
「解決済み」にしていない質問に関係するのですが、改めて質問させていただきます。
事情があって、私が書類を書かなくてはならなくなり、過去の見積書(契約書を交わすお仕事は、あまり無いので)を確認していて疑問が湧きました。
私は、製作過程の仕事をメインにしていますので、お金や書類は殆どいじっていません。ですので、常識な事でも分かっていませんので、噛み砕いて教えていただけると助かります。
私の経験では、見積書を出して受注できた場合でも、納品までの間に、お客様から何かしらの変更があることが多々ありました。(原稿の修正や差替え、色の変更、用紙の変更、納期変更など)。
お客様からの変更の指示があった場合でも、改めて見積もりをし直したりせずに、請求時に変更にかかった分を加算して請求してきたようです。が、これって普通のことなのでしょうか?
当社で出した見積書を見ても、他社からいただいた見積書を見ても「変更があった場合は云々」と書いてあるものは見つかりませんでした。
変更があった場合は、料金が変わるのは当たり前だから、わざわざ書き添えなくてよいのでしょうか?
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
> これって普通のことなのでしょうか?
「普通」ではありますが、「トラブルの原因」でもありますね。
すなわち、供給側からすれば、「原価が増えれば、料金が変わるのは当たり前」ですが、需要側からすれば、予定していた金額から、価格が上がるのは、決して「当たり前」では無い場合があって、そう言う場合に金銭トラブルが発生します。
あるいは、変更などを気前良く「OK!」と言っちゃうと、相手は「サービス」と誤解し、どんどん追加や変更の要求をして、いざ請求の段になると、倍以上の金額などになりますと、「それなら先に言ってよ・・」みたいな事態になってしまいます。
実際、「サービス」と思ってたものが、かなり後から百万円単位で請求され、「有償なら先に言え!」と言うトラブルになった経験もしました。
私どもが所属する業界(機械設備など)では、金額も高く、供給者側での競争も激しいので、そう言う事例も珍しくありません。
また供給側が悪質な場合もあれば、需要側が悪質な例もあります。
まず供給側が悪質な例は、とにかく受注すべく、安値の見積を提示しておいて、後から「追加」を請求するみたいな感じです。
一方で需要側が悪質な例は、まずは低額な見積となる条件で見積させておいて、契約してから、チョロチョロ追加条件を出して来て、かなりスペックを引き上げても、「契約金額は元のまま」みたいな主張をしてきます。
悪質な競合会社には注文を奪われ、悪質な顧客からは、利益どころか損害を与えられ、堪ったモンじゃないです。
ただ、私どもも食って行かなきゃなりませんので、そんな悪質な連中に、やられてばかりは居られませんので、色んな対策をしていますよ。
そう言うトラブルを回避する術として、キチンとした契約では、個別契約以外に、「取引基本契約」などを結ぶ場合が多く、その基本契約の中で、トラブルが発生した場合の取り決めなどをします。
たとえば、見積金額から5%以内の増減は、価格変更しないとか、それ以上の増減があった場合の、手続き方法などを、包括的に決めておくワケです。
そこまでキチンとした契約では無い場合(少額とか、リピートでは無い顧客)は、多少の変更くらいなら、サービスで対応出来る場合もありますが、許容出来ないレベルの追加や変更があると、
・「再見積」の上「再契約」。
・追加金額分を追加発注して貰う。
・事後に差額を精算することに関する「覚書」などの締結。
・メールやりとりで、追加支払いに合意した事を証拠化。
などしますよ。
また、ちょっとでも不安や懸念がある場合は、見積書の備考欄に、「追加請求する場合がある」的な補足は、書き添えています。
法律上は、契約は口頭でも有効なのですが、トラブルになると「書いたものが物を言う」世界で、自分が当たり前と思うことでも、相手にとって当たり前ではない場合もあります。
それと「変更があった場合は、料金が変わるのは当たり前」なので、裁判でもすりゃ勝てる場合が多いですが、その裁判なども、普通はしませんしね。
私どもの業界で言いますと、顧客側の都合の変更などがあって、1千万円くらい原価が上がっても、顧客の大会社が屁理屈を言って、「追加を認めない」なんて言う場合もあるのですが、裁判すれば、まず勝ちますけど・・。
次の取引が無くなるとか、弁護士費用や係争に要す労力や時間を考えると、「裁判まではやらない」と言う判断
が殆ど・・と言うか、そう言う裁判はやったことが無く、泣き寝入りも多いです。
従い、出来れば「わざわざ」でも、「なるべく書き添えた方がよい」と思いますよ。
「親しき仲にも礼儀」で、親しい間柄こそ、金銭トラブルなど抱えたくないですから、契約などはキチンとなさった方が良いと思います。
