プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

平安時代においては、文体によって使用する文字が異なる

とはどういうことですか…?

これを、授業でやっているのですがよくわかりません…テストまでに理解したいのでどなたか教えてください!

よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

和歌は「漢字交じり平仮名」(変体仮名連綿草体)で、書の美しさを踏まえて表記します。


日記、随筆、小説は、建前では男は創作しないことになっているため、女性の文字と云うことで「女手(平仮名)」で表記します。ここで、「女手」の「手」は「手法」の「手」の意味です。
一方、役所の公式文章や漢文章(辞や賦)・漢詩の創作は、男の分野とされ、男性の文字と云うことで「男手(楷書)」で表記します。
これが中学や高校での公式の説明となっていると思います。



以下は、大人になってからの説明です。高校教員課程では教えませんので取り扱いに注意してください。

ただし、授業で言う「平安時代」と云うのは、一般的に平安末期から鎌倉時代、藤原俊成から藤原定家の時代を想定します。平安時代初期となる紀貫之の時代には、まだ、「平仮名」は誕生していません。変体仮名での連綿草書体がやっとです。紫式部・藤原道長の時代、和歌は完全なる平仮名表記(変体仮名での崩し連綿草体)で、漢字交じり平仮名ではありません。逆に日記、随筆、小説は女手(平仮名)で表記といいますが、実際はキーワードを漢語・漢字で示す漢字交じり平仮名の文体であったと推定します。和歌を「漢字交じり平仮名」と表記するようになるのは平安末期以降のことです。藤原定家の時代以降、読み手が読み易いように・誤読しないようにと云う配慮を下に、万葉集、古今和歌集、新古今和歌集などの歌は、同じ「漢字交じり平仮名」の姿に統一して紹介するようになりました。
    • good
    • 0

多分それは「変体仮名」のことではないでしょうか。


以前、日本には漢字しかありませんでしたので、ひらがなやカタカナが誕生する前は漢字の読みをそのまま口音に当てはめて使用してました。(万葉集などはそれで歌が詠まれてます。)

詳しくはこちらを参照してください。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%89%E4%BD%93 …

また、「変体仮名」で検索かけられるといろいろ出てくるかと。
    • good
    • 1

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!

関連するカテゴリからQ&Aを探す