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資本主義の本質は競争なので、もっと自由競争を進めるべきという人が居ますが、私は競争が資本主義の本質ではなく、独占資本による個人の支配が資本主義の本質だと思うのですが、違いますでしょうか?
そして自由競争、規制緩和を叫ぶ論者もいますが、自由競争と規制緩和を進めた結果発生するのは、大企業と海外巨大資本による独占、寡占であるのは間違いないと思います。

A 回答 (8件)

本質ではなく当てはまったとして「現状」でしょ?


他に独占させないよう競争を生む、それが発展に繋がる。

ただ自分がより豊かになるよう独占を目指すと言うのはあるかとは思いますが。


「独占できるほどの資本を目指した他との競争」と言うことが本質だと思います。
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独占資本による個人の支配はあくまで結果であって、資本主義の本質ではありません。

最近フランスの経済学者ピケティが書いた「21世紀の資本」と言う本が話題になっています。
http://www.amazon.co.jp/21%E4%B8%96%E7%B4%80%E3% …

彼はマルクスのように資本主義を否定していませんが、資本主義の元では「資本収益率>経済成長」と言う結果が生まれると結論づけています。分かり易く言うと、経済成長の結果生まれる富は、資産や資本を持つ金持ちに集中してしまい、結果として資本主義の元では格差が拡大すると言うことです。それが資本主義の唯一の欠点だと言っているのです。しかし彼は資本主義の元での自由競争や規制緩和を否定しているわけではありません。それらを否定することは資本主義を否定するのと同じことになるからです。資本主義の元で、自由競争と規制緩和(たとえば関税撤廃)は必然だからです。これを否定したら共産主義になってしまいます。共産主義が正しくないことは、1992年のソ連崩壊で証明されています。だからいくら欠点があっても資本主義を否定できないのです。

彼は資本主義の元で格差を解消するには資産に課税するのが最も効果的だと言っています。しかし資産に課税すると大金持ちは資産を海外へ逃がしてしまいます。今の中国が同じ事をやっていますね。それを防ぐためには世界中が同時に資産課税をするべきだと言っています。しかしこれは空理空論ですよね。世界連邦も出来ないのに、そんなことが出来るわけがありませんから。いつの時代も学者というのは無責任な生物です。

経済はそんな単純な話ではないのです。一度ピケティの本をお読みになって、もう一度質問し直すことをお奨めします。

この回答への補足

今の社会は資本主義、自由主義、民主主義の混合社会です。そして自由競争は自由主義に属する事項ではないですか?ただ、自由競争はリバリタリアンや無政府主義にもつながりますので、どう規制するかが問題になります。
資本主義は単純に資本を持った者(オーナー経営者や不労所得の金持ちなど)が強い、そういう制度ですよ。読んで字のごとくです。

補足日時:2015/01/20 08:51
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>独占資本による個人の支配が資本主義の本質だと思うのですが、違いますでしょうか?


資本主義は個人を支配するものではありません。社会主義の方が国営企業により個人を支配し活動を制限しようとしたのです。結果は経済成長できずに失敗でした。
資本主義は自由を大事にし、個人の自由も制限しません。個人支配と感じでいるのはお金が無いので好きなことが出来ないので、自由が無いと感じているのではありませんか。それは本末転倒で、競争はあるが自由にお金儲けが出来る社会なのです。
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 独占すると競争原理が働かなくなるので、少なくとも日本は、NTTやJRの分割など、競争原理が働くように、それなりに上手くやってると思いますよ。



 韓国では競争原理が働いてないので、財閥系の企業だけが突出して強くて、中小企業が育ってないという現状があります。
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>私は競争が資本主義の本質ではなく、独占資本による個人の支配が資本主義の本質だと思うのですが、違いますでしょうか?



