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電気工作的にお聴きいたします。

10数年前の普通のプロペラ扇風機が、首降り部分プラスチックが劣化で、うっかり倒したら羽部分そっくり落ちてしまいました。モーター内部への結線も全部ぶっつり。

捨てようと分解してたら、空回りするプロペラと内部コイル見てたら・・
これ、逆に風で回ったら発電できるんじゃないか?と思いました。

小細工で可能でしょうか?
どなたか知識ある方ご教示いただけたら<(_ _)>
よろしくお願いたします。

A 回答 (2件)

無理ですね。


家庭用の従来からあったAC扇風機は、コンデンサーモーターと呼ばれる誘導電動機の一種です。
単相交流電源である家庭のAC100Vを一部の電機子巻線には直接、他の電機子巻線にはコンデンサーで位相をずらした状態で供給します。
これで、単相であっても、三相モーターのように自力で始動しそれなりに高速で回転できるのです。
このモーターでは、固定子が電機子になっています。
内部で回転している回転子が界磁として機能しています。
界磁にはかご型回転子を採用しているので、外部から電気を送り込む必要がなく、固定子巻線が作り出した時間変化する磁界によって電磁誘導に基づく誘導電流が流れます。
この誘導電流が回転子を磁化し、界磁として機能させています。
こんなモーターを発電機として使おうとすると、まずこの回転子を磁化して界磁として機能させるための電流(励磁電流)を流さなければなりませんが、回転子は外部とは完全に電気的に絶縁されているので、外部から励磁電流を供給してやることができません。
よって、回転子が磁石にならないので、電機子にも全く誘導起電力が発生せず、発電機としては使えません。
そもそも、誘導機はモーターとしては構造が単純で頑丈かつメンテナンスが楽なので、大変便利なものですが、発電機として使うには最も不向きなもので、どうしても発電機として使いたいなら、はじめからそのように設計しておかないと使うにが難しいです。
発電機に最もふさわしいのは同期機ですが、同期電動機は高効率で省エネ性が高いものの、構造が複雑でメンテナンスも誘導機より面倒で、丈夫さでも誘導機に劣るので、回転子に巻線があるタイプの同期電動機は家庭ではほとんど使われていません。
しかし、回転子が永久磁石になっている同期電動機は、エアコンのコンプレッサーや自転車の発電ランプなどがあります。
同期機は、界磁である回転子の磁極が固定されたものです。
誘導機は、時間と共に回転子上に現れる磁極の位置が時間とともに少しずつずれていく必要があるので、永久磁石は使えず、巻線型電磁石かかご型回転子が使われます。
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この回答へのお礼

詳しい説明ありがとうございました。

学校だったらどのレベルで理解に至るのかちょっとわかりませんが・・・
こんなんでも人類のたくさんの人の協働の知恵の積み重ね・・感をいやというほど感じましたm(_ _)m

お礼日時:2014/09/25 22:17

>>これ、逆に風で回ったら発電できるんじゃないか?と思いました。


小細工で可能でしょうか?

発電量が少ないとかいうのではなく、原理的に不可能でしょう。
誘導モータの原理を調べてみてください。
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この回答へのお礼

ありがとうござましたm(_ _)m
 あらためて3000円の製品の中身の人類の知恵を知りました(^^; m(_ _)m

お礼日時:2014/09/25 22:12

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