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精神保健学を勉強していると、心身症・精神障害・神経症のちがいがいまいち抽象的でよくわからず、考え出すとこんがらがってきてしまいます。簡潔に説明してくださる方を探しています。宜しくお願い致します。

A 回答 (2件)

 心=精神=脳の機能という観点から説明を試みたいと思います。


 心身症:ストレスによって下垂体‐副腎皮質系や交感神経の活性化が起こるが、これが過剰(量的、時間的)になって種々の臓器に障害を来たす病態(例:気管支喘息、胃潰瘍、過敏性大腸炎)。
 精神障害:精神症状を呈する脳の器質的または機能的障害(例:脳炎、統合失調症、うつ病、アルツハイマー病)
 神経症:いわゆるノイローゼのこと。一昔前は、性格+心因→結実因子→発症といった心因論(力動論)による説明が一般的であり、神経衰弱、不安神経症、心気神経症、抑うつ神経症、病的恐怖、強迫神経症、離人神経症、ヒステリーなどと分類されていたが、今日の国際疾病分類やアメリカ精神医学会の分類では、神経症から心因という概念は取り去られ、一定の症状が具備されれば、パニック障害、強迫性障害、解離性障害などと診断される。
 (心因といっても結局、自然科学的に見れば、外部環境が脳内の神経回路に何らかの事象を生じさせているのである)
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 大雑把ですが…


 心身症は、体の病気として症状が出ているけれども、その原因として心理的なものが考えられるものです。ですから、心身症を専門的に取り扱う心療内科は、内科に含まれています。ストレス性の胃潰瘍が一番分かりやすい例の一つだと思います。
 精神障害は、精神的な疾患全体を包括する用語で、神経症は、精神障害のうちの一つです。ほかに、精神病や発達障害、人格障害なども含まれています。
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この回答へのお礼

とてもわかりやすい説明をありがとうございます!沢山心や身体の病気が出てきて、どれがどれだかわけがわからなくなっていました・・・。

お礼日時:2004/07/12 22:21

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