この人頭いいなと思ったエピソード

以下のような内容で先月、報道されました。
詳しい方、営業停止であるか許可取り消しになるのかよろしくご回答お願いいたします。



高級リムジンの車内でシャンパングラスを傾けながら都心を巡り、非日常の気分を味わえると若者らに人気の「リムジンパーティー」に黄信号がともった。自家用車と同じ白ナンバーのリムジンで営業許可を得ずに「白タク営業」を行ったとして、大阪府警が10〜11月、道路運送法違反などの容疑で関西最大手の運行業者を摘発したのだ。客を乗せてリムジンで周遊する行為を白タク営業で立件するのは全国初といい、白タク営業が当たり前だった同業者は冷や汗をかいている。許可を得た緑ナンバー車でないと頻繁な定期点検や車検が義務付けられず、現在のリムジン業界は「安全」を後回しにしているのが実情だ。府警はそこに警鐘を鳴らした格好だが、果たして今後、業界は正常化への道へ進むのか。(井上浩平)

1時間10万円で「リムパ」

 「複数のリムジンで身体障害者手帳の割引を何度も受けている会社がある」。西日本高速道路から3月、こんな情報が寄せられたのをきっかけに、大阪府警は水面下で捜査を始めた。

 リムジンを運行していたのは、大阪府摂津市の自動車関連業者「絆コーポレーション」。リンカーンやハマーなど全長6〜9メートルの高級リムジンを最大で5台保有し、関西のリムジン業界では最大手とされていた。

 客を乗せて大阪や京都、神戸など夜の街を周遊。実際は摂津市に事務所があるだけだが、名古屋にも支店があるように装い、中部地方でも運行していた。

 リムジンの後部座席には6〜8人が対面で座ることができ、客はレーザー光線とネオンに彩られた薄暗い空間でシャンパングラスを傾ける。高級感を演出しようと、レッドカーペットの貸し出しも行っていた。

 利用料金が最も高い車種は、1台あたり平日でも1時間で10万円を「演出サービス料」の名称で請求。客の多い土日や祝日の料金は「要相談」としていた。客は利用人数で分担するのが一般的で、1人数万円を支払っていたようだ。

 捜査関係者は「非日常の気分が楽しめると若者らに人気だった。車内では『リムパ』と呼ばれるリムジンパーティーが開かれていた」と話す。

「消えるボールペン」も悪用

 今年1〜9月に493回運行し、約2570万円を売り上げるなど、平成27年2月の運行開始から、リムパブームに乗って順調に業績を伸ばしてきた絆コーポ。だが、高速代をケチったことがあだとなった。

 府警高速隊や交通捜査課などは10〜11月、偽造した身体障害者手帳を使って高速代の支払いを免れるなどしたとして、詐欺や偽造有印公文書行使などの容疑で、代表の男(35)や運転手ら計6人を逮捕。府警の調べに対し、代表は「経費を1円でも浮かしたかった」と供述した。代表自身が身体障害者手帳を所持しており、高速道路の料金所で手帳を示せば、通行料が半額になる割引を悪用することを思いついたのだという。

 自分の手帳だけでなく、紛失したと嘘をついて再交付を受けた上、さらに友人の防水業の男(43)=詐欺幇助(ほうじょ)容疑で逮捕=からも借りて計3冊を用意。高速道路を通行する際に運転手の21〜33歳の男ら4人=いずれも詐欺容疑などで逮捕=に使用させていた。

 捜査関係者によると、男らは料金所で必ずモニター付きの自動収受機が設置されたレーンを通過。手帳にその日運転しているリムジンの車番などを記入してモニター越しに提示し、係員の目を欺いた。

 当初は白い修正液を使って手帳に上書きを繰り返していたが、「何度も書き過ぎてインクが乗らなくなった」(代表)ため、こすった熱で文字が消えるボールペンを使う悪知恵まで働かせた。

広告塔…テレビ番組にも堂々登場


近年、リムジン業者は当たり前のように街中を走っているが、「摘発は以前から狙っていた」と捜査関係者は明かす。

 警視庁は19年3月、高級リムジンを使って無許可でハイヤー営業をしたとして、道路運送法違反(白タク)容疑で、東京都杉並区の会社の社長らを逮捕。自家用車と同じ白ナンバーで結婚式後の新郎新婦や誕生日のデートなどの客を搬送しており、社長らは「(営業車両が付ける)緑ナンバーを付けたんじゃ高級感が出ないと思った」などと供述していた。