最後に、金額変更のコツは、「納品前」にやることです。
納品しちゃうと、顧客側が強くなってしまいますので。
「価格変更に応じないなら、納品はしない!」と言う人質がある状況で、追加費用の交渉をすることが、交渉をスムースに行う、重要なコツです。
key00001様、あなた様のお答えは、まるで企業小説でも読んでいるようで、ドキドキしながら何度も読んでしまいました。
零細の私の会社とは規模が違い過ぎて、(数万円~数十万円の物で相見積もりです。一万円以下の物で、合い見積もりを求められたこともあります)、雲の上のお話のように思えますが、参考とさせていただけるところも多くて、ありがたいです。
機械を買う時に、契約をしてから、別のオプションがあるのを知ったけれど、交換してもらえなかったことは何度もあったので、こういうことなのかなぁと、お答えを読みながら考えたりしました。
今度、会社で機械を買うことがあったら、機械屋さんに、私からもサービスをお願いしてみようかなぁ。
> 変更などを気前良く「OK!」と言っちゃうと、相手は「サービス」と誤解し…
見積もりを経ての発注でも「サービス」を期待されているんですね。
見積もりは、利幅を圧縮して提出しているのに…(T_T)
> 個別契約以外に、「取引基本契約」などを結ぶ場合が多く…
ぜひ、まねさせていただきたいです。でも、私の会社の規模では、大げさ過ぎてしまいますので、何か変わるものを考えようと思います。
> 金額変更のコツは、「納品前」にやることです。
これは、かなり難しいです。「間に合わなかったら、いらない」という場合が多いので。
受注できたら、「とにかく納品が先」で、「金額交渉は後」となってしまいます。
それで、泣き寝入りが多いのかと、納得してしまいました。
よそ様の会社のやり方など、教えてもらうことなどないので、こういう風に書いていただけて、本当にありがたいです。

No.6
- 回答日時:
>何もないのに「できあがっての請求が高くなってしまいました」では、私でも怒ると思います。
でも、注文内容の変更があれば、増額は仕方ないとも思うのです。増額は仕方ありませんが、従来の見積もりを超える場合は見積からやり直します。
要するに、私の認識では「見積を超える請求はありえない」と思っていましたが…。
>上に書いたような理由で、私の頭の中には「変更=増額」としかありませんでしたので、
> 金額の変更は普通にあることです。
> しかし、その結果見積を超える請求金額になった時には…
のところで、見積もりより安くなる変更があるのかと、驚いてしまいました。(お答えの趣旨と違うことを書いてしまって、ごめんなさい)
これも私の認識では「変更=減額」という認識でおりました。よほどのことがなければ増額の変更など却下しておりましたので…。
再度のお答えをありがとうございます。
そして、Faye-15様のお考えをはっきり書いてくださって、ありがとうございます。
Faye-15様が発注する側にいらっしゃるという以外は、どこら辺をメインに、どのようなお仕事をされているのかはわかりませんので、お仕事のやり方などが、私の方とは隔たりがあるのかもしれませんが、「見積を超える請求はありえない」「変更=減額」と、認識されていらっしゃるとのこと。
極端になるかもしれませんが、私とは正反対のお考えでいらっしゃると思います。
ですので、私が常識と思っている考えと、全く反対の考えを常識とされている方がいらっしゃることを、「見積もり」と言われた時には思い出せるよう、見積書の表紙に Faye-15様のご回答をプリントして貼っておこうと思います。(問題ありませんよね?)

No.5
- 回答日時:
金額の変更は普通にあることです。
しかし、その結果見積を超える請求金額になった時には相手方の了解が必要になると思います。
相手方も見積もりを基に実施の決裁を取っているはずなので、「できあがっての請求が高くなってしまいました」では支払の決裁が滞る可能性があります。
お答えをありがとうございます。
何もないのに「できあがっての請求が高くなってしまいました」では、私でも怒ると思います。でも、注文内容の変更があれば、増額は仕方ないとも思うのです。
お客様からの変更のために、それまでに作った分は使わなくなることがあります。「最終的に使わなかったんだから、それについては支払いしないよ」と言うお客様もいらっしゃいましたが、こちらは「使わなくなった」分もお金をかけて作っているのですから、ただ差し引かれてはたまったものではありません。
ですので、安くしたくて変更を言われているのがわかるお客様には、「使わなくなったところも、作った分は請求します」と申し上げています。
Faye-15さまのご経験では、見積もりより安くなることがよくあるのでしょうか?
