幹線計算のインピーダンス法について

インピーダンス法で電圧降下eを計算する場合、書籍等では

e＝K × I ( Rcosθ + Xsinθ ) × L　(θ：力率)

とあり、これを資料に当てはめると太い幹線であれば力率が悪い(cosθが低い)程インピーダンスZが大きくなり電圧降下も増えますが、100sq辺りを境に力率が悪い程インピーダンスが小さくなります。

細い幹線では力率が悪い程電圧降下を抑えられる事になってしまいますが、インピーダンスは導体抵抗とリアクタンスの合計なので、力率が1の時にインピーダンスが最小になると思うのですが、どのように解釈すれば良いのでしょうか。

No.1 回答者： fuefuki-douji 回答日時： 2015/08/18 20:48

そのとおりで、鋭い指摘です。

電線が細いときは抵抗に比べてリアクタンスが小さいため、力率が１ならばeはＩＲに近く、
e=E0-E≒IR(概算式と同じ）
電線が太いときは、写真のように
e=E0-E
となります。

この回答へのお礼

回答有難う御座います。
導体抵抗Rは直流電流での抵抗ではなく誘導性リアクタンスである為、誘導性リアクタンスが相対的に小さい細い幹線では力率が悪くなると容量性リアクタンスの影響が減り、結果としてインピーダンスは小さくなるようです。

お礼日時：2016/04/18 00:51