
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
補足ありがとうございました。
確認したいことがありますが、ハロゲン化合物の揮発性が高い、とコメントされているのは、何と比較してのお話ですか?
たとえば、普通の炭化水素の水素をハロゲン置換した場合は沸点は上がります(例:ベンゼンとクロロベンゼン、メタンとジクロロメタンやクロロホルム)。これは、私がコメントしたように分子間力が大きく増大することによります。また、気体状態での運動エネルギーが質量増大によって変化することにも関係するかもしれません。
一方、ヒドロキシ基のような分子間相互作用に大きく影響する置換基を置き換えたとしたら、結果は逆になりうるでしょう。
どのようなハロゲン置換を施した場合の、沸点・揮発性変化を問題にされているのでしょうか?
この回答への補足
ご回答ありがとうございます。つまりハロゲン置換されることで極性が上がってむしろ沸点が上がって常温で気体から液体になったということでしょうね。多分それで揮発性が高いということになったのでしょう。確かに比較対象がないと、勘違いしてしまいますね。
補足日時:2014/11/30 19:02No.1
- 回答日時:
分子間の相互作用が大きい化合物は、分子どうしが引っ張りあって揮発するのを妨げるため、揮発しにくくなります。
質問者さんは、減圧蒸留の予想曲線を見たことはありませんか?水素結合性化合物(水とかアルコールとか)と、非水素結合性化合物(ガソリンみたいなやつ、脂溶性が高いものども)では、使う曲線が違いますが、前者は分子間で水素結合で引っ張りあうため揮発しにくく、蒸気圧が下がります。後者はそういう相互作用が少なく、揮発しやすくなります。ハロゲン置換基で揮発しやすくなるという効果はちょっとわからないです、すいません。
どっちかというと、水素をハロゲンで置換すると、ハロゲンの電気陰性度に起因して分子が極性を持つため、双極子間相互作用が出て分子間引力に寄与しますし、分極しやすい高周期ハロゲンはvan der Waals力を高めるためにやっぱり分子間引力を高めます。分子構造によっては、ハロゲン結合と呼ばれる、水素結合ライクな方向性を持った分子間引力を生じることもあります。いずれも、揮発しにくくなる方向に働く力で、蒸気圧を下げると考えられます。
ただ、ハロゲンの中でもフッ素だけは特殊な分子間相互作用を生じうるため、フッ素化した場合のことをおっしゃっているのかもしれません>揮発しやすい。
この回答への補足
ご回答、ありがとうございます。回答の集まりが少ないので、まだベストアンサーに選定しませんが、締め切りの2週間を切ったので一度ご連絡をさせていただきました。
分子間力で説明ができるナフタレンやベンゼンですと考えやすいのですが、ハロゲンの入った、セボフルランやクロロホルムですと、全く逆のことですので、分子間力だけでは定まらないのだろうというところです。他にアイデアがありましたら、再びご回答お願いします。
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