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愚問で恐縮です。

タイトルどおりなんですが、発明と開発の違いをお教え下さい。

過去の実験の試行錯誤の末に得たものが 「開発」、突発的な創意・工夫で得たものが 「発明」、という人がいるのですが、どうも違うように感じます。

たとえば、エジソンの電球は 「発明」 と言われますが、何回も実験・失敗を重ねてやっと手にした結果であるため、上に挙げた説では 「開発」 になりますよね。  でも実際には発明品と言われます。

また、世界的発明と賞されている、青色ダイオードについては 「中村修二氏が開発」 した、というメディアで紹介されています。  発明品、だと思っていたのですが ・・・ 個人では発明、企業がからむと開発、なんでしょうか?

その他、この2者の区別が難しいものがあります。

(ライト兄弟) の飛行機、ガソリン・エンジン、ラジオ、テレビジョン、潜水艦、携帯電話、電卓、ワープロ ・・・ キリがありません。

発明と開発、違いをお教え下さい。

A 回答 (7件)

発明とは、今まで無かった物を作る事です。


企業が絡んでもこれは変わりません。

但し、これは第一号のみです。
企業が量産化すれば製品を開発した事になります。
開発とは、製品を作る事です。

潜水艦なども第一号は発明です。(新兵器)
ただ、これに対抗して作れば開発になります。

潜水艦は発明。
ガソリンエンジンは発明。

携帯電話は、有線→無線化。(開発)
(携帯がトランク大の時代もあるそうです。)
電卓は大型計算機の小型化。(開発)
ワープロはパソコンのワードソフトの開発ですが、
第一号ワープロは発明扱いかもしれません。
ソフトも発明扱い(特許)かもしれません。

発明とは、誰も作った事の無い物を作る。
開発とは、それを元に利益の出る商品を作る事。^^
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。 理解できたような気がしております。

お礼日時:2004/08/10 09:20

発明には新規性が問われます。

今までにないこと、実現する方法が誰も思いつかなかったこと、今までの技術では実現が予想できなかったことを「発明」といいます。
「発明」は第3者がその方法で安定して実現できなければ「発明」とは呼びません。(確実に再現できない、ものはその方法で本当に正しいのか証明できない。単なるアイデアとしてしか見られない。)

学問では新規にある理論を提唱することがありますが、これは発明ではありません。理論に基づいて実現できれば発明になります。

ただし、学問の定理や理論の証明と発明は異なります。
発明には理論的証明は必要とされません。
その方法でやれば実現できることがわかっていればどうしてそうなるかはわからなくても「発明」といえます。

エジソンのランプを「発明」というのは電流を流せば導線が赤熱するということがわかっていてもガラスの中で真空にすれば安定して白熱させることができ、照明に応用できることを実験によって発見したため「発明」と呼ぶことができます。

したがって今ある技術を組み合わせたことだけで実現できることは発明とはいえません。今ある技術とは製造方法、物質の成分、製造装置などが文献や特許などで公に知られていることを言います。

中村教授の発光ダイオードは、今までの製造法や今までの成分、今までの製造装置では青や白色を発光させることができず、中村教授の方法によってのみ実現できたことから発明と言えます。

スペースシャトルはジェット推進装置や燃料タンクなどの要素技術を組みあせれば打ち上げられることがわかっており、きちんと設計図を引いて要員や材料を投入すれば実現することができます。こういった事例は「開発」と言います。(タンクやロケットエンジンを部分的に見れば発明しなければならないような技術革新は必要ですが)

最近発売された携帯電話には5mm角のFMラジオが入っていますが、ラジオを5mm角にする技術は初めてであってもICの技術を応用すればできることがわかっていました。(やらないのは必要性がなかったため)
したがってこの超小型ラジオは「開発」になります。

ソフトウエアのばあい、今までにない「解法」を考案すれば発明になります。たとえば円周率を今までの何倍も早く精度よく計算する方法とかです。


ランプの寿命を長くしたり明るさを明るくしたりするのは一般には「技術開発」といいますが、発明に相当する技術開発もあればそうでない開発もあります。

たとえばランプの導線はばねの様に渦巻状になっています。これは振動に強く断線しにくくなる構造ですが、この部分は発明されたものです。またランプの中を単純に真空にせず特殊なガスを微量に入れると極端に断線しにくくなります。こういった技術も発明です。しかしながらガスの成分の比率を変えたり渦巻きの導線の半径をいじることで効率や寿命が向上したとしてもその方法は今ある技術から類推できるため「発明」にはなりません。
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この回答へのお礼

