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キリスト教においてローマ帝国東西分裂の際、ローマ=カトリック教会と正教会はそれぞれ独自に進んでいくようになったと思いますが、そこで東ローマ帝国の首都はコンスタンティノープルであるのにギリシア正教会というように「ギリシア」となるのはどうしてなのでしょうか?

A 回答 (2件)

ギリシア(ギリシャ)正教会はコンスタンディヌーポリ総主教庁(コンスタンティノープル総主教庁)から独立した、ギリシャ共和国にある独立正教会ですし、コンスタンティノープル総主教庁は正教会(東方正教会)であってもともと同一ではありません。


正教会の組織は国名もしくは地域名を冠した組織を各地に形成するのが基本で、スラブ系正教会(ロシア正教会等)もありますし、アフリカ系正教会(エチオピア正教会等)もありますが(日本正教会もあります)、それら非ギリシャ人が主導する東方諸教会等への対義としてのコンスタンディヌーポリ総主教庁などかつての五大総主教座を中心とする正教会が「ギリシャ正教会」なのです。
どこの国のものであっても正教会の教会全体の名はあくまで「正教会」であって、五大総主教座を中心とする正教会のある場所が単にギリシャだからギリシャ正教会と呼ばれているに過ぎません。
因みにローマ=カトリック教会も正確には単に「カトリック教会」です。
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この回答へのお礼

なるほど、宗派に付属する地名は組織名にすぎず正教会においてはギリシアが有名だからということに過ぎないのですね!
ありがとうございます!

お礼日時:2016/05/12 19:01

既にお読みになられていらっしゃるかもしれませんが、Wikipediaの以下の解説が参考になると思います。



https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%AA …
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%AA …
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この回答へのお礼

ありがとうございます!

お礼日時:2016/05/12 18:58

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