ある本のあとがきに次のような一節がありました。
> 最初に出会った猫から始めて、順次時間経過に従って、記憶にある彼等を追いかけていくことは、そのまま私の歩んで来た人生を辿ることになった。
> そして、その時々の私の姿にどこかで呼応し共感し、あるいは刺激した彼等の姿は、私が思っていた以上に、心に鮮やかに記憶されていた。
> かくして何故彼等はこうも私の人生に、鮮明な記憶となって残っているのかについて、思いを巡らせることになった。
> やがて私は、自分が彼等の中に見ていたものが、次第に明らかになっていく気がした。
> 私は彼等の中に、人の心以上の人の心を見ていたのかも知れない。
質問1 「私の姿にどこかで呼応し共感し、あるいは刺激した彼等の姿」におかしな記述はありませんか。
質問2 「人の心以上の人の心」とは、どういう意味なのでしょうか。
No.6ベストアンサー
- 回答日時:
> 読者を想定して書くのであるのなら、読者が理解できる表現を心がけるべきではないでしょうかね
その「想定した読者」の中に「あなた」が含まれていなくても、何の問題もありません。
少なくとも、回答した皆さんは理解しているので「読者が理解できる表現」になっています。
「自分に理解できない」を「全ての読者に理解できない」と勝手に拡大していませんか?
kmeeさん。回答ありがとうございます。
>「自分に理解できない」を「全ての読者に理解できない」と勝手に拡大していませんか?
拡大していません。
私は、このサイトや類似のサイトでこの本を読んで疑問に思った点を質問しています。そうすると、私と同様に疑問に思うという回答があります。山田悠介氏がそうであったのと同様に、この著者の文章表現に問題があるのは間違いありません。
No.5
- 回答日時:
derwqqさんの修正案の文の方が著者の文より正確です。
正確ですが、著者らしさが損なわれると思います。科学論文や報告書の文章は正確さが優先されますが、このあとがきは著者の私的な情緒を表現しているのですから、正確さよりも著者らしさが大事だと思います。
あえて直す必要はないでしょう。
emedaさん。重ねての回答ありがとうございます。
私は、この本を読んでいてわからないことが多々ありました。「えっ?」「どういうこと?」と思うところは何度も読み返しました。しかし、それでも疑問は解決しませんでした。そのために、このサイトや類似のサイトで質問を投稿しています。
この本は、某自費出版社から発行されました。当然、出版にかかる費用は著者が全額負担しています。その中には出版社の利益も含まれています。すなわち、出版社にとっては、本が売れなくても儲かるシステムになっています。
ですので、出版社は、十分な校正を行わなかったのではないかと、私は思っています。そして、当然のごとく、その本は売れなかったはずです。
No.4
- 回答日時:
追記
質問1におかしな記述がない理由
この文の主語は猫(彼等)です。猫が著者の心を刺激したのですから、おかしくありません。主語が著者なら、著者が彼等から刺激を受けた、となりますが、主語は猫ですから文は正しいです。
emedaさん。再度の回答ありがとうございます。
>この文の主語は猫(彼等)です。
確かに、「呼応し」も「共感し」も猫の行為を指します。「刺激した」も猫の行為であるのなら、ここは、次のように表記すべきではないでしょうか。
(原文) 私の姿にどこかで呼応し共感し、あるいは刺激した彼等の姿
(修正案1) 私の姿にどこかで呼応し共感し、あるいは私を刺激した彼等の姿
(修正案2) 私にどこかで呼応し共感し、あるいは私を刺激した彼等の姿
No.3
- 回答日時:
質問1 おかしくない
質問2
著者は猫の中に人の心を見つけた。猫は人ではないから人の心はないのだけれど、人ではない猫が人よりも人らしく思えた。大海を漂うのくだりから、著者がつらい情況にあるときに著者を癒し慰めてくれたのは人ではなく猫だった。
極悪人を指して、「あいつは悪魔だ」「あいつは人でなしだ」と言います。生物としてみれば人間は人間ですから、極悪人だろうと悪魔なわけないし、人でないわけありません。しかし、私たちは人を生物としてではなく、文化などの精神の営みを大事に考えて、人間らしい行い、人情、道徳を大事にするじゃないですか。
人間は生まれたばかりはただの動物で、成長し人道的な行いができふようになって社会的に人間になる。
著者を慰めてくれた猫の行為が人道的な行いに著者には思えたのでしょう。著者は人間からは癒やされなかったのではないでしょうか。人間には癒やされずに猫に癒やされた。だから、人の心以上の人の心が猫の中に見えた。
emedaさん。回答ありがとうございます。
> 質問1 おかしくない
ここは、「刺激した」ではなく、「刺激を受けた」ではないでしょうか。
× 私の姿にどこかで呼応し共感し、あるいは刺激した彼等の姿
○ 私の姿にどこかで呼応し共感し、あるいは刺激を受けた彼等の姿
No.2
- 回答日時:
国語の問題じゃ無いので感性で読むべき
文章だと思います
あとがき文を私の解釈で
「昔から猫が気になってた。長年疑問に思ってたが
よくよく考えたら私は猫の中に人を見ていたのかもしれない
それは猫が人以上に人間らしいから」
って感じですかね
私は小説読まないので文学解りませんが
私の文より洗練されて美しいあとがきで有ることは
間違いないと思いました
美しい文章は「考えるな、感じろ」では無いのでしょうか?
