アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

できれば現役、あるいは経験者の方、

またあるいはこの業界に非常に詳しい方に質問があります。

映画、ドラマ、小説、漫画、ゲームとシナリオが重要とされるもので

様々な方がこれらの媒体を介して世にシナリオを送り出しているわけですが

どうしても妥協したくない、緻密かつ重厚な世界観を作ろうと思ったら

やはり一番それに向いているのは小説や漫画でしょうか?

だって・・・映画やドラマやゲームなんてものは

いくらシナリオを緻密かつ重厚に描きたくても予算や尺などの問題が付きますし・・・

その点、小説や漫画は、紙とペンとアイデアと技術と気合があれば

あとは人気が出て打ち切られない限り好きなだけ作りこんでいけますもんね?

かの世界的に人気のファンタジー小説、「ハリー・ポッター」なんかも

まるで見てきたかのように魔法世界の公的機関やらどうでもいいお菓子の設定まで

細部まで作りこまれてますし、いまだに社会現象を巻き起こしている

「進撃の巨人」も、細かい設定まで考えられています。

緻密にシナリオを作りこめる媒介を表すとしたら、

小説>漫画>ドラマ>映画=ゲーム

とこんな感じでしょうか?

質問者からの補足コメント

  • うーん・・・

    おお・・・やはりですか・・・厳しいものですね・・・

    No.2の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2015/09/28 20:44
  • なるほど・・・いずれも一長一短があってなかなかままならないと・・・

    しかし大方予想通りですね。

    No.1の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2015/09/28 20:48

A 回答 (2件)

全然、現役でも経験者でもありませんが……。



確かに質問者さんのおっしゃる通り、綿密な世界観設定を読者に対して直接伝えることができる媒体は、小説が一番だと思います。
とは言え、それは言わば舞台裏の設定を伝えるのに優れているだけで、ただ世界の外見だけで言えば、ビジュアルのある漫画・映画などの方が圧倒的に優れています。
実際、世界観設定が細かいことで知られるファンタジー小説「十二国記」でこんな文があります。
『陽子が与えられたのは、天井の高い豪奢な部屋だった。内装はもちろんのこと、家具からテーブルの上に揃えられた水差しやグラスに至るまで、贅を凝らした風情がある。部屋は広く、ガラスの入った窓は大きい。花が生けられ、香が焚かれて、巧国の辺境に住む農夫なら目を回しそうだ。』
これは普通に読めば、特に問題のない場面描写です。
しかし、これには色に関する説明がありません。また、天井の高さは書いてありますが、広さは説明していません。花もユリかスミレか、はたまたヒマワリか。わからないことは多いです。
しかし、これが漫画・映画などであれば、目で見るだけなので、そういった光景がすぐ分かります。
まあ、もちろん、小説でも補足説明はできますが、あんまり説明しすぎると邪魔ですので、普通は説明しません。

また、世界観を考える時間から見ても、小説は決して安穏としていられるものではありません。
特に、日本のライトノベルという市場はスピードが速いです。
作家は、3~4ヶ月に1冊くらいは新刊を出すのが一般的です。
そして、その1冊というのは、漫画化したりすると2冊分になることが多めです。
ところが、漫画というのも3~4ヶ月に1冊くらいは新刊が出ますね。
つまり、小説(ライトノベル)というのは漫画の倍の速度で、物語を書く必要があるのです。
世界観をがっつり綿密に考える余裕は、それほどありません。
まあ、小説は漫画と違って絵を描く時間をはぶけますので、細かく比べれば、どっこいどっこいになるかもしれませんが。
また、ドラマはともかくとして、一部の映画なんかは構想に数年かけるものもあります。
実際、渡辺謙さんも出演した「インセプション」の構想は10年です。
たった2~3時間に10年かけるのです。
まあ、小説でも構想に時間をかける人はいますので、これもどっこいどっこいですが。
しかし、ドラマ・映画は脚本家が数人になることもあります。
すると、役割分担ができるので、その分だけ綿密なことを考えられます。

そして、質問者さんは「どうしても妥協したくない」という文を使いましたが、実際のところ、漫画や小説は妥協も多いです。
出版社もボランティアじゃないので、作家の好き勝手には書かせません。
ちゃんと売れるように、1ページずつチェックを入れるのが普通のはずです。
そうすると、綿密な世界観を書いたとしても編集者から「これ、邪魔だから消そう」と言われたりします。
まあ、もちろん、そこでバトルしても良いですし、大御所になってしまえば編集者も何も言わないと思いますが。
しかし、それで言えば映画監督もプロデューサーと喧嘩したりして、自分の好き勝手に物語を作ることがありますしね。
実際、宮崎駿監督・高畑勲監督・押井守監督などアニメの巨匠は、好き勝手してないだろうか? と思うところが多々あります。

ただ、予算や尺に関しては、やはり小説が一枚上手でしょうか。
まあ、小説もページ数が足らない、なんてことがありますので、厳密には予算だけでしょうが。


ということで、まとめると……
・世界観設定を伝えるには小説が一番良い
・世界の外見を伝えるには小説が一番悪い
・構想する時間は、みんな同じくらい
・好き勝手できるのは、みんな同じくらい
・予算が絡むと、映画やドラマは難しく、小説や漫画は優れている

そして、さらにまとめると……
みんな一長一短。
この回答への補足あり
    • good
    • 0

漫画は、連載する雑誌の編集者が好きにやらせてくれればって条件付き。

人気投票のための妥協や連載打ち切りが多いですから。
また、今の漫画はアシスタント無しでは完成しきれません。アシの給料払えないからって某漫画家がエッセイで。
漫画より小説が上位でしょうね。
石ノ森章太郎先生のサイボーグ009の完結編、漫画でなく小説の形ってのもそのへんの事情から。
 ドラマや映画、放映時間と制作予算の制約があるので、これは漫画よりはるかに下。
ハリー・ポッターも、時間の関係で省略された部分がけっこうありますし。
この回答への補足あり
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!