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昨日、東京の都心部で、大規模な停電がありました。地下送電ケーブルの出火だそうです。

今、そのケーブルの構造を見ています。竹輪に例えると、食べる部分が、電気が流れる銅製の導体です。その内側・すなわち空の部分に、パイプが詰まっており、その内に絶縁のための油が流れる、そうです。

質問は、この部分のは、何と何を絶縁する役目を持っているのでしょうか?

A 回答 (4件)

OFケーブルの単芯のものですね。


中央の配管は、スパイラル配管で、スパイラル状の隙間から、導体(台形に束ねた6分割のもの)に浸透して、外側に巻き付けられている絶縁紙にしみ込むようになっています。
中央の配管は、絶縁油の通路であり、これ自体は絶縁部ではありません。
外側の油のしみ込んだ紙が絶縁体となります。
長期間使用した場合は、紙にしわがよって、絶縁抵抗が少なくなる部分があり、そこで高圧の放電が起こった場合は、紙が炭化したりして、さらに絶縁が弱くなり、強い放電が続くと、絶縁油に引火する可能性があるようです。
OFケーブル自体は、絶縁油を加圧する事により、ケーブル内部に完全に油が充填し、ボイド(空隙)などが生じて、絶縁抵抗が低下する可能性は少ないとされていました。(今回は、何らかの原因で、ケーブル内の放電が起きた可能性があると考えられています)
単芯の場合は、ケーブル外部と導体の間を油充填の紙で絶縁している事になります。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
絶縁油は、<スパイラル状の隙間から>、導体の分割部分を通り、絶縁紙にしみ込むのですね。中央にある油の利用方法が、わかりました。絶縁紙は、よく働いているのですね。(紙といって、見下すものではありませんね)

お礼日時:2016/10/15 09:00

回りを取り巻く紙にしみこみ、中央の電線と外部被覆ひいてはアースとの間に隙間のない絶縁物の層を作ります。


若干の曲げ、伸ばしがあっても絶縁層が途切れることはありませんね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
<若干の曲げ、伸ばしがあっても絶縁層が途切れることはありません>
うまく(実用面)に造ってあるのですね。

お礼日時:2016/10/19 16:00

OFケーブルも含めて電線・ケーブルのメーカーにいました。



OFケーブルの構造は、ごく簡単に言えば、中心導体とその周りに紙(絶縁紙)を巻いた絶縁層があり、その外側は鉛の被覆があってさらに鋼線を巻いているのがふつうです(可撓性=曲げやすさ を確保しながら、ケーブルとしての強度を保つため)。なので絶縁層の絶縁状態が悪くなると、中心導体から外側の金属(鉛や鋼線)に電流が漏洩して熱を持ち、やがて絶縁紙はその熱で炭化して導通状態になって最後は火災などの事故に至ります。

紙の絶縁だけでは空気層ができて(空気の絶縁耐力は小さいので)絶縁が十分には持ちません。そこで絶縁紙に絶縁耐力の高い絶縁油を充填するわけです。そのための油通路が中心導体の中心部分を通っています。

> 何と何を絶縁する役目を持っているのでしょうか?
中心導体とその外皮に当たる外側の金属(鉛や鋼線。接地されているはず)との間の絶縁です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
絶縁油は、一本のケーブルのなかの
<中心導体とその外皮に当たる外側の金属><との間の絶縁>
なのですね。
<可塑性>と<強度>との双方とも確保するため、構造が模索されてたのでしょうね。そして、中心に油を流すというのは、私にとって知って吃驚でした。

お礼日時:2016/10/16 19:25

ケーブル同士のショートを防ぐための絶縁です。



どんな図版を見ているのかわかりませんが、
中央に油が流れているのであれば、
導体の周囲が繊維状(紙状)のもので覆われており、
中央から油がしみ出す構造になっていませんか。
(導体も筒状ではなくて、繊維状になっている)

中央から導体周囲に油を補給して絶縁を確保するようになっているようです。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
<ケーブル同士のショートを防ぐための絶縁です。>
ですね。導体は
<繊維状になってい>て、<油がしみ出す構造>
なのですね。
ところで、導体が繊維状ということは、細い線を撚って太い導体にしているのですか? あるいは、導体に極く細い穴を開けているのですか?

お礼日時:2016/10/14 21:16

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