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お世話になります。
木造住宅の1階2部屋の間仕切りを撤去して1部屋にするリフォームを工務店に頼みました。
間仕切りの柱が1本撤去され,撤去された柱の上にあった梁の補強として
同じくらいの太さの梁が元の梁の下に取り付けられました。
元の梁と新しい梁はボルトで上下に連結されているようです。
つまり元の梁に新しい梁がぶら下がっている状態です。
補強が必要な梁にさらに重量のある梁をぶらさげても大丈夫なのでしょうか?
梁の両側の柱には1cmくらいの切り欠きがあって,2本の梁が重ねて差し込まれているだけです。
この場合,梁のたわみを計算する場合は固定端でしょうか,自由端でしょうか?
正しい施工は新しい梁を両端の柱と横に連結するべきではないのでしょうか?
建築基準法などではどのように決まっているのでしょうか?
また,参考になる文献等ありましたらお教え願います。
地震がきたら落ちないかとても不安です。
建築の関係者ではありませんが,断面2次モーメントやたわみなどは理解できます。
どうぞよろしくお願いいたします。
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
他の方へのお礼を拝見すると、なんか頼りない工務店さんですね。
柱の切り欠きに梁(多分、床梁)が掛っているということは、その柱は
管柱で、強度確保の為に通し柱にしてあると推察されます。
通し柱、管柱、床梁に付いては次の図を参照してください。
http://www.polaris-hs.jp/zisyo_syosai/tohshibash …
<工務店は梁の上下2本をつないでいるんで問題ないと言って
いますが,>
通し柱が2本、垂直に立っていて、その間に厚い梁が1~2㎝の切り欠き
に<きちんと>嵌め込んであるのならば、<理論上は>合体され厚みの
増した梁は外れにくくなります。
しかし、地震の時に木造家屋は軋み音を立てます。これは、家の各部が
変形してずれて、それで地震のエネルギを吸収しているのです。
古い家でさえ、鎹を使って柱と梁の接合部を補強しているのです。
<所謂補強された>重い合成梁ならばより一層の補強を考えなければ
なりません。地震の揺れで、家が変形した時に、柱と梁の振動周期は
当然異なります。重い梁と柱は周期も慣性も違い離れやすくなります。
離れ出したら、重過ぎる梁は凶器に変化します。
築50年の家の例を見ていただきましたが、この家は5年前の震度6強の
地震に耐えて居ます(総2階です)。外れた直接の原因は雪の重みです
が、地震の時に既にずれていたのでは推測しています。
まだ天井板を張っていない場合には、「気休めと思って補強して
下さい」とでも言って、必ず補強するようにしましょう。
意固地な工務店みたいですから。中途半端なプロは素人の言う事を
聞かないで、言いくるめようとする。
柱を取り払って2部屋を一部屋にしたとの事、その際に部屋の間の仕切
り壁の中の筋交いも取外された可能性はないのですか?