 だが、その後もリムジンの白タク行為は横行。テレビのバラエティー番組や雑誌などで「リムパ」が紹介されることも増え、全国的なブームとなっていった。

 大阪府警の捜査関係者は「警視庁の事件の後、リムジンを大阪のミナミやキタでも見かけるようになったが、すべて白ナンバーで看過できなかった」と話す。

 中古でも200万〜800万円はするというリムジンを複数台保有する絆コーポは、関西のブームの牽引(けんいん)役だった。

 関西ローカルのバラエティー番組で紹介された代表は、成功への夢を抱き、九州から現金10万円を握りしめて大阪にやってきたという思い出話を披露。「リムジンに客として乗ったときに感動し、自分もこの仕事を始めた」と熱く語るなど、自ら広告塔となって事業拡大に勤しんでいた。

「移動はサービス」苦しい弁明

 府警によると、結婚式場やホテルがリムジンやバスで客を運ぶことは珍しくないが、これは違法ではない。主目的は結婚式場やホテルを利用してもらうことであり、搬送の対価を受け取っていないためという。

 だが、絆コーポをはじめとする白ナンバーのリムジン業者は違う。客の希望の場所で客を乗せて夜の街を巡り、出発地などに戻って下車させている。周遊の対価として料金を請求していることは明白だが、リムジン業者は「主目的は客の写真や映像を撮影することであり、リムジンでの移動はあくまでもサービス」と主張しているのだ。

 絆コーポも同じ手口で、「客の記念撮影」を主目的とする体裁を取っていた。ホームページでは「リムジン演出サービス」をうたい、料金を提示していたが、カメラマンはおろか撮影器具すら積んでいなかった。

 国土交通相と営業区域の運輸局長の認可を得て、緑ナンバーを取得すれば問題はないが、3カ月ごとの整備点検や年に1度の車検が義務付けられ、第2種運転免許を持つドライバーでなければ運転できない。タクシーなど緑ナンバーの車両は飽和状態で新規参入が難しく、さまざまな面で費用もかさむことから、リムジン業界では白タク営業が横行しているようだ。

 ホームページで「緑ナンバーで運行」をアピールしている大阪市内のリムジン会社の担当者は、産経新聞の取材に対し「以前はそう(緑ナンバー)だったのですが、現在は宣伝などの撮影用のリムジンだけが緑ナンバーです…」とだけ答え、それ以上の質問には応じなかった。

無車検・無保険も発覚

 リムジン業者の関西最大手がターゲットとなった今回の事件。客を乗せて周遊する営業形態を白タク営業ととらえて立件したのは全国初だったが、逮捕の報に慌てたのは同業者だ。

 近畿運輸局には、他のリムジン業者から「緑ナンバーはどうやって取得すればいいのか」といった問い合わせが複数寄せられている

府警の捜査で、さらに絆コーポのずさんな実態が明らかになった。所有するリムジン5台のうち1台は車検と自賠責保険が切れたまま運行していたのだ。府警は違法行為には厳格に対処するとして、「捜査終結」宣言後にもかかわらず、道路運送車両法違反容疑などで代表を追送検した。

 また、無車検でない別のリムジンが9月下旬、京都市内の路上でパーティー中、前部ライト付近から出火して半焼。女性客ら約10人が逃げ出す騒ぎまで起こしていた。

 「無車検・無保険の車が重大事故を起こしていたら補償はどうなっていたか。白タク行為などで利益ばかりを追求し、乗客の安全をないがしろにした運営を行っていた」。捜査関係者は厳しい表情で語った。

A 回答 (3件)

そもそも白タクは無許可で営業許可自体がないのですから、その許可の取り消しも停止も関係ありません。

違法です。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

ご回答いただき誠に有難うございました。本業の部分での自動車関連事業に対し、行政処分はどのように下されるでしょうか?

お礼日時:2016/12/26 16:40

長々と書いてあるけど


質問は営業許可の停止か 取り消しか だろう
そもそも営業許可を受けていないんだから 許可も取消もないよ
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答
いただき誠に有難うございました。

お礼日時:2016/12/26 17:45

営業許可?


白タクには、元々許可などないのですから取り消しも何もありませんよ。
身体障害者割引を悪用した詐欺罪
有印公文書偽造罪及び同文書行使
道路運送法違反
正直、摘発されたのですから懲役刑でしょうね・・・
    • good
    • 1
この回答へのお礼

ご回答
いただき誠に有難うございました。

お礼日時:2016/12/26 17:44

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!


おすすめ情報