プロが教えるわが家の防犯対策術!

この度は大変お世話になります。
数多い質問の中からお選び下さいまして誠に幸いに存じます^^

最近、TVドラマ等を見ながらふと感じるのが
『俳優の人って、何を考えて話すんだろう…』
という突拍子も無い疑問なんです。

台本が手渡されて、自身が担う役の言葉を覚える訳ですが、
例えば、悲しくて悔しくて涙をボロボロ流す場面で
「わぁーんわぁーん(あれ、次は何だっけ?)」
「(あ、そうだ)もう誰も信じられないよ。。。」
と、思い出してから発することになるとします。

ただ、普通に辛い状況だったらひたすら泣くだけなのに、
この()の部分が頭に浮かぶのは変と申しますか、
普段の人生の中では、それこそ演技じゃない限りは無いですよね。

これは、演技派と呼ばれる役者さんだった場合、
脚本家から受け取った本の中のセリフと全く同じ内容を、
その役柄になり切った自分自身から自然と、
心から感情が湧き上がったから言えるのでしょうか??

もし、上記のことが可能であるとするならば、
一体どういう練習をしたら“台詞”を越えられるのか、
或いは、本心から出て来るメッセージになるのか、
差し支えなければご教示の程をどうぞお願い致しますm(__)m

A 回答 (3件)

学生時代、素人演劇をやっていたものです。

参考になるかは分かりませんが一例として。
役を演じているときは、カッコの中のことは思いつきもしませんね。

まずは台本を何度も何度も読んで、頭の中でその役の思考をトレースするんですね。
この人は、こういう性格だから、○○な事があったら、どうするだろうか?ってひたすら考えます。
例えば、生まれてからずっとたくさんの人に傷つけられて心がボロボロの人物であれば、やっと信頼できる人と出会えた!とまで思っていた恋人が浮気などした場合、もうきっと人を信じることが出来なくなるでしょう。
そうであれば、きっと自然と涙が出ます。だって悲しいんです。もう人に裏切られたくないと思っていたのに、って思うはずです。「もう誰も信じられないよ…」って思わず口からこぼれるかもしれません。

そしてその人物の考えを頭に入れて、練習で何度も何度も同じシーンをやっているうちに、どんどん自分が役になっていくんです。私が私でなくなります。
演じる人物になりきってしまえば、台詞は勝手に出てきます。
私達だって普段、友達や家族とおしゃべりする時、ケンカをする時に「台詞」を喋らせられているわけではないですよね。自分で言葉を選んで話しますよね。あれと同じ感じです。

私の経験で言えば、台詞は一字一句同じものじゃなくてもいいんです。
むしろ間違えないようにきっちり覚えなきゃ!って思うと「えーっと、次なんだっけ?」となってしまう気がします。
ストーリーの整合性を崩さない範囲でなら、ある程度台詞を変えてもOKでした。アドリブもありです。
要はニュアンスが伝わればいいんです。
(プロのお芝居だとまた違うかもしれませんが…)

大事なものは月並みですが、観察力と想像力でしょうか?
今まで体験したことのないことでも演技ではやることがありますよね。
常日頃から色んな人を観察するのは良い勉強になるんじゃないでしょうか?

仮定ですが、女性がおじさんを演じることになった場合、
おじさんっぽさ、と一言で言ってもそれを表現するのは大変ですよね。
そしたら、女性はおじさんをたくさん観察して、おじさんから「○○の時はどうするんですか?」と話を聞いて、それを自分の中で組み立てて「こういう風にしたらおじさんっぽいかな?」と試行錯誤すると思います。
歩くときは大股で歩く。オーバーなぐらいガニ股気味にする。椅子に座るときは足を広げる等「おじさんっぽさ」を見つけて演じてみると、見ている人は「あ、おじさんっぽい」と思ってくれるはずです。
そういう「らしさ」をちゃんと見つけられるかっていうのは、才能もしくは努力によるところが大きいんじゃないかな、と思います。
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この回答へのお礼

pocky-mo様
 お返事が遅くなってしまって大変申し訳ないです><
じっくりとご説明いただきまして、本当に有り難う御座いますっ。

 キャラクターの思考をそっくりそのままトレースして、
何度も同じ場面を繰り返して練習を重ねると、
そのシーンの瞬間は完全に自分じゃない様になるのですねぇ…
 セリフと言う時は家族などと喋る際と同じ感じで、
普通に言葉を選んで話すという感覚は未知の世界なのですが、
トレーニングを続けるとそうなれるのですね@@
 でも、アドリブも多少有っていいと伺ったので、
それはドラマを見る上で何処か気になりますね(笑)

 つまり観察力、そして想像力が豊かな男優さん、
また女優さんがプロの役者さんってことなのですかね^^
 
 皆さん、非常に興味深いお話を頂戴したため、
一番最初にお答え下さったpocky-mo様をBA差し上げます!!

お礼日時:2015/03/27 15:52

こんばんは



台本頂いてからその役になるように
自分なりにキャラをつくっていきます
入り込みやすいようにね

で泣いたり笑ったり
台詞を言うのは練習あるのみなんです
流れが詰まるとそこで現実に引き戻されちゃいますので
紙にセリフを書いたり
うろうろ歩いたりしながら台詞を体に入れ込んでいくわけです
わからない程度にセリフを言いやすくすることもしたりする方もいると思います
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この回答へのお礼

yuyuyunn。様

 早速のご回答、どうも有り難う御座います。
なるほど…キャラを作ったらとにかく頭に叩き込んで、
無意識で言葉が出て来るレベル迄トレーニングなのですねぇ。
 自動的に口から溢れる領域まで練習して、
あれだけ感動を呼ぶ演技だ出来る訳なのですね^^

お礼日時:2015/03/27 15:36

有名なのが


アメリカの映画美学校アクターズスタジオで
教えている演技法ですね

ここでは
台本をもらったら
セリフを覚えること以外に
その人物の生い立ちを考えるという演技方法です

通行人だろうが(あ、セリフはありませんが)
お父さんでもお母さんでも
子供でも友達でも
学校の先生でも
台本に書いていなくても
自分で考える
(台本に書いてあればそれでもいいのですが
普通はそんなことまで書いていたら
台本が電話帳のようになってしまうので
書いていないでしょう)

「わぁーんわぁーん。もう誰も信じられないよ。。。」なら
そのセリフだけでなく
その人はどんな場所で育ったか、どんな親か
学校の成績はどうか、友人環境はどうか
趣味はなにか等々、、、

そういう生い立ちと環境のうえで
セリフを言うようにしましょうというのが
アクターズスタジオの教え方なんですね

今ではちゃんとした俳優さんなら
だれでもやっているんでしょうね
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この回答へのお礼

k-a-r-a-p-a-n-aさま

 早速のご回答の程、誠に有り難う御座います。
生い立ちを考える所まで役者さんはされるのですねぇ@@

 ということは、その人物に完全になるというより、
真似て、考え方をインプットして、癖も合わせて
『この人はこの場面のこの状況下ではこう言うだろう』
ってことを組み立てて、再現するのですね^^
実は頭を使う作業だったとは…俳優さんも色々と大変だ(笑)

お礼日時:2015/03/27 15:42

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