その分、家は揺れに弱くなり、通し柱も変形し易くなります。
ご面倒をおかけしております。
教えていただいた図で見ると,柱は両方とも「通し柱」で,「床梁」と補強の梁が差し込まれています。
一方の柱には「胴差し」も交差しているようで,重要な部分みたいですね。
図を見ていて,気づいたのですが
「胴差し」が交差している方の柱は以前「筋交い」のある壁に挟まれていましたが,今は壁が潰され両側にサッシが納まっています。
これって,さらにまずい状態ということですよね。
とんでもない工務店です。
No.3
- 回答日時:
「1cmくらいの切り欠きがあって,2本の梁が重ねて差し込まれているだけです。
」これは問題大ありです。地震が来たら必ず梁が落ちます。本来なら柱を下に入れて補強すべきですが、それが無理な場合は、羽子板金物、梁補強金物などで必ず補強させるようにして下さい。
ご回答ありがとうございます。
工務店は梁の上下2本をつないでいるんで問題ないと言っていますが,建築基準法では問題がないということでしょうか。
地震が来たらやっぱり落ちますよね。
No.2
- 回答日時:
固定金具が付いて無いのは何らかの理由があるのでしょうが、
不安ですね。
下の写真は築50年の古家の梁修復状況です。
太い梁の深さ1~2㎝の切り欠きに横梁が乗っていたのが判ると
思います。積雪2mの豪雪地帯で、雪の重みで家が変形し、柱が
傾き、鎹では止めきれなくなり外れました。(家のこちらの側は
3m程積もります。反対側は1m程です。)
外れて20㎝程下がった横梁をジャッキアップして、鋼製の厚い金具を
まず横梁に太いねじ込み式のボルト3本で取付け、その後太い梁に
ボルト3本をねじ込み横梁を引寄せ、梁同士を密着させました。
金具は両側に取付けてあります。
写真では、横梁が切り欠きの底部から浮いている様に見えます。
これは横梁が落ちる時に削られてできた傷跡で、修復後の横梁は
切り欠きの溝に納まっています。この後で、厚さ3㎝程の板を横梁の
下にあてがい、損傷した切り欠き部を補っています。これは、
気休めですが。
いろいろな事情があるのでしょうが、状況に応じた何らかの対策は
必要と思います。工務店さんの意見を伺われたらいかがでしょうか。
![「リフォームで柱を外した後の梁の補強方法は」の回答画像2](http://oshiete.xgoo.jp/_/bucket/oshietegoo/images/media/5/695516_56da1a2feffc9/M.jpg)
ご回答ありがとうございます。
写真まで見せていただきました。頑丈なそうな金具で留められていますね。これなら横にずれることも大丈夫ですね。助かります。
No.1
- 回答日時:
<梁の両側の柱には1cmくらいの切り欠きがあって,2本の梁が
重ねて差し込まれているだけです。>
昔の家の柱と梁の関係はそんなもんです。
柱の1~2㎝の切り欠きに梁を乗せ、鎹で止めているのが普通です。
家が変形した時に、切り欠きから梁が外れない限りはもちます。
梁の強度は、元の梁と補強梁が上下に重ねられ、きちんと一体化
されている場合は、かなりの補強効果は期待できます。
ボルトでの一体化が十分であることを祈りましょう。
決して、下の梁が上の梁にぶら下がっている状況では無いはずです。
あと大事な点は、一体化した「複合梁」が、柱にきちんと止められて
いるかと云う事です。最近は鎹では無く、各種の固定金具があります。
それが適切に使われていれば、柱と梁の剥離(切り欠きからの外れ)
は起らないはずです。
上の条件を満たしていれば、複合梁は今までより縦長の矩形断面の
梁と成り、断面二次モーメントは梁の厚みの3乗に応じて大きく
なり、強度も高まります。柱と梁の固定が良好なら、梁が厚い事も
あり、両端固定と見なすことができます。
上下荷重よりも、横方向からの負荷に対してはどうなのですか?
当方は、築90年の古い家を改築中ですが、昔の改築で2部屋の
間仕切りを去した後の梁が既に下に撓んでいるのが発見され、補強に
頭を悩ましています。「複合梁」が可能とは羨ましい限りです。
横方向からの負荷に対する対策も頭痛の種です。
築50年の家は雪の重みで変形し、梁が柱の切り欠きから外れ20㎝程
下がりました。梁をジャッキで支え徐々に持ち上げると、家全体が
軋んで怖かったです。元に戻して頑丈なボルト付き金具で固定しま
した。
リフォーム経験の豊かな工務店さんなら、プロ以上の素人よりは
安心でしょう。
ご回答いただきありがとうございます。上下に連結してさらに横方向にも固定する必要があるということですね。鎹(「カスガイ」と読むんですね)や固定金具はついていないので,横方向にずれてしまいますね。工務店に言います。
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