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直訳ではなく専門的に使われている言葉があればそちらを教えてください

A 回答 (3件)

こんばんは。



擬傷、擬傷行動は

「鳥類学用語集」(日本鳥学会、2006)では、injury feigning、injury feigning behavior とあります。

また、「鳥類学辞典」(山岸・森岡・樋口(編)、昭和堂、2004)では擬傷をinjury feigningとしています。

英語で定評のある鳥類学の事典である、"A Dictionary of Birds "(B. Campbell and E. Lack(編)1985)で、injury feigning を引くと、distraction behavior を見よ、とあり、distraction behavior を引くと、「親鳥が卵やヒナから捕食動物をそらそうとしたり、捕食動物の注意をそらそうとする、積極的な対捕食者戦略をさす総称」とあって、用語が混乱していて整理されていないとしつつ、下記の4つに細分されるとしています(*は、「鳥類学用語集」の訳語。ちなみに同書では、distraction displayそのものは「はぐらかし誇示*」)。

1. distraction-lure displays 声を上げると同時にだます行動をとるもの(誘き寄せ誇示*)
2. distraction-threat displays 突然、翼や尾を広げてびっくりさせるもの(こけおどし誇示*)
3. demonstration 止まり木、地上、空中からしつこく大きな声で鳴くもの
4. diverting attacks おもに上記3.に続いて、翼、足、くちばしなどで捕食動物を蹴るもの

そして、1.のdistraction lure displays の中に、

1.(a) small mammal type (小型哺乳類型)=キーキーと鳴いてばたばた逃げる小型哺乳類に似せていると思われるもの。これは"rodent run"、"rat trick"とも呼ばれる。
1.(b) the disablement or incapacity type (「障碍または無力型」とでも訳すのでしょうか?)=体が負傷しているとか、無力なヒナに似せるなど、何かの形で無防備に見えるもの。これは、"injury feigning"、"broken wing trick"、"exhausted bird posture")などと呼ばれる。

とあります。

というわけで、まとめると、

● "injury feigning" という言葉が、3つの書籍に共通してでて来ます。「擬傷」という字の翻訳としても、"injury feigning" というのはぴったりするように思います。

● これを理屈っぽく言うと、

"distraction display (disablement or incapacity type)"

などということになりそうです。

● さらに、

"broken wing trick"、"exhausted bird posture"

といった言葉もあるようです。以上ご参考になれば幸いです。
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"Broken Wing Act"と呼ばれているようです。


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たしかモビングといったとおもう

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