単二電池

こんにちは。
山川出版の世界史Bで勉強しておりますが、ローマ世界の説明で「ローマは(中略)前2世紀半ばにマケドニアとギリシア諸ポリスを支配するようになり、地中海全体をほぼ制覇した」とあっさりした表現になっております。
あれほど、前節で活躍していたマケドニア・ギリシアが支配されたことに何の説明もないのですが、ペルシア戦争のような教科書に残すべき大きな衝突(戦争)はなかったのでしょうか??
とても違和感がありましたので、よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

紀元前2世紀前半のギリシアは、主に4つの勢力に分かれていました。

「アンティゴノス朝マケドニア」と「アエトリア(アイトリアとも)同盟」、「アカイア同盟」、及び「スパルタをはじめとするポリス群」です。

このうちスパルタは前192年、ナビス戦争で共和制ローマ・アカイア同盟・アンティゴノス朝などの連合軍に敗れ、事実上滅亡しています。アエトリア同盟は前189年、ローマに従属しました。アンティゴノス朝は前168年、ピュドナの戦いでローマに滅ぼされます(前149年に反乱を起こしたものの鎮圧され、前146年、ローマの属州になりました)。アカイア同盟も前146年、コリントスの戦いでやはりローマに敗れ、消滅しています。

ギリシアの緒勢力が協力してローマに対抗していれば、大きな戦いになったでしょう。が、実際は互いを敵視するあまり、個別にローマと結ぶなどしたため、かえってローマの介入を招き、各個撃破されたようです。
http://www.bibalex.jp/JKL/0021103700.html
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
やはり、いろいろと戦争はあったんですね。
「実際は互いを敵視するあまり、個別にローマと結ぶなどしたため、かえってローマの介入を招き」のあたりはすごくしっくりきます。
このあたり、歴史を学び、考える上ですごく重要だと思うのですが、何で教科書で触れないんですかね、、、

お礼日時:2016/01/10 11:08

戦争は何年にも渡り、何度も、あったようですよ。


教科書に、そのすべてを載せきれないのでしょう。
ローマは、今のイタリア半島、対岸のカルタゴなども含め、
地中海沿岸地域すべてを支配しようとして、
いろんなところと戦争していたので、
その中の有名なエピソードのもの、国の転機になったものしか、
教科書には載らないと思います。
古代ローマについて書かれた本は、
たくさん出ていますので、調べてみては?
塩野七海さんが書かれた、
古代から中世頃までのローマ、イタリアの小説がおもしろいですよ。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
塩野さんの小説はすごいファンが多いですよね。
勉強が一段落したら是非読んでみたいです。(^^

お礼日時:2016/01/10 11:05

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