プロが教えるわが家の防犯対策術!

日本ではホームランバッターは4番に据えるチームが多いですが、メジャーでは3番のチームが多いです。
これはどういった考え方からくるのでしょうか?
ネットで調べたことはあるのですが、分からないので質問することにしました。

分かりやすく回答していただける方、回答お待ちしています。
よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

個人的には、高校野球の考え方が、プロでも続いているのではないかと考えます。



プロと違い、高校野球レベルですとトップクラスの選手とそうでない選手の力量の差というのは非常に大きくなります。
例えば、投手。
プロですと、どのチームにも1人や2人くらいは、150キロ台のストレートを投げることが出来る投手が在籍しています。いや、150キロのストレートというだけでは武器にならず、そこにコントロールの良さや変化球とのコンビネーションというものがなければ通用しません。
しかし、高校野球ではどうでしょう? 春の甲子園が間もなく開幕しますが、甲子園出場校のエース投手でも、120キロ、130キロ台が普通で、常時140キロ台が出るような投手は飛びぬけて球の速い投手です。それだけで打者は打つことが出来ず、凡退を繰り返します。

このような前提で考えた場合……
1番や2番の打者が上手いこと出塁できれば、次の打者がバントなどで繋ぎ、4番にチャンスでまわすことが出来ます。仮に、1番~3番が凡退してしまったらどうか? その場合、一番、打撃が良い打者から次の回が始まりますから、まず、出塁のチャンスが増えます。出塁したら、バントでランナーを進めていけばよいのです。
高校野球の場合、守備も完璧ではないですから、ランナーを2塁、3塁に進めれば、エラーとか、パスボールなどで1点、ということも多くなります。

プロと高校野球は違う、と言われるかもしれませんが、日本のプロ野球選手は、ほぼ間違いなく高校野球(公式野球)出身です。プロ入り前に徹底的に仕込まれた野球のセオリーというのがなかなか抜けない、というのは十分にあると思います。

しかも、過去のチームの成績を見ると、そのやり方がある程度、通用している部分もあります。
例えば、1966年の読売ジャイアンツの基本的な先発オーダーです。この1966年と言うのは、読売のV9時代の中にあって、最も勝率が良かった、つまり、V9時代でも最強クラスだった時代のオーダーです。

1番 柴田勲 2割5分1厘 7本塁打 25打点 46盗塁
2番 土井正三 2割4分5厘 5本塁打 39打点 14盗塁
3番 王貞治 3割1分1厘 48本塁打 116打点 9盗塁
4番 長嶋茂雄 3割4分4厘 26本塁打 106打点 14盗塁
5番 森昌彦 2割4分2厘 5本塁打 62打点 1盗塁
6番 国松彰 2割7分2厘 7本塁打 44打点 12盗塁
7番 柳田利夫 2割0分6厘 5本塁打 18打点 3盗塁
8番 黒江透修 2割4分4厘 2本塁打 17打点 21盗塁

3番の王貞治、4番の長嶋茂雄の成績はさすがの一言ですが、他の選手は……というと、二桁ホームランを打った選手もいなければ、打率2割7分の選手が国松選手のみで、あとは打率2割5分弱の選手ばかり……
このくらい差があったわけです。ジャイアンツの場合、最強レベルの打者が2人いましたけど、王・長嶋のどちらかがおらず、替わりに2割5分くらいの選手としたら、その選手を3番に入れるより、4番に入れて、ランナーが出た場合は進塁させてチャンスでまわす。1番~3番が凡退なら、4番からで出塁させ、それを送って点になるチャンスを狙う、というのが一番、効率が良いのではないかと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
確かに言われることは分かります。

しかしながら、プロ野球も年々進化しており攻撃的な2番打者を置くチームも増えてきています。
とはいえ、バントの多いチームがいることも否定できずこの辺りが gohara_gohara さんの言われるところの所以なんでしょうね。

お礼日時:2016/03/23 08:15

1番には出塁率が高い選手を


2番には小技の効く選手を
3番にはパンチもあり且つ器用な選手を
4番には一発の可能性の高い選手を

そんな感じですね
理想は、1番が出塁で2番がランナーを進める
その上で、3番4番で1点を取るという方針
1番がだめでも2番がでて3番が塁を進めることも可能という考え
より1点を取る可能性(確率)を高める考えかた
1,2番には長打力を求められてなくて、コツコツ点を取る上での4番という考え

一方で、メジャーなどでは1、2番でもそこそこの打力を持っており、犠打には拘らない
つまり早いタイミングで塁上に走者が溜まるケースを想定しているので
3番で勝負できる
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
最近は日本球界にも攻撃的な2番打者が起用されるようになってきつつあります。
おっしゃるように点を取る確率ということを考えた場合、2番打者には小技が効く選手を置くというのは必然の流れなのかもしれません。

メジャーではあまりバントは見ませんが、細かい作戦主体の監督もいてこの場合はバントなどを多用する傾向の野球をしますね。
非常に納得のいく回答で感心します。

お礼日時:2016/03/18 21:06

予想するに・・・



4番に据えた場合、1~3番がうまく出塁すれば満塁で4番に回る可能性がある。
あるいは、1~3番の内の一人以上が出塁すれば、ランナーのある状態で4番に回る。
いずれにしてもチャンスの状態で4番を迎える事ができる。

しかし、逆に1~3番全員が出塁できない事もあるわけで
この場合、最も得点能力のあるはずの4番に1回中には回らず攻守交替。
2回は4番が先頭打者、ランナーなしの状態で打席に立たなければならない、と言った状況に陥る。
先頭打者でホームランを狙うのは、以降の攻めの選択肢が狭くなるし、仮にランナーに出た場合でも、4番を走らせたり機動力を使うのはなかなか難しい。

3番に据える場合は、1、2番二人とも出塁すれば、満塁ではないにせよチャンスの状態で打席に回るわけだし、
仮に二人とも凡退した場合でも、必ず打席は回り、ツーアウトランナーなしで思い切ってホームランを狙うことだってできる。

この辺りがメジャーの「3番最強説」の所以ではないでしょうか。
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございます。
>1~3番の内の一人以上が出塁すれば、ランナーのある状態で4番に回る。
いずれにしてもチャンスの状態で4番を迎える事ができる。
確かに1~3番が塁に出れば4番という重みがぐんと増しますもんね。
こういう狙いがあったんですね。

逆パターンの回答もありましたが、そのあたりが4番最強の弱点なのでしょうか。
この説明のパターンもTVや実際の試合を観戦したときにありましたし、野球というものの奥深さを思い知りましたね。

>1、2番二人とも出塁すれば、満塁ではないにせよチャンスの状態で打席に回るわけだし、
仮に二人とも凡退した場合でも、必ず打席は回り、ツーアウトランナーなしで思い切ってホームランを狙うことだってできる。
このことは、以前MLBのTVで解説者の方が言っていたのですが当時は分からないでいました。
このような説明ですと分かりやすいですね。

>先頭打者でホームランを狙うのは、以降の攻めの選択肢が狭くなるし、仮にランナーに出た場合でも、4番を走らせたり機動力を使うのはなかなか難しい。
回の先頭でホームランを狙うというのも現実味に欠けますし、非常に難しいのではないかと僕も思います。
4番打者は打率が低い場合もありますし、おっしゃる通り足の速いバッターも少ないですからね。

お礼日時:2016/03/18 10:39

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