知性の正体について幅広く論じて頂きたいと思っています。
1.知性の獲得は偶然か必然か
知性の獲得は人間の進化の上で偶然に得た物なのか、それとも「進化」の最終目的地として生物が必然的に獲得すべき要素だったのか(反論:であれば、なぜ地球の生物史上高度な知性を持つものが人間しかいないのか)
2.知性の進化といった場合、それはなにを意味するのか
人間の歴史における知性の進歩は、生物学的な意味における脳の物理的な進化のたまものなのか?それとも知性は生物学的な進化からは独立して、知性は行使すればするだけ自らの能力を高めることが可能なのか(文字の発明は生物学的進化のたまものではなく、人間の知性のたまものである。そして文字を獲得した人間の知性は、それ以降飛躍的に進歩していることをうけて)。
3.2に関連して。知性の能力限界は脳の能力限界に依存しているのか?
4. 知性は有限か無限か。また有限であるとしたら、なぜ有限である知性が無限の概念を想像することができるのか?
5. 論理は人間にとって生得か、それとも後天的に獲得したものか。
三段論法は全ての言語で記述可能であることから論理の理解は人類共通の能力であると考えられる。しかし同様に論理は言語がなければ記述できないことから、論理の誕生は言語能力を獲得してからということになる。つまり言語を獲得してはじめて人間は論理を手にしたのであり、人間にとって論理は生得ではなく言語の延長線上に「発見」したものであるということになる。
だが、言語構造そのものが論理に基づいていることを考えれば、知性が論理の存在を認識する以前から人間は論理を自身の内側に獲得していたことになる。言語を生み出す能力そのものが論理に基づいているのなら、脳は生得的に論理を理解していることになる。
脳は言語を生み出す以前に論理を理解していたのか?するとこの「脳が論理的であること」が発展して「知性」になったのか?それならばそもそも脳はなぜ「論理的」であったのか?言語を発明する以前においてはなんのために?
6. 論理と知性の関係
論理と知性の関係がどちらが先かと考えた場合に、論理が知性を構成しているのか、それとも知性が論理を構成しているのか。人間は言語の延長線上に論理を発見してから知性を目覚めさせたのか、それともすでに人間の脳には論理を認識する機能が備わっていて、そこから知性と言語が生み出されたのか。論理が先か知性が先か。
質問の基本は原初の知性はなにから始まったのか、そしてその知性はどのように発展してきたのか、ということです。また、論理・知性・言語の関係は?
知性の正体について、自由な意見をお書きください。
よければ答えだけでなく、あなたが思う知性の謎についての考察も書いて頂ければ拝見したく思います。
A 回答 (3件)
- 最新から表示
- 回答順に表示
No.1
- 回答日時:
1>
知性は進化の中で淘汰のふるいを潜り抜けて獲得されたものでその意味で偶然
ただし現生人類の知性という意味ではその他の霊長類と分岐したところからの結果としての必然
つまりその他の枝分かれの先では到達する可能性はなかったという解釈でいいと思います。
2>
知性は、先天的な枠組みと後天的な要素の相乗効果により
トータルの文化遺伝子としての機能の中で動的に発展してきていて
それを知性の進化と言っていいと思います。
3、4>
知性は脳に限定され、その限定された知性の中で可能な一つの軸に類するものとして
無限と解釈される概念が存在しているという理解のしかたでいいのではないでしょうか。
5,6>
知性 言語 論理 の順だと思います。
知性とは、より暮らしやすい世の中の実現のための工夫をする能力
言語とは、原初の知性がある中で意思疎通の必要に迫られて獲得された一つの道具
論理とは、言語がある中で自然界に普遍的なものとして存在する因果律を説明する手段
それぞれがそれぞれの進化の段階で適者生存として淘汰のふるいを潜り抜け
遺伝子に組み込まれてきているという解釈でいいのではないでしょうか。
No.2
- 回答日時:
全ての存在は、量子的な不確定性に基づいており、無限に
詰め込むと存在確率の山が重なって平らになり、無と等し
くなります。
この「絶対無=不確定性無限」に於て、その無限の闇に、
認識体の仮定断面(潜在的認識可能性)の運動(プランク
定数hの収束(物体収縮)の時系列化=宇宙膨張)を想定す
れば、相対的に無の風は光になり、認識体はその光(量子
相互作用パターン)の向うに、自己の補完(相補的不確定
性を伴う)としての宇宙を認識し得るのです。
量子論的に考えると、認識によって宇宙が生じる=自己
(現在/感受/光速)から過去(記憶/時間/超光速)と
未来(予測/空間/光速下)が対発生していると考えれば、
その基底としての時空が広がる(時間経過=空間膨張)のは
当然のことです。
我々は「過去は既に終わっている」「未来はまだ来ていない」
ので「存在するのは現在」と考えますが、真の『現在』とは、
認識体の感受表面での量子相互作用(光速)のみであり、
その経験(過去=超光速)による予測(未来=光速下)と
して時空的広がりは発生しているのです。
No.3
- 回答日時:
楽しそうですね(#^.^#)
人間って 知性を脳だけで感じてるのでしょーか!?