違いますでございます。

独占資本の登場は資本主義をコントロールできなかった場合の結果にすぎません。
資本主義を導入しながらも、資本以外(=政府やNGOなど)が産業資本をコントロールすることに成功すると、市民・消費者にとって競争の成果という果実がもたらされます。

日本電信電話公社の時代には消費者は高いコストを負担しましたが、その後、通信市場に資本主義が導入され、競争原理を取り入れたので、今や日本の消費者は搾取されずに競争の成果を享受しています。

このような成功事例を増やすことが重要ですね。

この回答への補足

競争はどの世界でもやっているので、資本主義の本質ではないと思いますよ。
資本主義国家である日本は、ほとんどの人がサラリーマンとその家族であり、会社から給料を受け取って生活しています。
会社に依存しなければ生きることも難しい時代であり、この状態を支配と表現したまでです。需要がある少数の人間を除けば、ほとんどこんな感じのはずです。

補足日時:2015/01/19 12:27
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>競争はどの世界でもやっているので、資本主義の本質ではないと思いますよ。



思うのは自由ですが、現実は違います。

国家社会主義など、中央計画経済では競争は排除されます。

日本は本格的な国家社会主義を経験しておりませんが、昔の国鉄や電信電話公社、それに肉による食管会計など、あらゆる事業体が国営・国家管理になるという世界もあり得ます。

このような競争のない社会では、消費者は競争の成果を享受することができません。
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"資本主義の本質は競争なので、もっと自由競争を進めるべき"


 ↑
資本家の自由な経済活動を認めるのが
資本主義です。
だから資本主義の本質は自由です。
自由の結果、競争になる、ということです。


”独占資本による個人の支配が資本主義の本質だと
 思うのですが、違いますでしょうか?”
     ↑
資本主義の本質は自由です。
自由の結果、独占資本になることもある、
ということです。
だから本質ではありません。

自由を確保するために独禁法などがある訳です。


”自由競争と規制緩和を進めた結果発生するのは、
 大企業と海外巨大資本による独占、寡占であるのは
 間違いないと思います。”
     ↑
独占、寡占になるのは自由の結果です。
だから本質ではありません。
質問者さんは、資本主義の副作用を指摘している
だけです。

風邪薬を飲むと眠くなります。
しかし、風邪薬の本質は風邪の治療であって
睡眠効果ではありません。
それは副作用といいます。

この回答への補足

資本主義の本質は資本家による支配だと言うのは読んで字のごとくですよ。
自由が本質の社会は自由主義です。
資本主義と自由主義を混同してしてませんか?資本主義、自由主義、民主主義を区別できる人は少ないですね。

補足日時:2015/01/20 08:42
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資本主義と言う制度は、生産手段を私的に所有する制度です。


つまり、工場や会社や農地を国営ではなく個人が所有できるのが資本主義です。工場や会社や農地を個人が手に入れるためには資本が必要になるわけです。だから「資本」主義と呼ばれます。

これに対して共産主義国家は、全ての生産手段を国が独占所有する制度です。ということは生産手段を購入するための資本の全てを国が独占所有する制度です。

>独占資本による個人の支配が資本主義の本質だと思うのですが

共産主義国家や社会主義国家では資本を国が独占的に所有しているので、国有の独占資本により個人の支配をしています。
従って、「独占資本による個人の支配」は資本主義の本質ではありません。

マルクスが提唱した共産主義国家では、全ての人がサラリーマンとその家族であり、国営企業から給料を受け取って生活しています。農業従事者すらも、国営農場のサラリーマンとその家族であり、国営農場から給料を受け取って生活をします。
国営企業に依存しなければ生きることも難しい社会ですから、この状態は支配と表現されるでしょう。つまり「独占資本による個人の支配は共産主義の本質である」と考えることができます。

資本主義国家においても、資本を所有している個人や企業が、資本をより効率的に使って利益を得るために資本の集中化を図り独占資本が発生しますが、それは結果に過ぎません。生産手段を国家が独占所有するのが共産主義ですから、本質的というのであるなら、共産主義こそが「独占資本による個人の支配」を行うのです。


>競争はどの世界でもやっているので、資本主義の本質ではないと思いますよ。

マルクスが提唱していた共産主義国家は、市場競争による調整を否定して、国家が経済を計画して実施する、計画経済でした。つまり、共産主義や社会主義は、競争を行わない制度です。
しかし、それではうまく行かなかったので、部分的に生産手段の私的所有を認めて、ということは「全ての生産手段を国家が独占する」という共産主義の本来的な目標を放棄して、資本主義の特徴である市場競争を取り入れざるを得なかったのです。
その結果、「競争はどの世界でもやっている」様な状況になってしまったのです。競争を行わないのが共産主義の本質的な特徴の一つです。それを放棄せざるを得なかったことは、共産主義の失敗の結果なのです。
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