心理学を勉強すると、人の性格を分析することができる、人の行動の動機を知ることができる、など他人や自分の理解が深まる、、ということはありますか。
また、それによって人との関係や社会との折り合いがとれるなどの利点はありますか?
それとも、そんな机上の勉強は、ほとんど役にたたないと思われますか。
犯罪心理学などを勉強しておくと、なにかストレスを感じたりするときに、良い方向性を見出すことが出来ますか。
生活心理学の通信教育がありました。
そのような生活に密着した勉強をすると、なにか自分の成長などに+に働くということはあるでしょうか。
また、テキストなどを推薦していただきたいのですが、、、大学の公開講座に通うというのも良いかと思っています。
それより、生の人間と付き合う方がよほど勉強になる、というご意見でもけっこうです。
また、生の人間と付き合うときに、それらが役立つか、またはそれはよけいなものだと思われるのでしたらそのようなご意見でもけっこうです。
No.5
- 回答日時:
ほかの方々もおっしゃるとおり
学んだことを人生に役立てられるか否かは
結局のところ本人しだいと考えます。
その上で付け加えておきたいことがあります。
それは「心理学を勉強する」という言葉の使い方です。
自分や他人の心理や性格を分析したり
理解しがたい行動の動機を知ることができるのでは?と期待して
それらしい答えを用意してくれている本を読んだり,
通信教育を受けたりすることで「心理学を勉強」している人は少なくありません。
しかしながら
心理学者は個人の「心理」を分析するのが仕事ではありません。
(犯罪心理学の専門家と称してワイドショーなどでもっともらしいコメント垂れてる人たちの
ほとんどは心理学者ではない)
また「性格」やら「動機」やら「心」やらが人の内部に実在すると素朴に考えてはいません。
それらはいわゆる「素朴心理学的概念」に属するもので,
それ自体が心理学の研究対象になっています。
では素朴心理学と学術的心理学はまったくの別ものかと言うと
そうは言えないところに心理学特有の難しさがあります。
実際,学術的心理学の中には
素朴心理学的概念を定義しなおすことで流通している概念が存在しますし,
経験則として知られてきた事実を洗練して法則化したものもあります。
一方で学術的心理学の知見が(しばしば時代遅れだったり歪曲されて)普及し,
自分や他人の行動の日常的説明に利用されている事実もあります。
つまり素朴心理学と学術的心理学には
相互乗り入れしているグレーゾーンがあるのです。
そして普通の本屋さんで売ってる心理学書や通信教育の中には
この範囲を出ないものが結構多いのです。
もちろん独学であっても上記のような事情を理解している方はいますし,
大学で心理学を専攻しても気づかないまま卒業していく迂闊な学生も多いのですが。
つまるところ私が言いたいのは
「家庭の医学」を熟読しても「医学を勉強した」とは言わないのに,
「家庭の心理学」レベルの本を読んで
「心理学を勉強した」つもりになっている人が多いのではないか。
その一方で,心理学の知見が目に見えない形で
われわれの生活を安全で豊かなものにするために役立っていることを
知る人が少なすぎるのではないかということです。
もちろんこれは心理学者の側が世間の需要に迎合し,
心理学本来の姿を伝える努力を怠ってきたことも原因のひとつでしょう。
私がこんな世界のすみっこで心理学を呟いているのはその反省の印です。
学術心理学と、素朴心理学の相違がよくわかりません。まあ、私は、おそらく学術心理学というものをかじってみようかどうしようかと迷っているのかもしれません。
No.4
- 回答日時:
【…また、生の人間と付き合うときに、それらが役立つか、またはそれはよけいなものだと思われるのでしたらそのようなご意見でもけっこうです。
】こんにちわ、
私見です、生意気なことを云いますが…
「はじめの 第一歩!」順序を間違えたらなにもなりませんよね?。
心理学を学ぶ前に、その心理学を学ぶために 私たちに 備わっている“道具”の理解が先だと感じましたので下記URLの本を お勧めします。
http://homepage1.nifty.com/pdo/TOintro.htm
******* ******* *******
下記URLは、心理学が人生に 役立った ほんの一例だと思います。 お読み下さいまし。
http://www.peer-net.net/j/Kato/report_Etsuko_Kat …
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
alessandraさんこんにちは
心理学は、いわゆる「自然科学」とは違うという考え方がありまして、物理の法則のように誰に対しても必ず同じ結果を与える、というようなものではありません。
故に人の心を分析できるというのはある程度のところまでで、より深い部分においてはとてつもなく難しいことになるでしょう。
