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以前からずっと疑問に思っていたのですが、哺乳”類”の”類”ってどういう基準んで分類されている単位なのでしょうか?
哺乳類以外でも有袋”類”とか古生物だとキノドン”類”とか双弓”類”と単弓”類”とか
色々出てくるのですが、基準がイマイチ分かりません
というか、何か分類したい単位があるときに適当に引っ張ってきて便利に使っている言葉のように見えてしまっています
ちょっと単語が増えてしまいますが、個人的には哺乳”綱”とか基準のある分類で子供の頃から慣れ親しんだ方が分かりやすくで良いのですが
そもそもこの”類”という単位の由来を教えていただけないでしょうか?

A 回答 (2件)

「類」は固定した分類を示すものではありません。

かなり曖昧な言葉です。

 生物の分類は大分類から順に、(生物→ドメイン→)界→門→綱→目→科→属→種、と細分化されています。その中に「類」はないですね。

 では頻出表現である「類」とは何か、ということになりますが、ある分類基準に含まれる生物を総称的に呼ぶものなのです。例えば、よく「哺乳類」とは言いますが、実は「哺乳綱」に属する生物の総称です。霊長類は哺乳類の一部ですが、同じ「類」でまとめています。これは、「サル目」に属する生物の総称なのです。

 ウィキペディアのサル目から霊長類という言葉をどう使っているか、引用してみます。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%AB% …
>キツネザル類・ロリス類をまとめて「曲鼻猿類(曲鼻猿亜目、曲鼻類、曲鼻猿亜目)」、
>メガネザル類を含むその他の霊長類を「直鼻猿類(直鼻猿亜目、直鼻類、直鼻亜目)」と呼び

 霊長類、キツネザル類、ロリス類…とたくさん「類」を並べ立てています。「綱」なのか「目」なのか、いったい何なんだ、という感じですね。

 これは、「類」を「~とその仲間」といった使い方をしているのです。生物の分類学に従った分類名では短く言いにくいとき「その類のもの」「似たものをまとめて」という感じで「類」を使っています。

 つまり、「類」は生物学的に厳密ではなく、きちんと定義されていないながら、便利な言葉として使われているということになります。読んだ側で厳密に分かるときは、分類学に従った言葉に置き換えて読んでしまうほうがいいでしょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございます、やっぱりそうだったのですね
結局学習する過程で、混乱も起きますし
分類学に従った言葉でマッピングし直さないといけないのは無駄が多いなぁと思っているので
個人的には単系統のものに関してはタクソンに従って貰いたいです

側系統的だったり、研究の進歩で単系統ではないとわかったりしたときに類を使って言い直した方が良いと思うのですが、学者さんの間ではどう感じでいるのでしょう

ですが、これで数年来の疑問が解決しました、ありがとうございます

お礼日時:2014/12/14 01:14

#1 と本質的に同じだけど「分類の段階に関係なく『ある程度まとまったグループ』を表す」くらいかな.



ただし, ふつうにいう「類」は必ずしもタクソンに対応しない.
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