上に書いたような理由で、私の頭の中には「変更=増額」としかありませんでしたので、
> 金額の変更は普通にあることです。
> しかし、その結果見積を超える請求金額になった時には…
のところで、見積もりより安くなる変更があるのかと、驚いてしまいました。(お答えの趣旨と違うことを書いてしまって、ごめんなさい)
No.3
- 回答日時:
「私の経験では、見積書を出して受注できた場合でも、納品までの間に、お客様から何かしらの変更があることが多々ありました(原稿の修正や差替え、色の変更、用紙の変更、納期変更など)」
→そのようなケースは、どんな業界でもよくあることです。
「お客様からの変更の指示があった場合でも、改めて見積もりをし直したりせずに、請求時に変更にかかった分を加算して請求してきたようです。が、これって普通のことなのでしょうか?」
→手続きが面倒なので、そのような対応をするケースは多いでしょう。
ただし、本来は再見積もり、再契約です。
そうでないと、後々に別な人が見たときに、つじつまが合わなくなります。
顧客情報管理としては、スペック、見積もり、契約は各案件ごとにファイリングします。
これが、担当が替わっても同じ品質を提供できるという顧客からの信頼に繋がります。
営業担当でなくても、この程度のことを理解しておくと、視野の広い人間にあります。
商ルールに反したことをしていたのではないかと、心配になったのですが、お答えを読んで、「ベストな方法ではないけれどルール違反はしていない」とホッとしました。
「顧客情報管理」なんて、私の直接の仕事ではないし、「私にはわけがわからないこと」で、ずっときました。(私の仕事ではないので、口を出すと怒られますし。)でも、知らんぷりばかりもしていられないんですね。
まずは、繰り返しご注文いただいているお客様だけでも、少しは流れが把握できるように意識して、自分なりのまとめ方をしてみようと思います。
No.2
- 回答日時:
すみません、不足してました。
>お客様からの変更の指示があった場合でも、改めて見積もりをし直したりせずに、請求時に変更にかかった分を加算して請求してきたようです。
契約書の類は、訴訟問題だとか、金の動きの証明といった、何かに使われないなら、無いも同じですから。動くお金が小額などで最悪そういった問題があった時に不利でもいいと覚悟している場合、あるいはそういったことはまず無いと考える場合に、手続きの一部を省く(見積もりもしないでいきなり請求とか)ことも実際あると思います。
最低でも「商品とその報酬」さえあれば商売(ビジネス)として完成しますから。
見積書はメニューですか。分かりやすいたとえですね。
なら、トッピング用(ちょっとした変更用)のメニューも用意した方がいいかしら、と余計なことまで想像してしまいました。
> 「請書」も、「見積もり通りの内容ならお受けします」という契約
ここの部分も分かりやすかったです。
> そこから外れた内容の仕事・報酬になってしまったら当然契約は不成立で、再契約です。
この「契約は不成立」ということろは、うなずけないこともないのですが、再契約となると、こちらが滅茶苦茶不利になってしまいそうで怖いです。
> 契約書の類は、訴訟問題だとか、金の動きの証明といった、何かに使われないなら、無いも同じですから。
ここの部分も、「そうなんだ~」と、うなずいてしまいました。
分かりやすく、「考え方」を教えてくださってありがとうございます。
分からなくなったら、お答えを再読して、頭を整理しようと思います。
No.1
- 回答日時:
普通だと思います。
見積書は「こういう仕事でこういう条件なら、いくらですよ」という(レストランで言うならメニューですね)を示すものであって、契約ではありませんから。「請書」も、「見積もり通りの内容ならお受けします」という契約であって、そこから外れた内容の仕事・報酬になってしまったら当然契約は不成立で、再契約です。ですからわざわざ「変更があった場合は云々」なんて必要ありません。
実際、見積書・請書通りにいかないことは多いと思います。
>変更があった場合は、料金が変わるのは当たり前だから、
料金を変えるかどうかも含めて、(見積書を用意する等の手続きも含めた)契約の仕切り直しです。
ただ、用意した見積書からだけでは、当初の見積もりと仕事内容が変わったかどうかはわからない場合もあると思います。予定をはるかに越えた仕事をさせられているにも関わらず、「(書面上は)見積書通りだから、値段は変えられない」と相手に言われればそれまでかもしれません。ただそこまで信用出来ない企業はあまり無いでしょうし、もしあったとしても運が悪かったと諦めた方がいいと思います。支払いが大規模とか信用ならない相手とかでそういう失敗を絶対避けたいなら、見積書・請書をなるべく細かく書いておくことが後々の保険になるかもしれませんね。
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