また、他人に分析されて気分が良いという人も余りいないと思いますので、下手に心理学を振りかざすとまず間違い無く周囲からはうとまれます。
一方で、自分の精神を分析するのには大変有効だと思います。錯覚や思い込みからのミス等を減らしたり、他者に対してのステレオタイプを無くして自分として正しい行動を選択するには心理学は役に立ちます。
ただし、他人の性格を変えたりすることは不可能だと思って間違い無いです。あくまで自分の精神の制御ができるようになる可能性がある、ということです。
生の人間と付き合うということと、心理学を学ぶ事の違いは、生の人間関係では理解しにくい因果関係のようなものを、心理学を学んでいるとある程度予想する事ができるということでしょうか。
ただし、それは心理学の知識を使うと言うより、心理学的アプローチで人間を見る、という、「姿勢」の問題であるかもしれません。
臨床心理士のような専門家でもセンスが悪いと患者を怒らせてしまうことがあるように、実際の人間関係のポイントは、知識とは無関係の部分にあると個人的には感じます。もちろん、知識をうまく生かせるなら、それは意味があるでしょう。
参考書としては心理学全般を広く浅くカバーしている(大学のテキストにも使用されている)「心理学アスペクト」(福村出版)が入門には良いのではないでしょうか。
今でも大学で使われているかはちょっと不明なんですけど、基本的な概念をきっちり文章で理解できるので役に立ちます。
心理学は基本的には他者に適用するようなものではなく、あくまで人間の心の動きの概念化であって、その知識を深めていけば、自分の精神を見詰める良い道具となってくれるものだと思います。そしてその成長した自分の精神をもって他人に接する事が、心理学の正しい使い方ではないかと個人的には思います。
そういう意味で自分の成長のために心理学を学ぶなら、十分学ぶ意味があると思います。
いただいたご回答の中で一番納得しました。
心理学を振りかざすという結果になっては逆効果ですね。
私は、書店に並んでいるタイプの心理学、精神医学関連の本を読んできて、何か自分の問題行動や悩みなど自分の感情や教育について、すごく腑に落ちたような気がして、これがなかったらほんとうに暗中模索という気分でよけいに気が落ち着かなかったと思います。
でも、大学で扱うテキストのようなものはほとんどきちんと読んだことがなかったので、推薦書は助かります。確かに、心理学の歴史などを読んでもあまり意味がないと思います。大学の一般教養で心理学はありました。でも、例えばパブロフの犬とかあんなのは、ちょっと応用が効くように思いました。心理学アプローチで人を見る、ということもやってみたかったかもしれません。それで、相手を把握することで、こちらの出方もかわるというか、、、意味があるという回答は珍しいですね。ありがとうございます。
No.2
- 回答日時:
度合いや量の問題で。
この世のありとあらゆるもの、何でも良いです。ゲームでも漫画でも。少なからずは対人関係や自己成長に役立つでしょう。
こういう社会的な素養というものは別に話題の一つにしても、何らかの潤滑油になる訳ですから、何も心理学が特効薬的に役に立つかとは限らないかと。
心理学は学問にすぎませんから。生活に密着した勉強と言われても学問となるとかけ離れます。例え料理でもそれを学問にした瞬間、別の何かになります。
例えばフランス料理の歴史とか、ルイ王朝の頃の料理を当時の技法で再現するとか、日常の家事レベルでは余り関係ない話でしょう。まぁもちろん料理の基礎的なものは勉強になるでしょうが。
単純に人間関係に役だたせたいのなら、その辺の本屋で売っている心理学テストの読み物でも読んでおけば十分でしょう。つまるところ料理がうまくなりたいのなら、その辺の料理の本でも読んで後は実践。フランス料理の歴史とか勉強するのは学問の分野ということです。
No.1
- 回答日時:
きっぱりと「その人次第」ですね(^_^;
心理学教授が一般人よりモテる、なんてことがないことが何よりの証拠。
心理学を勉強したって、目の前にいる人の心が手にとるように分かるようになるわけではありません。
ゆえに、もし人間関係を向上させたいと思っているのなら、心理学の勉強なんかしたって役に立たない可能性の方が高いのです。
周囲の人達といい人間関係を形成するには、周囲の人達を観察するより、自分を見直した方が早いです。
誰かに指摘してもらうとか、「心理ゲーム」のHPを巡って探すとかして、自分の悪いところを見つけます。
で、そこを治せばいいのです。
ただし、この手の努力は年単位で時間がかかるのが通例ですので、その旨覚悟してがんばってください(^_^;
もしかしたら「そんなに時間がかかるんじゃ、途中で飽きるに決まってる」とお思いかもしれませんが、そこで頑張れるかどうかは……あなた次第です。
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