なるほど、と唸ってしまいました。

> 今ある技術を組み合わせたことだけで実現できることは発明とはいえない ・・

科学には全くシロウトですが、よく分かりました。 勉強になり、有難うございました。

お礼日時:2004/08/10 09:18

発明と開発は表裏一体です。

(中には開発がなくてもすぐに具現化できるものもありますが)

開発というのは、要するに具体的に何らかのものを作ることを指します。
開発に成功した場合は、それが世に出て行くことになります。

一方発明はその時点では具現化していません。具現化するのは開発になります。
ただ開発の中でも具現化する過程で発明は生まれます。

エジソンの場合を考えて見ましょう。
電流を流すことでフィラメントを加熱して光を出すというアイディアは発明です。
そこで具体的に具現化する作業は開発です。そのなかから発明もまた出てきます。
ですからエジソンが発明しかしなかったわけではなく、発明すると共に開発し、
その中から具体的なフィラメント材料についての発明もあったということです。
ただ、電気で光を出す方法という基本コンセプトは発明ですから、電球の発明
という漠然としたイメージでは、エジソンが発明したというのが適当ですね。
でも、エジソンは発明だけでなく、開発も行い、その中から具現化するための
方法についても発明があるということで、単純には単なる一つの発明にはとどま
っていないというだけです。

中村さんの場合もやはり似たようなものですが、初めの半導体レーザーを作るという
部分は中村さんのアイディアではないから、具体化する過程で課題解決の為に生まれた
のが発明です。特許はその部分を保護しています。
中村さんの場合は開発の中から発明を生み出したので、開発と呼ばれることも
あるかもしれせんが、やはり中村さんの場合も発明に違いはありませんよ。
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この回答へのお礼

詳細なご回答ありがとうございました。 エジソンは発明と開発を同時に行なっていたんですね。  そう考えれば分りやすいです。

お礼日時:2004/08/10 09:12

>発明と開発、違いをお教え下さい。



発明は、特許法による定義です。
そして、最終段階です。
その点、開発は途上です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。 特許法による定義だったんですね。  参考になりました。

お礼日時:2004/08/10 09:09

 法的には、「既存・新規を問わず、現在自分が持っている技術を使って新しいものを作る」のが『開発』です。


 発明は、「全く新しい技術だけを使ってものを作る」ことをいい、そうでなければ特許庁に認めてもらえません。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございました。

> 発明は、「全く新しい技術だけを使ってものを作る」ことをいい ・・・

そういう事だったんですね。  理解できました。

お礼日時:2004/08/09 16:20

基本的には、過去の実験の試行錯誤の末に得たものが 「開発」、突発的な創意・工夫で得たものが 「発明」でいいと思います。



基本的な流れは、発明し実用化を目指した開発へと段階は移っていくわけですが、はっきりした区別はつけにくいと思います。

例えば、エジソンは電球を発明しました。ところがその電球は寿命が短く使い物にならなかった。
そこで開発に段階は移ります。
試行錯誤の上に、フィラメントの原料が日本の竹がいいことが分かったのです。(現在はタングステンが使われていますが。)どこから開発なのかエジソン本人でも分からないのではないでしょうか。
この発明から開発までの仕事を発明といっているのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

なるほど、理解できたように思います。  適切なご回答、ありがとうございました。

お礼日時:2004/08/09 16:17

発明は、「何か新しいことを考え出すこと」


開発は、「何かを作り出すこと」

パッとひらめいた時点では「発明」で、実際にそれを実用品というか
完成品まで作り出したら「開発」なのでは無いでしょうか。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。 そうかも知れませんね。 ただ、そうするとエジソンの電球は、京都の竹をフィラメントにして、彼自身が現物を作り出しているわけですから、「発明」 ではなく「開発」 になるのかな、と感じたりしているのですが ・・・ すみません。  たしか、フィラメントの素材に適当なものがなくて、大変苦労したと聞いた事があるものですから。

お礼日時:2004/08/09 13:36

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