では 何故 恋愛や楽しい事等 喜びの感情が出るのでしょーね・・・・
「心が踊る」等の表現は何の為!?
頭でっかちで考えてては その先は見えないだろーから とりあえず此処まで・・・
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
似たような質問が見つかりました
- 日本語 脳科学の奇妙な言語獲得論 2 2022/04/04 13:13
- 哲学 説得力を修辞の巧みさまたは論理の強さの2つに分析するにはどうすると良いでしょうか? 0 2022/07/20 05:46
- 哲学 感性は 理性よりもえらい。 6 2022/04/03 10:15
- 哲学 神とは――世界が世界と和解するために―― 4 2022/08/12 13:40
- 哲学 神論のエセンスは これだ 5 2022/07/19 04:39
- 文学 論理的思考能力と国語問題 3 2022/03/30 09:04
- 哲学 神論のエセンスは これだ 198 2022/10/25 04:36
- 哲学 カルト宗教の批判は 成り立ちませんか? 129 2022/10/26 05:12
- 哲学 カルトに憤りを込めて:一般および個別絶対性理論 ならびに 特殊絶対性仮説 または 宗教への絶対批判 4 2022/09/06 14:38
- 哲学 一般および個別絶対性理論 ならびに 特殊絶対性仮説 または 宗教への絶対批判 7 2023/03/13 04:59
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
-
「理屈じゃない」ってどういう...
-
古代のギリシャとインド哲学の...
-
論理学 多重量化とは?
-
倫理学で使用されている論理は...
-
「変人」と「狂人」の違い
-
「論理的」の反対語は?
-
「周知のように」という表現
-
IF関数教えてください。if(an...
-
論理学を理解するには、数学が...
-
他人の論理の不備を指摘して自...
-
ストア派の論理学の現代論理学...
-
哲学科に進学したことをとても...
-
ピュシスとノモスについて
-
「真実」の反対語は何でしょうか?
-
わざわざ難しく考える人は、頭...
-
哲学を勉強して得られる資格と...
-
一番恥ずかしい学問って何?
-
仮説(またはアナロジー)につ...
-
哲学が好きな人にしっくり来る...
-
ソフィーの世界に出て来た哲学...
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
「理屈じゃない」ってどういう...
-
visio2013での論理記号の出し方
-
「論理的」の反対語は?
-
論理学を理解するには、数学が...
-
抽象化-具体化と帰納法-演繹法...
-
理論的と論理的の違い
-
【ことば】「演繹」と「敷衍」...
-
【論理学】シェファーの棒について
-
大学哲学科の論理学と倫理学に...
-
論理学のメタ定理の証明について
-
「やましいことがないなら~」...
-
MIL記号のNANDのみすべての計算...
-
論理学と数学の関係を教えてく...
-
みっともない
-
非形式論理学について
-
論理学 多重量化とは?
-
社会思想と社会理論の違い
-
自分の世界観に浸る方法
-
言語論理と数学論理の違いは? ...
-
論証の妥当性とトートロジーの...
おすすめ情報