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過去の名経営者の言葉を見る限り、事業による社会への貢献、日本の発展といった崇高な発言ばかりで、お金に関する話はほとんど出てこないように思います。

一方、現代の経営者の発言を見ると、売上や利益、時価総額が何億円を目指すとか、やれ法人税が高いとか、お金に関する話が9割です。

時代背景の違いでしょうが、このような違いはどうして生まれて来たと思いますか?
それとも、過去の名経営者も実際はお金の話ばかりしていたが、そういった発言は単に忘れ去られただけでしょうか?

A 回答 (4件)

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 「時代背景の違いでしょうが、このような違いはどうして生まれて来たと思いますか?」と自分で答えちゃっているとおり、時代背景の違いです。

 過去の…という過去はいつの時代を指すのかですが、私が大企業に入社した45年前は高度成長期で会社はどこも余裕しゃくしゃくでしたからね。
 実際、当時入社した大卒は100人以上いましたが、観光バスを3台ほど連ねて泊りがけで某製鉄会社などに新人研修に行かせてくれ(和歌山にも北九州にも行きました)、夜はみんなで酒盛りをして騒ぎましたし、創造性の開発ということで勤務時間の多くを割いて講師を外部から招き頭脳を柔軟にして発想豊かな考えができる人材教育も随分としてくれました。
 ほんとに良き豊かな時代で、経営者も「事業による社会への貢献、日本の発展」を目指すゆとりが十分にあったんです。高度成長期で先々に希望が持て、頑張れば達成できる見込みがあったので、経営者も夢を語れたんです。(先進国に)追いつけ、追い越せ、それ行けドンドンの時代だったので、ものすごくポジティブな時代だったという背景があります。

 いまの時代の日本は成長が止まって完全に頭打ちになり、経済も経営も怪しくなってゆとりも余裕もまったくない汲々とした状態で、会社を何とか存続させるのに精一杯です(パイの食い合いみたいなところがあります)。中小企業の経営者は、金策が一番大事な仕事なんですよ。貧すれば鈍するっていうでしょ。目先のことしか考えられず、先の見通しが立たないから、高尚なことなど言っておれません。
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新旧の経営者の違いは、社員の雇用を第一と考えるか、かなり簡単にリストラをやるかにあると思います。

リストラ費用が用意できれば、人件費の削減は瞬間的な効果は大きく、最近の経営者は一度といわず、二度も三度もこの宝刀をふるいます。しかし、もう少し長いスパンで考えると、人を減らせば、多くの場合売上げは減少します。また、人一緒に工場や設備を減らさなければ、1人当りの固定費負担が増え、ローディングもアップしますので、価格競争力を失うことになります。このような、負のトルネード連鎖が負け組の経営状態をさらに悪化させていると思います。旧経営者は感覚的に簡単に実行してはいけない施作を理解していたように思います。豊富な経理情報とその管理手段が経営者が本来持つべき経営感覚を喪失させているのではないでしょうか。”新経営者⇒お金、旧経営者⇒崇高な発言”に関してリストラを例にして簡単に説明したのですが、松下幸之助さんのような旧経営者が人前で崇高な発言をするのは、日常が極めて泥臭い会社経営(本田宗一郎さんがこの典型的な例でしょう。)を自らが行っていたことの反動として表れたものと考えています。松下政経塾も松下哲学の一つの具現でしょうが、民主党議員の為体を見ると、日本の政治にとって良かったのかは甚だ疑問です。
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時代背景のせいもあるでしょうし、過去の人の失言は忘れ去られているだけもあるでしょうね。


松下幸之助氏だって、「税金を取るな」というような趣旨の事も言いましたよ。

それに、今の経営者の発言がクローズアップされるのは「失言」をした時が多いですが、過去の経営者の発言は「名言」として残っていることを引用している場合が多いです。
あとは、日本に限定するなら、「金の事を言うのはいやしいこと」という考えが主流にあったために、実際には利益を考えていても表現を変えていた可能性も高いと思います。

経営者に限らず、自分自身も含めて、「昔の人に比べて、今の人間って怠けものでバカになってきてるんじゃ・・・?」と思ったりもしますが、良かった上澄みだけと比べても仕方ないとも思います。
徒然草にさえ、「昔は良かった」って書かれているくらいですからね。
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それだけ人間性が小粒になったのです。


銭ゲバばかりです。
人格者がいなくなりました。
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