miya483さん。回答ありがとうございます。
私は、この本を読んでいてわからないことが多々ありました。「えっ?」「どういうこと?」と思うところは何度も読み返しました。しかし、それでも疑問は解決しませんでした。そのために、このサイトや類似のサイトで質問を投稿しています。
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> 私は彼等の中に、人の心以上の人の心を見ていたのかも知れない。
これは次のように続きます。
> のべつ人生に迷い行き詰まり、まるで大海を漂う難破船のように生きてきた私には、彼等の姿は慰めであり励ましであったのかも知れない。
> 時には毅然として生きる彼等の姿に、大いなる羨望を感じていたのかも知れない。
> 彼等を見詰めれば見詰めるほど、自分がもとめているものが見えてきたのかも知れない。
> 猫は語らない。
> しかし猫は伝える。
>このあとがきは著者の私的な情緒を表現しているのですから、正確さよりも著者らしさが大事だと思います。
emedaさんからこのような回答を頂きました。
確かに、著者らしさを出すことは重要です。誰が書いても似たような文章では読む気になりません。しかし、著者は何を言いたいのかということが読者に伝わらなくては、書くことに意味はないのではないでしょうか。
著者は、「書きたいから書くのであって読者にわかるかどうかは重要ではない」と言うかもしれませんが、それは、自己満足以外の何ものでもないのではないでしょうか。読者を想定していない日記ならばどのように書こうとも書き手の自由です。しかし、読者を想定して書くのであるのなら、読者が理解できる表現を心がけるべきではないでしょうかね。
>読者を想定して書くのであるのなら、読者が理解できる表現を心がけるべきではないでしょうかね。
著名な作家なら訳のわからない本でも読者はいるでしょうが、無名な著者がそういう本を書いたとしたら、著者に共感する読者はいないのではないでしょうかね。もっとも、小学生並みの文章力でベストセラー作家になった山田悠介氏のような例外もない訳ではありませんが・・・。
以下、「リアル鬼ごっこ」(山田悠介・著)より
> 二人が向かった先は地元で有名なスーパーに足を踏み入れた。
> もの凄く機嫌が悪く、不機嫌な顔をして
> 騒々しく騒いでいる
> 十四年間の間
> 三人は分かち合うように抱き合った
> 永遠と続く赤いじゅうたん
> この話は人々の間とともに長く受け継がれていく
>「自分に理解できない」を「全ての読者に理解できない」と勝手に拡大していませんか?
kmeeさんからこのような回答がありました。私は、このサイトや類似のサイトでこの本を読んで疑問に思った点を質問しています。そうすると、私と同様に疑問に思うという回答があります。これは、理解できないのは私だけではないということを実証しています。
→ https://oshiete.goo.ne.jp/qa/9381625.html
→ http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question …
山田悠介氏がそうであったのと同様に、この著者の文章表現に問題があるのは間違いありません。この著者は、山田悠介氏の事例があることをいいことに、読者が素直に理解できない表現をすることが有能な作家であると勘違いしていると、私は思います。
>この著者は、山田悠介氏の事例があることをいいことに、読者が素直に理解できない表現をすることが有能な作家であると勘違いしていると、私は思います。
山田悠介氏の「リアル鬼ごっこ」は、自費出版の文芸社から出版されました(2001年11月)。自費出版の本は、著者が出版費用を全額負担します。そこには出版社の利益も含まれています。ですので、出版社は本が売れなくても儲かるシステムになっています。
文芸社は、「リアル鬼ごっこ」の校正はほとんどしていないはずです。売れないと見込んだ本をどんなに校正したとしても売れるはずはありません。しかし、「リアル鬼ごっこ」は予想に反して売れました。ベストセラーとなって映画化もされました。
私は、山田悠介氏のような訳のわからない文章が多くの読者を得るということを危惧します。それは、文章はこういうふうに書けばいいのだという誤った認識を若者に与える可能性があるからです。