとBMWは第二次大戦前からガソリンエンジンメーカとしてライバルだったんですね。)

 っというワケで、メルセデスを傘下に収める巨大コングロマリット、ダイムラ・ベンツ社は、航空機産業で大変有名なエンジンを製造していたワケです。
 『メルセデスベンツは元々航空機会社』っという話はここから来た話で、真相は親会社が単なるエンジン会社だったというだけであり、航空機本体を作っていたワケではありません。

 尚、ついでに余談ですが。

※BMWは、戦前はエンジンだけの専業メーカで、クルマを本格的に量産するのは戦後です。よく言われる『BMWは元ヒコーキ屋』という話はここから来ており、正確にはBMWもエンジン屋であって航空機自体は作っていません。
 カーメーカとして見たBMWは、ベンツと比べ歴史が半分ぐらいしかない新参メーカであり、BMWのクルマに『伝統の』などと枕詞を使うのは(ベンツから見ると)片腹イタイ、ヘソで茶を沸かす行為です。

※歴史が浅いというと、同様に戦後から本格的な自動車製造を始めた歴史の浅いカーメーカであるフェラーリも、かつて航空機用の12気筒エンジンを作ろうとしていた時期がありました。(このエンジンは軽量コンパクトで非常に優れており、基本設計は`70年代のF1マシンの312Bエンジンやスーパーカーの365/512Bエンジンなどに流用されました。)

※他には。
 ロールス・ロイス社の航空機部門は、現在では自動車部門から独立し、世界屈指のジェットエンジンメーカとしてプラット&ホイットニー(P&H)やジェネラル・エレクトリック(GE)と共に航空機業界に君臨しています。
 更に。かつてバイクのレース界に於いて全ての排気量で無敵を誇ったMVアグスタ社も、現在は本業である航空機製造(こちらは航空機本体)に専念しています。(現在売られているMVアグスタ名のバイクは、ブランド名だけ取得した別メーカによって製造されています。)
 欧米の自動車・バイクメーカは、歴史上航空機産業とも深い関わり合いがあるというワケで、最近ホンダが小型ジェット機の製造に乗り出しましたが、欧米の歴史を考えると別に驚く話ではありません。
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もともとはゴッドリープ・ダイムラーとカール・ベンツという二人が、ドイツの別々の場所で最初の自動車を作ったのが始まりです。


それぞれが別々に車を作ってましたが、合併してダイムラー・ベンツになりました。
メルセデスというのはダイムラーで使われていたブランドで、合併後にメルセデス・ベンツになりました。
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まず、メルセデス・ベンツという会社は存在しない・・・19世紀末に自動車メーカーとして設立された「ベンツ&シー・ライニッシェ・ガスモトーレン・ファブリーク」と「ダイムラー・モトーレン・ゲゼルシャフトダイムラー」が第一次大戦後に合併して「ダイムラー・ベンツAG」が設立された(その後、クライスラーの吸収合併、関係解消を経て、現在の「ダイムラーAG」に至る:以下、便宜的に「ベンツ社」)。


「メルセデス・ベンツ」というのはベンツ社が生産する車両のブランド名。メーカー名と混同しないように。
ベンツ社と航空機は自動車より後、第二次大戦期のメッサーシュミットBf109などに搭載されたの液冷V12のDB601シリーズをはじめとするエンジンによる関係がある。

で、質問は・・・「航空会社」ですかぁ?
「航空会社」となると、「航空機(主に飛行機)を用いて有料で旅客・貨物を輸送する会社」となるんだけど・・・確かにベンツ社も専用の社用機くらい持っているはずだけど、有償輸送の分野に参入したってことはない。

航空機分野としても・・・先に自動車メーカーとして発足しているから、「違う」が質問の答え。

ちなみに、第二次大戦前から存続する自動車や鉄道車両のメーカーの大半が航空機エンジンを作ったコトがある。

  日本:三菱、川崎
  イタリア:フィアット
  イギリス:ロールスロイス、ネイピア、アルヴィス
  フランス:イスパノスイザ
などが有名どころ。

航空機(エンジン)メーカーが先行した例としては
  富士重工(スバル、元は中島飛行機)やBMW、SAAB
のほか、
  メッサーシュミット社

  カビネンローラー(キャビン付きスクーター)
を作っていたコトがある。
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SAABのことなんじゃないの?

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メルセデスベンツ と言うのは、ドイツの自動車会社であるダイムラー(2007年から)の所有する乗用車やトラックのブランド名です。

簡単に言えば、日本ではトヨタ○×の○×に当たります。

で、ダイムラー社ではかつての大戦時に飛行機や戦車、潜水艦のエンジンなどを製造していました。(その時はダイムラーベンツ)飛行機のエンジンとしてはDB601や605のエンジンが有名で、メッサーシュミットBf109をはじめ、日本でも飛燕と言う戦闘機に使われています。他にはイタリア機などでも使用。
http://ja.wikipedia.org/wiki/DB_601

この事から飛行機メーカーと思われたのかもしれませんが、かつては飛行機のエンジンを製造していたメーカーです。
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南下色々と取り違えてるような・・・。



「BMW」はもともと「航空機のエンジンを作っていた会社」なんですが。
http://ja.wikipedia.org/wiki/BMW

「メルセデス・ベンツ」は初めから自動車だけを作っていた会社で、
世界最古の自動車会社、ってことになっています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%AB% …
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史上初の航空会社DELAGがドイツにて設立されたのは1909年。



ベンツが創設されたのは1886年。

史上初の航空会社よりも古くからあったベンツが「元々航空会社」な訳がありません。

ベンツが元々は航空会社だったのなら「史上初の航空会社はベンツの筈」ですが、歴史は、そうなっていません。

つまり「ベンツが元々は航空会社だと言うのは大嘘」と言う事です。
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