
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
すばらしい観察眼に敬意を表します。
ご指摘のとおり、本来「わかりました」と「かしこまりました」には敬度に差があるので、併用するのがむずかしい気がします。
可能性は2つ考えられます。
1)やり取りの流れのせい
たとえば、お客さんからのクレームの電話だとします。
クレーム対応ですから、「わかった」の意味では「かしこまりました」と言うのがフツーでしょう。ただしお客さんが「わかったの(か)?」と訊いたら「わかりました」とこたえるかもしれません。
これはちょっと苦しい解釈ですかね。
2)細かいニュアンスを考えていない
いささか失礼な推測ですが、その日本人上司が細かいニュアンスを考えていない可能性があります。
「かしこまりました」ばかりを繰り返すのはよくない、という意識が働いたなら。「かしこまりました」と敬度が近い「承りました」「承知(いた)しました」を使うべきでしょう。
質問文中気になったことを少々。
「わかりました」は「砕けた言葉」ではないでしょう。フツーの丁寧語です。「敬度があまり高くない」とは言えそうです。
「かしこまりました」は「最高級の敬語」ではないでしょう。
まずこういう場合に「最高級」と言えるか否かです。「敬度」が「高い」とは言いますが、「最高級の敬語」と言ってしまうと、何やら「高価な敬語」のようです。
「最上級の敬語」のほうが自然でしょう。
さらに言うと、「非常に敬度が高い敬語」くらいのほうがもっと自然な気がします。
ついでに書くと、「かしこまりました」「承知しました」も非常に敬度が高い敬語です。一般には謙譲語と考えられていますが、実は謙譲語としている辞書はないはずです。
個人的にはほぼ謙譲語だと思いますが……そんなことを書いてもあまり意味はありません。「承知いたしました」なら謙譲語になります。
「承りました」は謙譲語です。
詳しくは下記をご参照ください。
【「了解しました」「了承しました」「かしこまりました」「承知しました」「承りました」】
http://ameblo.jp/kuroracco/entry-12058831901.html
以下は一部の抜粋(重言)。
==============引用開始
「了解」「了承」は目上には使わないほうが無難。「~しました」をつければ丁寧語で、「~いたしました」をつければ謙譲語になるが、とにかく使わないほうが無難。ただ、同格や目下に対して「了解(しました)」はOK。
「承りました」「承知しました」「かしこまりました」は、謙譲語として広く使える(辞書的には謙譲語ではないものもあるが)。
ほぼ同様に使えるが、あえて厳密な使い分けを考えるなら……。
「承りました」「承知しました」は、ほぼ同様に使える。注文などを「受けた」くらいの意味合いが強い。
「かしこまりました」は命令や指示などを「理解して従う」くらいの意味合いが強い。
ただし、厳密な使い分けはないので、さほど神経質になる必要はない。お好きなのをどうぞ。
「承る」には「聞く」の意味もあり、「貴重な話を承りました」などと使う。これは「承知しました」「かしこまりました」にはできない。「貴重な話をありがとうございます」くらいのほうが一般的だし感じがいい気がするけどさ。
==============引用終了
No.4
- 回答日時:
こういう会話に聞き耳を立てて、疑問に思う。
これは凄い事です。日本人でも相当数は疑問にも感じない点。勉強されていますね。感心しました。単純に、相手が目上、会社の力関係が上、歳が上、等、「かしこまりました」を使う場面は「わかりました」よりは限定されます。今や「了解です」と言っている人も居ませんか? 流行り廃りもあります。
判例を上げると限り無しですが、この辺りが自然に使い分けられる様になれば、貴方の語学力は日本人と同レベル。いや、細かな拘りがあるので、上を行く部分もある事でしょう。
仕事しながらも勉学に勤しむ、わたしも見習わねば。
No.3
- 回答日時:
「かしこまりました。
」は、相手の言う事は、理解しましたよという意味です。
その上で、
「わかりました。」
は、理解した上で、そのように行動をしましょうという意味です。
たとえば、(A上司とB部下の会話)
A「書類は、机の2番目の引き出しの中の、青いファイルにはさんであるので、そこから出してくれるかな。」
B「かしこまりました。」
A「それを、〇〇社まで届けて欲しいのだが。」
B「わかりました。」
「かしこまりました。」は、自分より上の方に対して使われます。
No.2
- 回答日時:
日本語会話において、同じ返事を何度も繰返すことは、空返事(人の話をしっかり聞かず、適当にする返事のこと)のような印象を与えたり、「もうわかったから、この話を早く終わらせたい」という風に見えてしまったりすることがあります。
そこで、返事に色々と変化を持たせながら、相手に「あなたの言葉をちゃんと頭を使って聞いています」という風に見せるのです。
例えば「わかりました」も、「承知しました」「了解致しました」「さようでございますか」・・・等と色々と違う言い方をして、言葉に変化をつけます。おそらく「かしこまりました」も、その上司の方にとってはその程度の意味でしかなかったのだと思います。
日用的な観点からですが、「わかりました」が使える相手であれば、「かしこまりました」を使っても別に構わないと思いますよ。「かしこまりました」しか使えない相手なら別ですが。
「わかりました」は、目上や客先などに対してよく使われる敬語で、「砕けた言葉」ではありません。「砕けた言葉」というのは一般的に、友達や家族やごく親しい人に対して使えるような言葉のことを言いますね。
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